BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第36話-第37話:封印した心~蕭綦の秘密【ネタバレ】

16時30分ドラマ
(c) 2021 China International Television
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中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて11月18日放送の第36話と第37話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第36話「封印した心」

王ケンは宋懐恩と侍女の玉秀が互いに好意を持っていると考え、蕭キに相談するが、蕭キは懐恩には「分からないところがある」と慎重な姿勢を示す。実際、懐恩は王ケンへの想いを秘めており、苦悩していた。一方、賀蘭箴が深夜に貴重な花を王ケンに贈ったと知った宛如は、その噂を広めるよう指示する。

上陽賦(c) 2021 China International Television
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懐恩は蕭キに軍の冬服や物資不足を報告し、自身の俸禄を提供すると申し出るが、蕭キは婚礼資金に取っておくよう諭す。懐恩が婚礼の意思を示さない理由を尋ね、玉秀への気持ちを問うが、懐恩は「いい子だが…」と歯切れが悪い。その後、賀蘭箴が蕭キの屋敷に現れ、王ケンを避ける理由を問い詰め、挑発する。蕭キは彼を追い返しつつも、賀蘭箴の発言に警戒を強める。

王宮から王ケンに賀蘭箴を歓迎する宴への出席命令が届き、多くの女性が招かれると知った王ケンは、賀蘭箴の訪問が単なる和睦目的ではないと察する。一方、懐恩は王ケンへの想いを断ち切るため、玉秀との婚姻を申し出るが、その表情は暗い。玉秀も王ケンから離れることに寂しさを感じつつも、婚姻を喜ぶ。

王ケンの従妹・王倩が都を訪れ、豫章王府で傲慢な振る舞いを見せる。彼女は転倒して腕輪を壊した罪を玉秀に擦り付け、暴力を振るい殺すとまで言い出すが、王ケンがこれを制止。玉秀を守るため、蕭キは彼女を自分の妹として迎え、今後のいじめを防ぐと約束する。

その頃、蕭キは兵士たちが冬服不足で不満を抱いている状況を皇帝に報告。皇后の親族である謝守正が軍用品の独占と軍費削減に関与していると伝える。皇帝は即座に関係者の調査を命じる。一方、皇太后は王ケンの兄・王夙を高位に任じ、婚姻を進めようとするが、王夙は父・王藺が辺境で刺客に殺害された事実を知らされ、衝撃を受ける。

■見どころ

賀蘭箴の真の目的は何なのか?一方、宋懐恩が玉秀のことが好きだと勘違いした王ケンが、2人の婚姻をセッティング。懐恩の王ケンへの想いはいつから始まったのか?そんな彼がついに玉秀をお姫様抱っこからの求婚!懐恩は、玉秀と結婚することで王ケンへの想いを封印することはできるのか?そして気になる懐恩と謝守正の関係は?懐恩はお金に目がくらんだのか?

王ケンと似ているといわれた倩の傍若無人ぶりにもスポットがあった。皇太后からも皇后からもあきれられた倩は、果たして予定通りに子隆の側室になれるのか?市中見学する倩を輿の中から見つめた賀蘭箴の視線が気になるが…。



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■第37話「蕭綦の秘密」

「王ケンにいじめられた」と訴える従妹・王倩を連れて皇太后に直訴した母・薜夫人。しかし、玉秀が蕭キの妹に冊封される予定を知り、皇太后は倩を叱責し、皇帝の側室を選ぶ宴に集中するよう忠告する。その後、倩は皇后・謝淵に慰められるが、謝淵も母娘を「愚か者」と見下す。

一方、王ケンは賀蘭箴の目的が従兄・賀蘭拓の妃として皇族の娘を迎えることと知り、心を痛める。同時に徐女官は蕭キが王ケンに服用させている薬に妊娠を妨げる成分が含まれると知り驚愕する。さらに、王ケンの父・王藺が刺客に殺害されたとの報告が届き、蕭キは事実確認を急ぐも、王ケンには知らせないよう指示する。

その頃、賀蘭箴は妓楼で索拉(ソラ)に会い、都内に蕭キの命を狙う者が多いことを聞く。彼は蕭キを都で殺害する決意を固めるが、ソラは「都を出てからの方が安全」と忠告。賀蘭箴は「自分の目で蕭キの死を見届けたい」と呟く。帰路で倩に出会うが特に接触はせず、計画を進める。

一方、王ケンは蕭キが兵士たちのために俸禄や私財を投じて戦死者の慰霊も行いながら、自身の嫁入り持参金には一切手をつけていないと知り、彼の配慮に深く感謝する。しかし、徐女官が薬の服用をやめたいと相談しても蕭キは許可せず、王ケンは徐々に不安を覚える。

夜、王ケンは侍女・蘇錦児と話し、玉秀の結婚や錦児自身の縁談の話を持ち出す。錦児は「愛する人に嫁ぎたい」と告げ、さらに子澹への想いを尋ねる。王ケンは、子澹が皇帝陵に自ら赴いたのは皇帝や皇太后の目を避けるためだと説明し、いずれ子澹を都に戻す努力をすることを約束する。その頃、皇帝陵にいる子澹は笛を吹きながら過ごし、賀蘭箴から半月後に会いたいという文を受け取る。

深夜、王藺の死に関する密報を届けに護衛兵・龐癸が訪れる。蕭キは体調のすぐれない王ケンにショックを与えないよう、口外しないよう命じるが、賀蘭箴の動きや宮廷内の陰謀への緊張が高まる。

■見どころ:王ケンと似ているといわれた倩の傍若無人ぶりにもスポットがあった。皇太后からも皇后からもあきれられた倩は、果たして予定通りに子隆の側室になれるのか?市中見学する倩を輿の中から見つめた賀蘭箴の視線が気になるが…。

賀蘭箴の目的が彼の従兄で暴君の賀蘭拓の嫁探しと知って胸を痛めた王ケンが「男は女をいつも政の駒とする」という言葉が悲しい。だが「蕭キに出会えて運がよかった」としみじみ語る王ケン。

この回は、蕭キが貧乏な理由も明らかになった。隠し事をしないと約束した蕭キが財政難の相談をしなかったことに怒って見せる王ケン。なぜ持参金に手をつけなかったのかと文句を言う王ケン。叱られてしょんぼりする蕭キが可愛い。王ケンは今あるお金で店を買って、その収益で兵たちを助けようと、持続性のある提案をする。「やはりお前は才色兼備の素晴らしい女人だ」と持ち上げる蕭キにも注目。



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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