BSフジ「大王の道」第31-34話(最終回)あらすじ:修復できない関~思悼世子の死
BSフジにて放送の「大王の道」は、韓国史劇の巨匠イ・ビョンフン監督の幻の名作韓国時代劇。10月28日からの第31話~第34話(最終回)のあらすじとドラマ視聴に役立つ見どころや豆知識を一緒に紹介、番組サイトには予告動画が公開されている。YouTubeにて第1話が視聴できる。但し日本語字幕なし。
※11月1日からは、賎民の身分で馬医(馬の医者)から出発して獣医としての名声を手に入れ、のちに内医院の医官から御医にまで上りつめた実在の人物男、白光炫(ペク・クァンヒョンを描いたメディカルドラマ「馬医」を放送する。
「大王の道」は、朝鮮王朝第22代王・正祖(イ・サン)の父、思悼世子(荘献世子)を軸に3世代にわたる権力者の栄光と悲劇を描いた作品。韓国でMBCが1998年に放送された。
■キャスト
思悼世子:イム・ホ
恵慶宮洪氏:ホン・リナ
淑媛:ユンソ
英祖:パク・グニョン
ほか
■第31話:修復できない関
世子の地位から退けられる前に、大事を起こすよう、臣下に忠言される思悼世子は平壌に赴い、遊行にふけっていたが、重大な決断を下す。思悼世子が抜け出した話は、あっという間に宮中内に広まった。だが英祖の耳には入らないよう、必死で事実を隠していたが、またしてもムンが悪事を侵す。
憎らしいムン淑媛の2人の娘がまたまた小憎らしい。今回の告げ口はこの娘たちを使う。
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■第32話:宮中の崩壊
ナ・ギョンオンの密告により、平壌での出来事が明るみになり、英祖は思悼世子をひどく叱責する。そして人目のつかない地下に身を隠す。臣下の調べにより、思悼世子を陥れたのは、老論派のキム・サンノらの仕業だと確信するが、息子のために濡れ衣を被ったまま宮中を後にしようとする。
息子サンを守るために、気がふれたふりをして廃位しようとする憐れすぎる世子に注目。
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■第33話:暴政の果てに
英祖の呼び出しにも世子は病気を口実に行くことを拒否するが、再三の呼び出しにしぶしぶ英祖の元へ。自らの死を覚悟した思悼世子は、恵嬪ホン氏に別れを告げて、死刑場へと向かう。英祖は無惨にも思悼世子に自決しろと指示する。息子サン(のちの正祖)は、父親を助けようと英祖のもとへ向かい涙を流して訴えるが、その思いもむなしくその場から追い出されてしまう。
英祖から自決しろと言われるが、賜薬も刀も渡されない世子がどういう行動に出るのか?このシーンは、胸がえぐられるほどの悲しくむごたらしい場面だ。
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■第34話:思悼世子の死
思悼世子が世子の地位を失ったことで、恵嬪ホン氏は宮殿から追われてしまう。思悼世子の母、暎嬪イ氏もショックのあまり食事すら口に出来なくなる。米櫃(木箱)に閉じ込められた思悼世子は、これまでのことを思い出して涙を流し、英祖に最後の許しを請うのだが…。閉じ込められて8日目、ついに命果てる。この時、世子は27歳だった。後にこの一件を悔やんだ英祖は、世子に“思悼世子”という名前をつけた。
何ともやりきれない悲しいドラマだった。党派の争い利用された父子が憐れだ。党派についてはコチラで詳しく紹介しているので参考にどうぞ。⇒党派の年表
◇BSフジ「大王の道」番組公式サイト
2024年9月16日-10月31日 月-金10:00-11:00
◇YouTube予告動画
【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】