「三国志 秘密の皇帝」第14話:兵士の変装で劉平と伏寿が官渡へ向かう ネタバレあらすじ(全33話)

2024年12月01日22時00分ドラマ
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BSP4Kで12月8日(日)、BSPでは13日(木、深夜)放送予定の第14話で、劉平(りゅうへい)が自分の正体を知る鄧展(とうてん)と鉢合わせて、危うく身バレの危機に。第14話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。




「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。



■第14話見どころ

劉平と伏寿(ふくじゅ)は変装し、官渡へ向かう中、郭嘉の策略にはまり、難局に直面する。しかし郭嘉に恨みを持つ蜚(ひ)先生との出会いから、袁将軍との接触を計ることに。郭嘉の部下で、温県からの帰りに袁軍に捕虜にされてしまった鄧展と鉢合わせになるまさかのハプニングも発生し、ヒヤヒヤする展開を繰り広げる。伏寿を伴って、戦場へ向かう劉平が、今までのような操り人形から、外へ出てだんだん策士の顔になっていくところにも注目です。



■豆知識:官渡の戦いのキーパーソン・淳于瓊(じゅんうけい)

官渡へ向かう途中で、劉平たちの前に立ちはだかった袁紹の部下、淳于瓊(じゅんうけい)。いかにも軍人然とした淳于瓊は、皇帝直属の近衛兵・西園八校尉にも所属していたので、以前は袁紹や曹操も淳于瓊にとったら同僚のようなもの。霊帝の死後に、董卓(とうたく)が洛陽を陥れると、淳于瓊は洛陽を脱出し、袁紹の元に下った。

袁紹と曹操の戦いで一番有名と言っても過言ではないのが、官渡の戦いだが、そこで圧倒的不利と思われながら、勝利を飾ったのが曹操だ。その中でも勝敗を決したといわれるのが、「烏巣の食糧倉庫の襲撃」。そして、その倉庫を管理していたのが淳于瓊だ。袁紹軍には騎馬隊もいるので、馬の食糧や藁なども含め、600や700メートルの巨大な食糧倉庫が一か所の砦に集中することになる。曹操は寝返った袁紹軍の軍人から、烏巣の食糧倉庫の位置情報を得て、攻撃を開始。それが功を奏し、長く続く戦が終焉を迎えることになる。



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■第14話ネタバレあらすじ

檻の中で気が付いた曹丕に、伏寿は郭嘉の命で来たのか問うと、曹丕は思いを寄せる伏寿に、「自分の意思で、皇后さまを守るために来た」と告げる。その頃、司馬懿は、審栄と共に、曹操の間者の拠点と思われる家に踏み込むが、そこはもぬけの殻・・・とその時、外から矢が飛んできて、思わぬ攻撃を受ける。司馬懿が壁に刀を突きさすと、そこには大量の間者が。両者揉み合いになるが、司馬懿たちが勝利する。矢が刺さった審栄が泣き叫ぶので、司馬懿は解毒剤を飲ませ、自分を信用させることを怠らない。

その頃、許都では、荀彧が陛下を助け出すよう郭嘉に命じるが、満寵がやって来て、鄴の拠点が壊滅したことを報告する。司馬懿の仕業だと見抜いた郭嘉は、次なる間者を送り込んだから心配いらないと余裕を見せる。劉平は開放され、伏寿たちの元へ帰って来る。戦場に妻を連れて来るなど、袁紹も気に入ると言う淳于瓊は、劉平たちのために食事を準備した。そこには、西域でとれる葡萄もあり、劉平を驚かせる。

その後、淳于瓊に贈り物があると言って連れていかれた先に、曹操が送り込んだ間者たちがおり、その中には楊平の顔を知る鄧展(とうてん)がいた。鄧展は劉平の正体を知る唯一の郭嘉側の人間だ。魏家を装う曹丕は、鄧展は魏の敵だと言って襲いかかろうとするが、劉平がそれを制し、鄧展が生きているのは淳于瓊に服従したからだと言って鄧展の命を救う。鄧展は恩を感じ、劉平の正体を知っていても、「漢の皇帝の使者でしょう」と正体を偽って答えた。今回は難を免れたものの、鄧展が劉平のことを“皇帝の使者”として来ていることを何故知っているのか、どうして袁紹軍に留まるのか疑問が残った。

司馬懿は審配の命で牢に閉じ込められていた。取り調べを受ける中、司馬懿はすっかり自分のことを信用している審栄に助けられる。それでも曹操側の司馬家を信じられない審配に対し、司馬懿は「弟の楊平は楊大尉の一族で、楊大尉と袁様は姻戚です、それで郭嘉は父を疑っています」と上手に審配を丸め込んだ。

鄧展(とうてん)は手当をしに来た医師が去った後、薬の中に密書を発見し、その現場を曹丕は目撃する。曹丕(そうひ)は鄧展がなぜ温県に行ったのか疑問に思うが、曹丕は劉平の似顔絵については言及しなかった。

同じ頃、司馬懿は武術に長けた女の刺客が牢に捕らえられていることを聞く。郭嘉の間者が拷問を受ける場面に出くわし、審栄に「間者を泳がせよう」と提案。わざと逃がすと、案の定、間者は外へは行かず、牢の中へ消えて行った。

司馬懿は間者を探すふりをして「司馬懿はここだ。早く出てこい」と唐瑛にサインを送る。唐瑛がその声に気づき、居場所を知らせる。牢屋の壁を隔て声で唐瑛(とうえい)の存在を確かめた司馬懿は必ず助けると約束し、間者を見つけると喉を掻き切った。自分たちの計画は台無しだと話す審栄と共に、司馬懿はその場から立ち去った。

曹丕は医者の後を追い、郭嘉(かくか)の間者か問い詰めるが、誤って殺してしまう。淳于瓊(じゅんうけい)に捕らえられた曹丕を、伏寿は見捨てようと言うが、劉平は曹丕が悪い人ではないと言って鄧展と共に助けに行く。

淳于瓊が劉平と伏寿(ふくじゅ)が逃げたと報告を受け、2人を捕まえに向かうと、鄧展が曹丕の横にいる兵士を殺害。劉平が縄をとき、伏寿と共に逃げるが、鄧展は後からきた兵士に殺されてしまう。

司馬懿と審栄は、鄴の街角で、儒学生の柳毅(りゅうき)が得意げに持論を繰り広げているところに出くわす、司馬懿の入れ知恵で、審栄が柳毅を論破すると、その様子を見ていた袁紹の武官・崔琰(さいえん)は、さっきの意見は偏見だと言って来たので、司馬懿がまたもや反論しやり込めたので、審栄はますます司馬懿を気に入る。

その頃、逃げて来た劉平たちは、大きな村に辿り着くが、そこには村人いなかった。伏寿に急速が必要だったため、3人は休みを取ることにする。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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