BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第20話-第21話:忘れ去られた過去~伯父か皇帝か【ネタバレ】

10月20日16時35分ドラマ
(c) 2021 China International Television Corporation

中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて10月21日放送の第20話と第21話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第20話「忘れ去られた過去」

上陽賦(c) 2021 China International Television Corporation

蕭キの都の屋敷である豫章王府に戻って来た王ケンを兄の王夙(王夙)が待っていた。王ケンと蕭キが真実に相思相愛と知って安心する王夙。母・馬瑾若(ばきんじゃく)不在の理由を聞く王ケンに、皇帝が乱心し王藺と皇后が実権を握ったため、板挟みになって辛い思いをしたためだと話す。

王藺の弟・王栩は王ケンから引き渡された呉謙を拷問し、謝淵の後ろにいる真の黒幕を聞き出そうとするが、呉謙は口を割らない。それを知った子律は焦り、刺客を送って口封じをする。

王ケンは婚礼の日のこと、草原でのこと、蕭キと心を通わせた日のことを思い出しながら、皇都で一人戦わなければならないと決意する。

王ケンは慈安寺に出向き母と久々の再会を果たす。一緒に屋敷に戻るよう説得するが、瑾若は王家の屋敷も宮中にも戻る場所はないと寂しく話す。そして瑾若は出家すると王ケンに話す。

刺客を送って呉謙を始末させた子律は、桓公と密会し次の計画を進める。桓公は皇都出発の前に贈り物があると子律に皇帝が身に着ける龍袍(りゅうほう)を差し出す。そして各地の藩王に蕭キをけん制させ、その間に皇帝の軍を動かせる虎符と密詔を手に入れれば天下が取れると言う。
※密詔:皇帝が内密に下す命

下働きに落とされた薜道安(せつどうあん)は何とか皇帝に会おうとするが適わない。そこでかつての部下に頼んで王ケンに偽の呼び出し状を届けさせる。

子律の策略を知らない王藺は王栩に桓公と協力して、一刻も早く蕭キの軍に食糧を運ぶよう指示する。王栩は、まだ共謀者がいると朝廷で声を上げ、偽造した1通の密書を証拠に温宗慎(おんしゅうしん)を告発する。そして蕭キと王ケンの殺害を企てたと糾弾する。温宗慎が投獄されたと知った皇后は牢に駆け付け、何があっても守るので、皇太子・馬子隆に味方するよう説得するが、忠義の人、温宗慎はこれを拒む。説得に失敗した皇后は、皇太子を皇帝にするためなら温宗慎でも容赦しないと言い捨てて牢を後にする。

一方、蘇錦児を呼び出した謝宛如は王ケン暗殺に失敗した彼女を強く叱責し、子澹の為ならなんでもするという錦児に、豫章王府に戻り王ケンに仕えるよう指示する。

■見どころ:この回では王ケンは母・瑾若から、父・王藺の過去を聞かされた。かつて王藺には韓氏という愛する女人がいたが、瑾若の母に毒を飲まされ王藺の目の前で絶命した。そんな辛い思いを胸に秘めた王藺は、息子の夙の婚姻では愛する人と添い遂げさせてやりたいと、皇室からではなく、夙が想いを寄せる桓宓(かんひつ)を選んだ。だが桓宓は子律の正室になるはずだったのを、横取りした形となり、それを恨んで冷淡な妻になり不幸な夫婦生活が始まった。そのことから王藺が皇室を恨んでいることを知った瑾若だった。、父が長い間、皇族に恨みを抱いていたことを知る。瑾若がそれを知ったのは、息子の王夙と桓宓との婚礼の時だった。夫と皇族との板挟みの辛さ。これが瑾若を出家に向かわせた理由だった。それは王ケンも今後抱える理由となる。





■第21話「伯父か皇帝か」

上陽賦(c) 2021 China International Television Corporation

食糧難で後退を余儀なくされた蕭キの元に、桓公が食糧を届けると言う知らせが飛び込む。

皇帝を見舞った王ケンは衰弱した姿を目の当たりにし、傍を離れたことを後悔する。そんな王ケンに皇帝は乱心していないことを打ち明け、謝淵と除授、杜盟の後ろで糸を引いていたのは自分だと謝罪する。幼少期から可愛がってくれた伯父である皇帝が、自分を殺そうとしていたことに衝撃を受けた王ケンはその場を立ち去る。

皇帝の寝所を後にした王ケンを薜道安が待ち構え、皇后の元に同行を願いでる。ところが皇后に謁見するや、薜道安は皇后に刀を振りかざし、王ケンは身を挺して皇后を守る。そして王ケンを守ろうとして玉秀が大けがを負ってしまう。護衛が駆けつけ皇后は無事だったが、ショックで取り乱す。皇后を看病する王ケンは、その枕元から温宗慎からの愛を認めた詩を見つける。

騒動を知った皇太子・子隆と王藺がやってくる。王ケンの無事に安堵する父・王藺と抱き合う王ケンは、皇帝に忠実だった薜道安の不可解な行動を不審に思う。そんな王ケンに子隆が、薜道安が皇帝の丹薬をすり替えていたと教える。

王藺が皇帝に報告に行くが、皇帝はのんきに子律相手に将棋を指しており、事件を聞いても何の反応も示さない。皇帝の息のかかった金全が持って来た丸薬を飲み、腹痛を訴えて子律と厠へ。厠で乱心を辞めた皇帝は、子澹に刺客を送り、子隆に謝宛如を凌辱させたのも全てお前の仕業だろうと迫り、子律を驚かせる。跪き詫びる子律に皇帝は、王氏を倒したかったが自分にはもうその力はないと告げ、子律は時期を待って必ず自分が王藺らを排除すると約束する。

豫章王府に戻った王ケンを第3皇子の子澹が待ち構えていたが、王ケンはそっけなく突き放す。玉秀のお供がないことに気づいた宋懐恩に、彼女が自分を守ろうとして重傷を負ったと涙ぐみながら話す。

■見どころ:子律と桓公の次なる計略も用意されるなかで、これまで冷淡だった父である皇帝から謝られ、ますます意気揚々の子律。いよいよ次回、子律たちの計略が決行される。偽りの支援で蕭キにどんな罠を仕掛けるのか?



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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