BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第24話-第25話:伯父との和解~託された使命【ネタバレ】
中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて10月28日放送の第24話と第24話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。
「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。
■キャスト
⇒押さえておくべき5人
⇒比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)
ほか
■第24話「伯父との和解」
(c) 2021 China International TelevisionCorporation
目の前に現れた子澹に驚く王ケン。なぜ自ら入宮したのかと聞く王ケンに「二度と話さないと誓ったから」と答える。さらに、幼少期の思い出を語り、捕らわれの身であっても共に過ごせる今が、一年で一番楽しいと言い出し、呆れ果てる王ケン。
戦地で桓公が勧める鬼霧谷に陣を張った蕭キは、巨大な戦車を作らせていた。反乱軍に包囲された簫キは内通者がいると確信していたのだ。その様子を探りに来た桓公側の将軍2人。酔ったふりをする2人を蕭キは処罰する。長引く膠着状態の中、胡光烈が早く決着をつけたいと発言し、蕭キは同期入隊して仲間で生きているのは何人かと訊ね、我々2人と答える胡光烈に、「若い頃と違って今は、兵の遺族の面倒も見る立場。最小限の犠牲で勝つ方法を考える立場だ」と語り、胡光烈は深く反省する。そこに、蕭キが処罰した将軍2人の生首を桓公が送りつけてくる。それが軍紀を乱したことへの謝罪のつもりなのかどうか探るため員、蕭キは桓公に会いに行く。
その頃、皇帝が虎符を持っていないと知った子律は態度を豹変させ、皇帝の座を狙っていることを明らかにする。そして、自分の父親がケン寧王だと暴露し、驚く皇帝に皇位継承の詔勅を迫る。
鬼霧谷では、守りを固める寧朔軍にケン寧王の軍が度々揺さぶりをかける。そんな中、偵察に出ていた胡瑶(こよう)が脱出する道を発見して戻って来る。これこそが蕭キが桓公の勧める鬼霧谷に陣を張った理由だった。一方、ケン寧王の軍営でには子律の成功が伝わり、ケン寧王は二日後に寧朔軍を挟み撃ちし夜襲をかける計略を桓公に伝える。さらに桓公は蕭キに皇都で王ケンが災難会ったことを伝えて動揺を誘うダメ出しすることを思いつく。そこに、蕭キがやってきて、桓公は軍紀を乱した将軍たちの行動を謝罪し、寧朔軍との協力体制には変わりはないとごまかす。
慈安寺では馬瑾若が王ケンの誕生祝いの為の刺繍をしていた。そこに宋懐恩が駆けつけ、皇都は物騒だが王ケンの命で大勢の兵で寺を守ると伝える。
その頃、子律は鳳池宮に出向き、子澹に「権力がなければ母も女も守れない」と暴言を吐き、王ケンを皇帝の所に連れて行く。王ケンと2人きりになると、皇帝は王ケンに改めてこれまでのことを心から謝罪。そして許しを得ると、まだ打つ手は残っていると、ある秘密を伝える。
■見どころ:この期に及んでも王ケンに未練たらたらの子澹。王ケンを助けると言いながらなんの計画もなく入宮。そうした計画性のなさに愛想をつかされていることにまだ気づかない子澹。暉州(17話)での経験は何だったのか?そんな子律を一番頼りにしている皇帝の見る目のなさも露呈したのが、この回だ。一方、戦地ではケン寧を主導でどんどん寧朔軍を追い詰めていく。そんな中での同期2人、蕭キと胡光烈の会話が胸を打つ。今後も胡光烈には要注目されたい。
次回、皇帝が明かしたある秘密が明らかに…。
■第25話「託された使命」
(c) 2021 China International TelevisionCorporation
王ケン(おうけん)は、宮殿の皇帝の寝殿から外へ通じる秘密の通路があることを皇帝から聞かされる。それは徳宣(とくせん)皇太后の墓に通じる道。かつて、皇位を奪うために兄の高宗を殺めた粛宗に腹を立てた皇太后は慈安寺に身を寄せた。死後は皇帝陵に葬らないよう遺言を残した皇太后のために、粛宗は慈安寺の地下に墓を作って埋めたのだった。墓には出口が2つ。1つは慈安寺、もう一つが皇帝の寝殿・式乾殿(しきけんでん)だったのだ。驚く王ケンに皇帝は計画の遂行を託し、馬子律に証書と遺言を書くので3日間の猶予をくれと頼む。式乾殿からの帰り道、皇后を訪ねようとする王ケンは兵士に止められ、皇后の寝所の昭陽殿に桓宓がいると知る。そこでは婚礼の準備が着々を勧められていた。
牢にやってきた子律に、これまでの全てが子律の計画だったと敵ながら感服する王藺。子律の怒りは桓宓を娶った王夙に向けられるが、「子律の恋情を知りながら桓宓を嫁に迎えた」と自分に怒りを向けさせる王藺。子律は数日後に王藺の為の宴を開いて生き地獄を味わわせてやると、その場を立ち去る。
その夜、皇帝は病の悪化を理由に王ケンを呼び出す。王ケンは、皇帝の密証を持って秘密の通路へ。すべての任務を果たして、朝までに戻ってこなければならない王ケンは、虎符を無事手に入れ慈安寺の母・馬瑾若を訪ねて事情を話す。危険を理由に止める瑾若をなだめた王ケンは、宋懐恩を伴って西門に向かう。王ケンと再会した懐恩は桓公の企みを報告する。
一方、蕭キの軍営では桓公が皇都で変事があったと蕭キに伝えていた。懐恩からの連絡も途絶え、部下たちは皇都に戻るかどうかで口論を始める。蕭キは桓公軍と寧朔軍との出陣決意を桓公に伝える。桓公はそれを受け入れながらも、皇都での王ケンの危険をことさら匂わせ、蕭キの不安を煽る。そこに、胡瑶が兵が次々と倒れていると報告に来る。実は、何者かが飲み水に毒を入れていたのだった。
その頃、西門に急ぐ王ケンたちは、途中で魏将軍の母親を人質に取し、将軍の妹だと偽って西門を守る将軍に面会する。将軍はすでに子律を通して皇帝の密証を受け取っていた。ところが王ケンが虎符と新たな密証を持って来たことに混乱する。皇都での子律の反乱を説明するも信じない魏将軍。ところが将軍の母親・魏夫人が王ケンの肩を持つ。実は魏夫人はこれまで様々な修羅場を潜り抜けてきた女傑だった。王ケンに会えたことを喜び、大義のために王ケンに従うよう息子を説得し、魏将軍は開門を決断する。懐恩に虎符と密証を託して西の軍営に急ぐよう命じる王ケンは、宮殿に向かう。
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Corporation■見どころ:皇都と鬼霧谷とに分かれて王ケンと蕭キが夫婦で大活躍する。前半は王ケンの手に汗握る脱出劇。この作品は主人公の蕭キ以外の男性キャラクターのダメっぷりが目立つ。その最たるものが子律。私情だけで何の計画性もない子律を、王ケンが完全に見限るのがこの回。一方で、王ケンを始め女性の活躍ぶりが頼もしい本作。今回王ケンに加担してくれた魏夫人もなかなかの女傑。どんな機転を利かせるのか?
◇BS12「中国・アジアドラマ」ページ
2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
◇予告編
【華流ドラマ】【作品詳細】【「上陽賦」を2倍楽しむ】