水谷豊と寺脇康文は幹事長のでんでんに啖呵を切った「相棒23」【第2話ネタバレ・3話予告】

10月23日23時55分ドラマ
©テレビ朝日

10月23日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)で、芦屋議員の犯罪の真犯人は判明したが、首相を狙った爆破事件はグレーに終わった。利根川幹事長(でんでん)を前に啖呵を切った右京(水谷豊)に、利根川はすべての力で特命を消すと言い切った。10月30日、第3話「楽園」を放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」第2話のネタバレなど
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第2話が10月23日に放送された。16日に放送された第1話からの続きとなり、2つの事件には関連はなく、別々の犯人がいたことがわかった。

■第2話ネタバレあらすじ

総理大臣の藤原 (柴俊夫)が、遠隔操作の爆弾で襲撃されるという不測の事態が発生した。警察は犯人の狙いすら掴めずにいた。いっぽう、臨場した右京(水谷豊)は、現場の痕跡から、テロ実行に闇バイトが使われていた可能性に気づく。手掛かりをたどっていくと、一連の事件にヤクザの工藤が深くかかわっていることが判明した。警察はその線で捜査を進めるが、右京は一人、違和感を覚えていた。

そんな中、高田(加藤清史郎)が勤務する交番を訪れた右京と薫(寺脇康文)は、高田から右京の捜査手法を肌で学びたいと頼まれた。改めて芦屋議員の現場検証を行う。すると、残されていた血痕から、思いも寄らない事実が浮上した。血痕は犯人が傷をおってできたものではなく、吐血によるものだった。右京は近くの病院に事件当日に吐血した人間が来なかったかと聞くと、入院している日高という人間がその日外出して吐血して帰ってきたことがわかる。日高は元警官、6年前の中野無差別殺傷事件の時に一般人をかばって怪我をした。それが原因となり、現在、肝臓癌まで発症している。実は中の無差別殺傷事件の際、元・国家公安委員長で現在は衆議院議員を務める芦屋(並樹史朗)が開いたパーティの警護が割かれてしまい、手薄になってしまっていたので、日高たちが少人数で対応することになったのだ。

ところがその直後、手分けして捜査にあたっていた薫と高田は犯人が着替えをしたで有ろう廃墟を探す。地下でガスがもれていることに気がついたが、何者かが鍵をかけてしまい、二人は絶体絶命の窮地にたたされてしまう。薫は右京が助けに来てくれると信じて、証拠探しを続行する。しばらくすると、右京がやってきて、二人を助けた。

薫が見つけたのは警察官の制服のボタンだった。日高の過去を探り、右京と薫は、当時同じ派出所に勤めていた警官・仁科(内野謙太)だと思い、罠を仕掛けた。仁科は日高に常に助けられていたが、6年前の事件の際、日高を助けることができずに後悔していた。その後、日高が退庁を崩したことをしり、中野無差別殺傷事件の犯人の死刑執行が進むように芦屋を襲ったのだ。

政界を裏で操る利根川 (でんでん)のもとに右京と薫が尋ねていった。右京は人気がなくなっていた藤原内閣の人気回復のために、芦屋の死も使ったのだと推測した。利根川は藤原が襲われた後、スピーチをかえさせ、亡くなった芦屋を思うようなスピーチを藤原がした。すると人気は少し回復した。右京は、利根川がさらに藤原の人気回復のために、ヤクザを使って死なない程度に藤原を襲わせたと考えたが、利根川が認めるわけはない。死刑執行についても、利根川は何も認めない。利根川は、権力は言ってもわからない人間を従わせるためにあるものだといい、右京と薫を全力で潰すといった。しかし、数日後、利根川は幹事長を辞任した。



右京(水谷豊)の相棒はやっぱり亀山薫(寺脇康文)

「相棒season23」の第1話、第2話で、特命係と共に捜査をしていた高田(加藤清史郎)は自分こそが右京の相棒にふさわしいのではないかと考えていた。しかし、ビルに閉じ込められたピンチの時に、「俺は杉下右京という男をわかっている」と、全幅の信頼を置き、絶体に右京が助けに来てくれると言い切った亀山薫には叶わないと悟った。それを高田から言われた時の右京と薫の表情もよかった。



巨悪事件は完全解決はなし?

利根川幹事長(でんでん)がものすごい迫力で右京や薫に迫るが、それにも負けないで二人も言い返した。利根川がヤクザを使って、総理の人気回復、党の地盤を盤石にするために爆破事件を起こしたのでは?というところまで追い詰めたが、最終的な解決とはならなかった。政治がからむ事件の解決はこのパターンで終わることが多い。今回は、利根川が辞任するという決着となった。



第3話はくせもの揃いのペンションが舞台

「相棒」シリーズではよくある、“右京がとあるペンションにゆく”という設定だ。尋ねた先にいるのは個性豊かな人々で、その中には逃亡中の犯人やペンション内での事件の発生がある。30日に放送される第3話ではいったいどんなことが起きるのか?



■第3話あらすじ

右京(水谷豊)は山奥のペンションにいた。宿泊客は、小説家の岸(ふせえり)など、右京を含めて7人ほど。いずれもくせ者揃いのようだ。いっぽう、影のあるオーナーの樫村(福士誠治)は、黙々と仕事をこなす誠実な人物の様子だ。

同じ頃、温泉宿で休暇を満喫中の薫(寺脇康文)は、美和子(鈴木砂羽)に促され、気になる映像を目にしていた。たまたま撮られたと思われるその映像には、ビルから転落する男と共に、右京らしき人物の姿が映っていた。

薫は、自分の留守中、右京が違法薬物の摘発を手伝っていたと聞く。その捜査過程で浮上した怪しい人物の自宅を訪れると、男はすでに不審死を遂げていたという。そんな中、右京が滞在中のペンションでは、不穏な出来事が次々に起きて…!?



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

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