「三国志 秘密の皇帝」第13話:劉平お忍び先で酔った伏寿をお姫様抱っこ ネタバレあらすじ(全33話)

BSP4Kで12月1日(日)、BSPでは5日(木、深夜)放送予定の第13話で、お忍び先でほろ酔い伏寿(ふくじゅ)を介抱する劉平(りゅうへい)、新婚に間違われる 第13話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】
■キャスト
⇒メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
⇒押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
ほか
※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。
■第13話見どころ
官渡の戦場へ遠征すると言い出した劉平の爆弾発言がもとで、袁紹(えんしょう)の使者で唐瑛の兄弟子である潘揚(はんよう)が登場。そして郭嘉(かくか)に誘われた劉平と伏寿が、豪華な着物からお忍びスタイルで宮殿の外へ。初々しいやり取りで任紅昌(じんこうしょう)に新婚と間違われるなど、普段と違う2人の姿が堪能できる。一方、司馬懿(しばい)は官渡の兵糧を燃やし、郭嘉を許都から排除しようと画策し、郭嘉はお忍びで劉平を官渡へ誘い出すなど、水面下で刻一刻と変化する戦況からも目が離せない。
■豆知識:唐瑛が所属していた「西園軍」とは
武芸が達者で、美しい唐瑛(とうえい)が所属していたという「西園軍」。第13話では「西園軍」時代の兄弟子という潘揚が登場し、唐瑛がこの潘揚と一緒に逃亡したことで、司馬懿がやきもきするが、唐瑛と潘揚を繋ぐ「西園軍」とは何か。
これは後漢末期に霊帝直属の部隊として実在したもので、もともと、霊帝が黄巾の乱が勃発したことで、中央軍強化のために作られたもの。「西園八校尉」という8人のリーダーを筆頭に編成された。
188年に霊帝直属の部隊として誕生した「西園八校尉」だが、翌年に崩御するとあっさり解散。唐瑛のモデルといわれる唐姫は189年に第13代皇帝になった劉弁の正室なので、ドラマで唐瑛が弘農王・劉弁の妻で、実は西軍の生き残りという設定に何か意図が隠されているのか、今後明かされることを期待したい。

■第13話ネタバレあらすじ
郭嘉は、講義の代わりに変装して町へくり出すことを劉平に提案する。これは隠れている唐瑛をおびき寄せる作戦で、危険とも取れる誘いに劉平が承諾したので、伏寿は心配になり一緒についていくことにする。翌日、3人は宮廷を抜け出し兎狩りへ。劉平の馬が突然暴れ出し、2人とはぐれてしまう。道に迷ったと見せかけ、劉平は唐瑛と接触する。潘揚は劉平を官渡に迎えようとするが、劉平はその誘いを断り、秘密裏に官渡に送られる董承を、人を送って阻むよう命じる。唐瑛と別れた劉平は、追いついた伏寿と郭嘉とともに近くの村で休むことにする。
3人が到着した村では、身よりのない子供たちが生活していた。郭嘉とも親しい様子だが、そこは任紅昌(じんこうしょう)が戦争で両親を亡くした子供を引き取り、世話をしていた。休ませてもらったお礼に、劉平は子供たちに文字を教えて、穏やかなひと時を過ごす。しかし、伏寿は酒を飲み過ぎてしまったので、劉平に抱きかかえられ帰路につく。郭嘉が、今回のお忍びのように、劉殿として官渡へ行く手はずを整えると告げ、劉平も官渡での再会しようと言って別れた。
劉平は酔っぱらった伏寿を抱えて帰宅する。いつもより無防備な伏寿は、官渡へ行くことを心配し、「どうか本物の皇帝になってください」と本音をもらす。劉平は、董承を助け、袁紹に下った者達の名簿を手にいれたいと考えていた。このまま宮廷にいるより、外に出れば水を得た魚のように、本来の自分を発揮できると自信があった。袁紹に走った者は漢王朝の復興を望んでいるはずだから、信頼を取り戻したいと考えていた。
