BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第26話-第27話:勝者決定~子律からの招待【ネタバレ】

10月28日17時06分ドラマ
(c) 2021 China International Television Corporation

中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて10月29日放送の第26話と第27話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第26話「勝者決定」

じょゆ養父(c) 2021 China International Television Corporation

魏夫人のおかげで鳳池宮(ほうちきゅう)に戻った王ケンを子澹が待ち構えていた。疲れたという王ケンに「一晩中どこにいたのか」と詰る子澹。「夜通し待っていた、宮殿に乗り込もうとした」と、なんの計画性もなくその場の思い付きで動こうとする子澹。王ケンはそんな子律を「独りよがりで」と言い、「ここに来ないで宮殿の外で子律を食い止める策を考えるべきだった」と、子供じみた子澹の恋に呆れ果てる。

その頃、鬼霧谷でケン寧王の反乱軍と対峙していた蕭キは、ついに強行突破の出陣命令を出す。蕭キを生け捕りにしようとするケン寧王は、桓公からの合図の狼煙(のろし)を見て勝利を確信し、谷深く攻め込む。ところが、桓公の裏切りを知る蕭キは周到な準備をしており、反乱軍を撃退する。猛攻を受けたケン寧王は撃退を命じるが、後ろにも寧朔軍が待ち構えており、挟み撃ちに合う。

第2皇子の馬子律は謀反した理由を皇帝に話す。幼くして母を亡くし、後ろ盾のなかった子律は、どんなに頑張っても父である皇帝から目をかけてもらうことができずに辛い思いをしてきた。そして愛する桓宓(かんひつ)を王氏に嫁がせたときから皇帝を恨み始めたと。さらに、「子律がケン寧王の子だと知っておれば、生後すぐに殺しただろう」と話す皇帝に、ホトトギスの托卵を話題にし、「成長した鳥はその後、仮親をどうするか知っているか」と、不気味な笑顔で話す。
※托卵:自分の卵と誕生した雛への世話を他の個体に托すこと。育ての親は仮親と呼ばれる。

蕭キ(しょうき)の軍がケン寧王率いる反乱軍を包囲。猛攻を受けたケン寧王は撃退を命じるが、後ろにも寧朔軍が待ち構えており、挟み撃ちに合う。さらに結託していた六鎮も落ちたと聞き、残った兵士たちは完全に戦意喪失。ケン寧王は最後に蕭キとの一騎打ちを挑むが破れる。桓公との内通が分かった理由を尋ねるケン寧王に、桓公が毒を流したことで内通を確信したと答える蕭キ。援軍もない少数の寧朔軍に2度も負けたケン寧王は、潔く負けを認めて自害する。

天牢の王藺に食事を届けに来た侍従は、王藺の手の者だった。王藺は密かに青雲道士へ指示を書いた紙片を託す。実は青雲道士は王藺が皇帝の元に送り込んだ王藺の護衛兵だった。

一方、王ケン(おうけん)から皇帝の虎符(こふ)と援軍を求める詔書を託された宋懐恩(そうかいおん)は西の陣営に行くが、陸風将軍に捕らわれてしまう。すでに別の詔書を受け取った陸風将軍は、皇帝と馬子律が王氏一族を退けたと信じており、蕭キが義父である王藺の側について懐恩に虎符を盗ませて偽の詔書を用意したと考えたのだ。懐恩は拷問にかけられ、時間だけが過ぎていく。

■見どころ:寧朔軍と反乱軍との戦いに注目。寧朔軍の黒軍団の迫力がすごい。ケン寧王と蕭キとの1対1の対決では、戦車で迫るケン寧王に長槍1本で立ち向かう華麗な蕭キに注目しよう。そんな蕭キから王ケンを取り戻そうとする子澹と言えば、身の不運を嘆くばかりで、「潔白な身で誇り高く死ぬ」とまで言い出す。これにはひいき目で見ていた皇帝もあきれ果てる。

また、子律が皇帝に話した「ホトトギスの托卵」の話。不気味に笑った子律が「成長したホトトギスはその後どうするのか?」という質問。気になりググってみると、ホトトギスは見た目が似ているウグイスに托卵することが多いようで、ホトトギスの卵の方が数日早く孵化し、ホトトギスのヒナはまだ生まれていないウグイスの卵を全て外に放り出してしまうそうだ。さあ、王ケンが密かに動いたことで子律の計画額り始めるようだ。果たして子律は玉座と愛する桓宓を手に入れることができるのか?





■第27話「子律からの招待」

上陽賦上陽賦

西の陣営の陸風将軍は蕭キと王ケンの豫章王夫婦の謀反の証文に無理やり署名させ、子律に届けさせようとする。署名すると偽り縄を解いてもらった懐恩は、死力を尽くして逃げようとするが失敗し、無理に署名させられてしまう。

王ケンに思いが伝わらず失意の第3皇子、馬子澹(ばしたん)が皇帝に謁見し真情を吐露する。どうすべきかと問う子澹に、皇帝は情けないと怒り「天下を取れ!」と告げる。子澹は皇帝の言葉に何かを感じ、天牢に送られた後「自分が天下を取れば王ケンは戻って来るだろうか」と自問する。一方、子律の元にケン寧王が蕭キを鬼霧谷に閉じ込めたと報告が届けられる。子律は、まもなく皇帝の座が手に入ると確信し、桓宓との婚礼の日を2日後と決める。天牢の王夙に桓宓との離縁状を書かせようとするが、王夙は離縁状を燃やす。

王藺から密命を受けた青雲道士が王ケンの寝所に忍び込む。外に連絡を取る方法があるという青雲道士に、王ケンは、豫章王府に戻っているはずの懐恩に「3日後に事を起こす準備をするように」と伝言を頼む。もし、懐恩が不在の際には西門を守る魏将軍に伝言するようにとも。王ケンからの伝言を持った男は、重傷を負って床に就いている龐癸を訪ねる。そして状況説明し、「妹からの伝言」と称して魏将軍にも王ケンの計画を伝言することに成功する。魏将軍は、子律に面会するために城内に入るという陸風将軍を捕える。

その頃、少数の寧朔軍を率いて皇都へ向かう蕭キが臨梁関へ到着する。ケン寧王が来ると聞いていた太守は開門をためらうが、戦いの神の蕭キを怖れ開門するが、その兵士の数の少なさに驚き、騙されたと地団駄を踏む。

ついに婚礼当日。桓宓が入浴するが、世話をしているのは、蕭キが王ケンのために残した武術にたけた侍女たちだった。侍女たちは桓宓を眠らせて風呂桶に隠して外に運び出すことに成功する。子律は約束の詔書を受け取りに皇帝の元へ向かうが、皇帝は盛装して待っていた。至極満悦の子律に、皇帝である自分が読み上げないと皆が信じないのではないかと話す。

■見どころ:王ケンを愛し、守ろうとする蕭キの気遣いが今回の桓宓入れ替え作戦を成功させた。果たして、計画は成功するのか?



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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