BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第34話-第35話:渦巻く欲望~忽蘭からの使い【ネタバレ】

11月12日09時00分 ドラマ
(c) 2021 China International Television
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中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて11月12日放送の第34話と第35話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第34話「渦巻く欲望」

蕭キは、王ケンの叔母と従妹・王倩が琅邪から王氏の屋敷に到着したことを知り、王ケンと共に屋敷を訪れる。王氏の豪華な邸宅に驚く蕭キに対し、王ケンは古くからの士族として当然だと自信を見せる。

上陽賦(c) 2021 China International Television
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屋敷内で蕭キは叔母や王倩と顔を合わせるが、叔母は挨拶もそこそこに話し始め、王倩は控えめに蕭キを見つめる。屋敷を後にした蕭キは豫章王府へ戻り、胡光烈と忽蘭の動きを検討し、送り込まれた死者の背後に何らかの陰謀が潜むと考える。また、胡光烈の「いつ寧朔に帰るのか」という発言に、蕭キは長期間戦場を離れた兵士たちが闘志を失うことを懸念しつつも、寧朔軍の皇都駐留が民に安定をもたらしていると理解する。

一方、皇太后は子隆に有力士族の支持を得るため側室を迎えるよう促すが、子隆は先帝の死去と宛如の懐妊を理由にためらう。王ケンの兄・王夙は、皇太后が王倩を呼び寄せたのは王氏の復興を図る意図があると考え、王倩の母もそれを察している。宛如は皇后として側室の存在を認めざるを得ないが、心中穏やかではない。

宴席で皇太后は王倩とその母を紹介し、子隆も出席して王倩の美しさを称賛する。宛如はその場の様子を聞き、皇太后が自身を皇后の座から追い落とそうとする意図を察知するが、同時に王倩の軽薄さを見抜き、不安を覚える。宴後、子隆は王ケンに父王藺を救ったのが蕭キであると告げ、母の皇太后が先帝の死に関わっているかと問うが、王ケンは断固として否定する。

一方、蕭キの軍営では、胡光烈が粗悪な防寒服の存在を報告。江南の兵士たちが寧朔軍に対し劣等感を抱き、冬服の格差を騒いでいると知った蕭キは、寧朔軍の予算で全軍に冬服を支給するよう指示し、全て同じ大成の兵士であると強調。不満を抱く胡光烈に対し、蕭キはさらに粗悪品の製造元を調べるよう命じる。

宛如に呼ばれた謝守正は懐妊祝いに、翡翠で作った麒麟を贈る。謝守正は官職につけてくれたことに感謝し、宛如はなぜ戸部※に推挙したのか考え、いかなる時も気を抜かず、弱みなど握られないようにと注意する。
※土地管理、戸籍、官人への俸給などの財務関連の行政を担当する。

■見どころ:薬を飲むのを嫌がる王ケンに口移しで薬を飲ませる蕭キのラブラブが止まらないが、なぜそこまでして薬の飲ませるのか?薬の成分は?



■第35話「忽蘭からの使い」

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蕭キの指示で胡光烈は謝守正を尾行し、彼が軍の冬服に関する不正取引で賄賂を受け取っていた証拠を掴む。その後、胡光烈はこの証拠を蕭キに渡し、蕭キはその帳簿を丹念に確認することになる。

一方、王ケンは蘇錦児の様子に気を使い、彼の行動に不安を感じていた。また、玉秀が負った傷についても心配しており、王ケンの優しさが伺える。これらの状況を気にかけつつも、彼は目の前の事務に追われていた。

安平王・馬子澹を皇帝陵に送った懐恩は、何者かに尾行されたことを報告し、蕭キは「子澹を守る者がいる」と話す。懐恩は、子澹が蕭キに偏見を持っていることから、守っても感謝はされないだろうと不満を漏らすが、蕭キは「感謝は不要。彼が王ケンの命の恩人であるため」と冷静に返答し、懐恩を安心させる。

その後、忽蘭の使節団が皇都に到着し、賀蘭箴が王ケンに貴重な氷綃花を贈るため、忽耶鬼を派遣する。王ケンは初め、珍しい花を辞退しようとするが、蕭キが代わりに受け取る。花の下には、王ケンがかつて拉致された際に賀蘭箴に突き刺した簪が隠されており、これを見た王ケンは不安を覚える。蕭キを恨む賀蘭箴が、簡単に彼を許すはずがないと感じ、王ケンは心配するが、蕭キは「私が傍にいる」と優しく抱きしめ、安心させる。

翌日、賀蘭箴は馬子隆に祝いの言葉を伝え、兄の賀蘭拓と大成の公主との婚姻を提案する。子隆は初めは断ろうとするが、賀蘭箴は王ケンのような美しい士族の女性を公主として迎え、結婚させてほしいと頼み、さらにその条件として軍を50里後退させ、在位中は塀を出さず公主を丁重に迎えることを約束する。子隆はこの提案を受け入れ、宴を数日後に開くことを決定し、その際に士族の娘たちを全員招待することにする。

宴の開催に関して、宛如は子隆に士族の娘たちを招待すれば、側室選びができ、王ケンが目立たずに済むだろうとアドバイスする。こうして王ケンは目立たず、忽蘭人たちが大成の美女たちに気を取られることで、和睦を進めることが狙いだった。

その後、子隆は蕭キを呼び、士族から大金と食料を調達したことを賞賛し、蕭キに5千両の褒美を与えるとともに、兵士たちの服を準備するように命じる。蕭キは感謝の意を示しつつ、寄付者名簿を作成するように頼み、士族たちが民から称賛を受けること、また国庫が潤うことを提案する。さらに子隆は、賀蘭拓との婚姻相手に顧氏の采薇を決定し、王ケンのことで不満があるだろうが、忽蘭との和睦を最優先に考えてほしいとお願いする。

その頃、胡光烈は再び謝守正を尾行し、不正取引の証拠を見つけ出す。蕭キに渡された帳簿を確認した蕭キは、大物の名前が記載されているのを発見し、驚愕する…。

■見どころ:皇帝になってからの馬子隆は短気も直して人間的にもできてきたようだ。このまま良い皇帝を目指してほしいものだが。一方、皇后になった宛如は蘇錦児を使って何か企もうとしている様子。

皇帝陵から戻った宋懐恩は侍女の阿越(あえつ)に玉秀への薬を託し、皇帝陵から持ち帰った蘭の花を王ケンに渡してもらおうとしたが、阿越が早とちりして花も玉秀に届けてしまう。蕭キと王ケンとの深い愛を知る懐恩だが、ラストの帳簿に乗った名前と言い、変わっていく懐恩が心配だ。



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
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