「相棒23」寺脇康文のなにげない一言が水谷豊の脳を刺激して事件は解決【第6話ネタバレ・7話予告】

09時43分ドラマ
©テレビ朝日

11月27日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)で、扱われたのは貧困にあえぐ青年たちだ。そんな青年をかばおうとするヒロコママ(深沢敦)が頼るのは薫(寺脇康文)だ。第7話「復讐者は笑わない」は、1週あいた12月11日に放送する。元“トリオ・ザ・捜一“の三浦(大谷亮介)が登場。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第6話が11月27日に放送された。

■第6話ネタバレあらすじ

ゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)が、殺人事件の現場付近で目撃され、そのまま姿を消した。殺害されたのは、NPOを利用したマネーロンダリング疑惑が掛かったコンサル会社の社長・幸田だ。ヒロコが携わっているボランティア食堂を隠れ蓑に使っていたことを知ったヒロコが抗議に向かったまま行方不明になっているらしい。

右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、ヒロコのボランティア仲間である泉川(西銘駿)らと協力して捜索を開始する。

いっぽう、捜査一課は司法書士の矢野(柾木玲弥)から事情を聞いていた。矢野は、幸田に脱税方法を入れ知恵していた疑いがあり、最後に連絡を取っていたのも矢野だった。

そんな中、幸田が10年前、未解決の強盗事件にかかわっていた可能性が浮上してくる。強盗犯が持ち去ったと思われた高級万年筆が幸田の部屋にあったのを右京は見ていた。そして、指紋を確認すると、やはり幸田が主犯なことがわかった。強盗事件の時に共犯だった人物の指紋が幸田の部屋から見付かっていた。

ヒロコは殺された幸田を見つけたが、その場に落ちていたピンバッチが知り合いの泉川のもの、高校の教職員バッチだとわかり、泉川に事情を聞くために一晩逃げていたのだ。泉川も犯行を否定する。泉川は以前は金に困って助け合い食堂を利用していたが、今では定時制の学校をでて教員になっていた。

矢野の指紋が10年前の指紋と一致した。しかし、矢野は右利きだった。目撃者は左利きのようだ。矢野の過去を知る人間をヒロコママが探してきた。矢野は以前は金に困っていたのだが、10年前のある日、みなりもかえたのだという。その話を聞いた右京は強盗事件の準備をしただけで犯行は別の人間ではないかと思った。矢野に強盗事件のことを聞くと否定する。しかし、泉川の名前をだすと動揺した。右京は泉川が強盗の実行犯ではないのかと推理した。

10年前、矢野が強盗の計画を直前で降りたのは国公立大学の2次試験の日だった。矢野はインフルエンザにかかって倒れた泉川に変わって、代理で受験をしたのだ。合格した泉川は悪いことだとはわかっていたが、最後のチャンスだと思って通学した。泉川が矢野を再開したのは最近で、幸田のところの司法書士だと知り、幸田のビルにいった。そこで話を聞こうとしたが、矢野に突き飛ばされ、その際にバッチが落ちたのだという。その後、幸田の死を知ったが、10年前の恩をかえそうと何も言わなかったのだという。

泉川が店の看板にぶつかったと話した。その店の店主は幸田と10年前に同じ職場にいた人間だった。閉店時間を過ぎても看板がでていたことなどを考え、右京と薫はその店主に話を聞く。左利きだった。店主は仕事がうまくいっていなかったが、自分を犯行に誘った幸田だけがうまくいっていた。そこで幸田にたかっていた。幸田はたかってばかりいる店主を殺そうとして逆に殺されだのだった。

泉川は替え玉受験を認め、矢野に「なぜ、今は善意の人達を利用しているのか」と訪ねる。懸命に働きながら受験をしようとしていた泉川をみて、矢野はそれまでの不運な人生を変えようとした。それは泉川の「チャンスはあるんだ」という一言だった。矢野はすさんだ生活を変え、猛勉強して司法書士になったのだったが、悪い人間関係を断ち切れなかったのだ。



ヒロコママ(深沢敦)登場に歓喜の声

「season1」第3話(2002年10月)で初登場をはたして以来、度々事件にからんでは特命係と親交を深めてきたヒロコママがまたまた登場した。同時に、おせっかいで人情家かつハイテンションという濃厚なキャラで、「相棒」シリーズファンを魅了している。第6話の予告動画が流れると、「ヒロコママ」がトレンド入りするなどファンからは待たれた第6話となった。



右京(水谷豊)の考えを刺激するのは、薫(寺脇康文)のなにげない一言

薫が特に考えも無く放った一言が、右京の頭脳を刺激する。Season23になってからは顕著にその様子がみえ、「やっぱり右京の相棒には薫が最適」という声も多い。第6話でも”別人”という一言から、右京は”替え玉受験”を推理し、事件の裏に隠れている事情にいきついた。



11日放送の第7話には捜一の3人組の一人だった三浦(大谷亮介)が登場する

第6話は淳レギュラーのヒロコママが登場したが、第7話には元刑事の三浦が登場する。三浦と、伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)の3人が長らく登場していた時代があった。“トリオ・ザ・捜一“と呼ばれ、視聴者にも強く印象を残していた。刑事をやめた三浦が右京や薫を頼ってやってくる。



■第7話あらすじ

29年前に元交際相手を殺害した容疑で指名手配され、逃走を続けていた押見という男が刺殺された。29年前の事件は時効を迎えていたが、捜査一課は今回の事件と関連があると捜査を始める。

そんな中、右京(水谷豊)の携帯に、元捜査一課の三浦(大谷亮介)から連絡がはいった。三浦は29年前の事件の遺族対応をしていて、被害者の婚約者・恒川(神尾佑)が復讐を誓っていたため、恒川がやってのではと心を痛めていたのだ。三浦の切実な心情を汲み、動き始めた右京と薫。すると、先日、店に押見が現れ、パートの女性ともめていたことが分かる。右京と薫は、直接その女性から事情を聞くが、どうやら彼女自身もワケありの様子だった。



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

【2024年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】