三浦(大谷亮介)の登場で“トリオ・ザ・捜一”再び「相棒23」【第7話ネタバレ・8話予告】

09時50分ドラマ
©テレビ朝日

12月11日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)では元捜査一課の三浦(大谷亮介)の依頼で特命係の右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が見事に未解決事件も解決。第8話「瞳の中のあなた」は12月18日に放送する。薫が刺されて命の危険に。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第7話が12月11日に放送された。捜査一課の刑事としてシリーズ当初から登場していた三浦役の大谷亮介が久しぶりに登場した。

■第7話ネタバレあらすじ

29年前に元交際相手を殺害した容疑で指名手配され、逃走を続けていた押見という男が刺殺された。29年前の事件は時効を迎えていたが、捜査一課は今回の事件と関連があると捜査を始める。

そんな中、右京(水谷豊)の携帯に、元捜査一課の三浦(大谷亮介)から連絡がはいった。三浦は29年前の事件の遺族対応をしていて、被害者の婚約者・恒川(神尾佑)が復讐を誓っていたため、恒川がやってのではと心を痛めていたのだ。三浦の切実な心情を汲み、動き始めた右京と薫。すると、先日、店に押見が現れ、パートの女性ともめていたことが分かる。右京と薫は、直接その女・さやかから事情を聞くが、どうやらさやか自身もワケありの様子だった。

押見を恨んでいるのは恒川だけではなく、被害者の父親もだ。父親はホームセンターで包丁を買っていた。しかし、殺そうと思ったものの殺すことができなかったという。凶器も別だった。父親にはだれかが押見の居場所を教えたのだという。

遺留品の中に「蝶と夜」というスナックのマッチがあった。右京達が訪ねて行くと、そこは押見の妹がやっている店だった。突然やってきて世話になると勝手に住み始めたが、年号がかわったことも知らず、最近のニュースも知らず、今時スマホも持っていなかったという。実際押見は偽造パスポートで海外逃亡していた時期があった。

さらに妹からの情報でいろいろなお店の弁当の情報を調べていたことがわかる。そして「やっと店がわかった」と言っていた。

さやかに再度話をきくと、押見が訪ねてきて恒川のことを探していたのだといい、さやかがバックにつけている鈴の音をきいて「仲間か?」と言われたという。さやかは恒川が毎日廃棄の弁当を持ち帰っていたことを思い出した。押見がまだ店の近くにいることを告げると、恒川が車で迎えに来た。そこにはさやかの元夫でDVを働いていた人物もいた。最初に右京に何も言わなかったのは恒川をかばってのことだった。

一方の三浦は恒川が押見を探していたことを知っていた。押見はサッカーチームの多摩川ウイングスの大ファンだった。いつか会場にくると思って恒川は張っていたのだ。そして、優勝した日、恒川は押見をみつけ対峙する。殺そうと思ったができず、家に連れてきた。そして監禁部屋を作り、毎日、弁当だけを差し入れていた。最近、さやかが恒川の家に訪れるようになり、このままでは押見に見付かってしまうと思い、引っ越しを考えていた。そして、押見を殺したのは自分ではないという。

殺したのはさやかの元夫だった。スーパーでさやかを待っている押見をみて「新しい男」だと勘違いしていた。もみあっているうちに、押見が恒川を殺すために持っていた包丁で押見を刺したのだ。

監禁容疑で連行される恒川は三浦をみて少し笑った。婚約者を亡くしてから感情を殺していた恒川だったが、やっと感情が解放されたのだった。



新旧の“トリオ・ザ・捜一”

シリーズ当初から刑事として特捜の右京(水谷豊)といい関係を築いていた“トリオ・ザ・捜一”の三浦刑事(大谷亮介)は、season12の第1話(2013年10月)で捜査中に太ももを刺されて重傷を負い、杖が手放せない身体となってしまったことから警視庁を退職して「相棒」を去っていた。その三浦が9年ぶりに登場した。そして、season19より新“トリオ・ザ・捜一”の一翼を担う出雲麗音(篠原ゆき子)とも対面し、新旧の“トリオ・ザ・捜一”が顔を合わせた。



DV夫がストーカー殺人犯を謝って殺す

第7話は29年前に発生したストーカーによる元交際相手の殺人犯が刺殺されたことからドラマはスタートした。現在では殺人に対する時効はないが、ちょうど端境期になるその事件の時効は成立したと思われていた。殺された女性の婚約者は犯人を見つけると殺すことまではできずに10年もの間監禁をする。逃げ出した犯人を殺したのは、元妻につきまとうDV夫が勘違いして刺したのだった。



薫(寺脇康文)の優しさから事件に巻き込まれる

18日に放送される第18話では、心優しき薫は視覚障害のある女性・藍里(森マリア)の伴走者を務める。その時に、何者かに刺されて殉職の危機に陥る。右京のようなするどい推理力や観察眼はないものの、その優しさで常に人によりそってきた薫だが、いったい何故刺されたのか?薫が恨まれているとして捜査をする本部とは裏腹に右京は藍里が経験した未解決事件の方を追う。薫がそうそう恨まれるようなことをしていないと信じる右京だからこその着眼点となる。



■第8話あらすじ

視覚障害のある女性・藍里(森マリア)の伴走者を務めていた薫(寺脇康文)が、ランニング中に刺された。そこに、藍里と同じ生花店で働き、伴走者を務めることが多い野瀬(レイニ)という男性が駆けつけてくる。二人は親しげだった。

捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、藍里が視覚を失った経緯を知る。2年前、藍里は偶然、強盗殺人の現場に居合わせ、もみ合いになり階段から転落して失明した。事件は未解決で、右京は薫が刺された今回の一件との繋がりを疑っていた。

藍里が手術を受け、近日中に視力を取り戻す可能性が高いことも、その推理に信憑性を持たせていた。さらに捜査を進めると、2年前の強盗殺人が、区役所の巨額横領事件と絡んでいることが分かる。



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

【2024年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】