水谷豊に気になるものは早口言葉のような新種のキノコ「相棒23」【第4話ネタバレ・5話予告】

11月07日11時54分ドラマ
©テレビ朝日

11月6日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)で、プラスチックさえも分解するペスタロチオプシス・トニトルスという早口言葉のようなキノコを巡る殺人が起きた。第5話「幽霊ホテル」は世界野球の放送のために1週お休みとなり、11月20日に放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第4話が11月6日に放送された。

■第4話ネタバレあらすじ

廃墟ビルで、ビルの管理を委託されている高齢男性・沖田富雄と、複数の前科がある加納(山口馬木也)という中年男性の遺体が発見された。最近調べているマネーロンダリングにも関与している。警察は仲間割れか口封じの線で捜査を始める。

現場の状況が奇妙で、加納の背中や周囲の床には、なぜか発光するキノコが生えていた。その光景に興味津々の右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)とともに動き始めるが、問題のキノコはネットにも図鑑にも載っていない珍しいものだった。二人はキノコを調べると、そのキノコ、ペスタロチオプシス・トニトルスは莫大な利益を生む可能性を秘めた、世界が注目する幻の品種であることが分かる。プラスチックを分解することができる能力を持っているのだ。話を聞きに行った学者にキノコの写真をみせるとみなキノコを分けて欲しいという。環境破壊を食い止めることが出来れば、そのキノコが莫大な利益を生む。ただ、殺人現場に生えていたもののため、右京たちはそのキノコを学者には渡せなかった。

さらに捜査を進めると、加納が環境保護団体を立ち上げていたことが判明した。電話番の相場(中尾暢樹)が言うには、加納にはオモテとウラの顔があったという。環境保護を大事に思う表の顔とは別で、環境保護を大事に思う富裕層や企業に近づいて金をふんだくるような裏の顔があった。相場は1週間前に加納と会ったという。

新種のキノコほしさに犯人が戻ってくると右京は予想した。現場に戻ってきたのは漆原教授だった。新種のキノコを見つけたといって、金を融資してくれと言われて融資したのだという。殺人はしていないという。

右京たちは信岡教授の研究室にいる女性に話を聞く。信岡と漆原がライバル関係にあり、10億の研究費が得られる最終選考に二人が残っているという。

刑事部長から伊丹(川原和久)は呼び出された。キノコのために信岡も漆原も300万円の金を加納に払ったという。「早口言葉みたいなキノコ」が日本にあることは海外の国から厳重注意を“日本”が受けたといい、事件は公安部外事課預かりとなる。これ以上捜査することは厳重に禁止された。

現場にきた漆原はキノコを持っていないからこそ、現場にきたのだと思い、信岡が危ないのではと思う。そして、なにか思いつくと、右京は鑑識の益子(田中隆三)に頼み、キノコを見せてもらう。光るキノコをみつけ、瓶の蓋をあけたところ、右京は意識を失った。

右京が目を覚ますと、検査結果を見せるように指示する。血液に毒物反応はなかった。心筋梗塞かと思うが倒れた直後からLDHが広がっていたのが疑問だと医師はいう。その言葉をきいて、右京は大切なことに気がついた。

そして、加納が作っていた環境保護団体にまたいって、相場に会う。自分の経験から、キノコの毒は代謝が早く現代医学では証明出来ないこと、生息地域を保護したのはなぜなのか、その研究に多額の研究費がつくなどを考えると、生物兵器に転用することを考えていたのではないかと右京は予想した。相場は1年前のサミット会場にいたことがわかった。第3国の軍事関連会社の人間かエージェントだ。そして加納に近づき、加納のPCをハッキングしてキノコの密漁を知る。

相場は自分をエルドビア共和国の人間だといい、加納が漆原と信岡に渡そうとしたキノコを、350万で渡してほしいと頼む。加納は未来の地球が許さないといったため、もみ合いになる。ガラス瓶が割れた。猛毒を発生させる胞子をすいこんだ加納が倒れ、その後、近所であった不審火により、沖田も心筋梗塞を発症したようだった。

相場に胞子が入った残り一本を渡すようにいうと反撃した。残りの1本の場所や動機については黙秘している。



小さなことも気になる右京(水谷豊)は遺体に生えていたキノコに注目

遺体の近くや遺体にさえも生えていた光るキノコ。それは「ペスタロチオプシス・トニトルス」という早口言葉のようなキノコだ。ネットでも話題となった。そしてこのキノコはプラスチックを分解できるという性能があるのだ。気になることはどうしても解決しないときがすまない右京だが、それがまた事件を解決へ導いた。



またまた登場エルドビア共和国

「相棒」のシリーズファン、「科捜研の女」のファンも一度は聞いたことがある“エルドビア共和国”の名前が第4話でも登場した。内線が勃発している国として仮装の名前を使っているが、テレビ朝日系列の刑事もののドラマではおなじみの国だ。今回は生物兵器に転用することを考えて「ペスタロチオプシス・トニトルス」を売買するために、軍事産業のエージェントがやってきていた。そして、その胞子を奪うために殺人を犯したのだった。



第5話は1週明けた20日に放送。舞台は山間の幽霊ホテル

右京の行くところに事件が発生することが多いが、休暇で訪れるホテルは100%、事件が起きる。第5話では山間のホテルが舞台になる。幽霊がでると評判のホテルで殺されていたのは従業員だ。第4話はキノコだったが、第5話では東南アジアにしか生息していない珍しい蝶が事件のポイントとなる。



■第5話あらすじ

右京(水谷豊)が休暇で訪れていた山間のホテルで、客室スタッフが東南アジアにしか生息していない珍しい蝶を握った状態で殺されていた。このホテルは心霊スポットとして知られていて、わざわざ幽霊目当てで訪れる物好きもいるという。

捜査に合流した薫(寺脇康文)は、館内で問題の蝶をスケッチしている少女と出会い、一緒に蝶を探すことになった。しかし、少女が体調を崩してしまい両親がやってくるが、この夫婦は別居中らしく、関係はギクシャクしていた。さらに、殺害現場は父親がチェックアウトしたばかりの部屋だと判明した。いっぽう、支配人の織田(遠山俊也)は、捜査に協力的なものの、最近悩んでいる様子だったという証言があり…!?



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

【2024年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】