翌日、伏寿が何も覚えていなかったので、劉平は伏寿が自由でいられるなら遠征に出るも悪くないと嘘をつく。伏寿は、郭嘉が官渡へおびき寄せるのは罠だと考えるが、劉平は伏寿とともに官渡へ行こうとしていた。お忍びで戦場へ行くことに難色を示す荀彧(じゅんいく)だったが、劉平は、これは郭嘉と曹操の考えだと言い切り、官渡へ行くことになる。その頃、司馬懿は唐瑛が兄弟子と一緒に逃げたという知らせを受け、ショックを受ける。そして袁紹が鄴で儒学生を集めていると聞き、人質を救うために鄴へと向かうことにする。
その頃、唐瑛は捕まり牢屋に入れられていた。袁紹は潘揚に唐瑛を鄴へ連れて行くよう命じていたので、唐瑛は連れていかれることに。そして、許都では、董承が官渡へ護送されるのを賈詡(かく)と郭嘉が見送っていた。「お前は陛下を自由にして怖くないのか」という賈詡に、郭嘉は不敵な笑みを浮かべるのだった。
檻に入れられ、官渡へ向かう董承の馬車を、袁紹の部下である淳于瓊(じゅんうけい)が襲撃する。董承を護衛する兵士に紛れていた劉平と伏寿、曹丕が殺されそうになるが、董承が「味方だ」と叫び、兵士たちは攻撃をやめる。董承が袁紹の兵に襲われたという知らせを受け、董承が官渡へ送られたことを知らない孔融(こうゆう)は激怒し、郭嘉を責める。郭嘉は、董承を官渡へ送れば、劉平もそれについていくと思っていたが、曹丕が行くことは誤算だった。
その頃、開放され、淳于瓊と歩いていた董承は、突然血を吐いて死んでしまう。劉平は、皇帝の使者だと身分を隠したが、董承が毒を盛られ死んだという知らせを受け、殺害を疑われる。劉平は、「袁紹は賊を討て」という血文字の詔を見せ信頼してもらおうと試みるが、劉平たちは囚われ、檻の中へ入れられる。毒殺をしたのは、郭嘉に違いないと察した劉平は、まんまと郭嘉の策にはまったことを悔しがる。郭嘉はこうすることで、袁紹と劉平に直接話をさせてようとしていたと考える劉平。伏寿は曹丕を殺す絶好のチャンスだと言うが、劉平に止められる。そこへ淳于瓊がやって来て、劉平に目隠しをして連行する。
その頃、司馬懿は鄴に来ていた。袁紹が各地から儒学生を集めていたが、鄴を管理する審は配(しんぱい)の息子、審栄(しんえい)が曹操軍の間者を探していた。司馬懿は「荀彧(じゅんいく)の文を持っています」と言って審栄の気を引き、わざと捕まり、拷問部屋に連れていかれる。審栄と直接話しがしたかったと前置きをしながら、「曹操は私の弟を殺した上、郭嘉の手先井が追いかけてきているから助けて欲しい」と告げる。また、司馬懿は、郭嘉の手先につけられているから、その者を捕らえれば審栄の手柄になると上手に誘導する。
劉平は、蜚(ひ)先生と呼ばれる医師のところへ連れていかれる。「劉平」と名乗ったが、皇族に劉平はいないと見破られ、楊俊の息子、楊平だと告白する。蜚(ひ)先生が袁将軍の軍師と知った劉平は、 「陛下の動きは曹操に見張られているので、自分が漢王朝の使者として袁将軍と連絡を取る」と告げる。蜚(ひ)先生から、董承は反乱を失敗したのかと聞かれたので、劉平は陛下が董承を売って、曹操に漢王朝は終わりだと思わせたと説明する。
さらに蜚(ひ)先生は、唐瑛(とうえい)は誰のために動いているのか聞くので、それは陛下のためだと答える。そして、劉平は手を組むなら、漢王朝に逆らっても意味はない。自分たちの敵は曹操だと言ったので、蜚(ひ)先生は劉平の度胸に感心する。すると、蜚(ひ)先生は、董承の毒は郭嘉の仕業に間違いないと言い出す。半月前に毒を飲ませ、さも袁紹が忠臣を殺したことにしようとしたと推察する。その毒は、蜚(ひ)先生と郭嘉しか知らないと断言。危うく郭嘉の策にはまるところを助けられ、劉平は感謝すると、蜚(ひ)先生は郭嘉が自分の弟弟子で、自分の顔を醜くしたのも郭嘉の仕業だと劉平に語る。
[原題]
三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国
【放送予定】
BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り
◇NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト
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