BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第52話-第53話:守るべき者~侍女の裏切り【ネタバレ】
中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて12月16日放送の第52話と第53話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。
「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。
■キャスト
⇒押さえておくべき5人
⇒比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
ほか
■第52話「守るべき者」
謝宛如は王ケンに馬静に読み書きを教えて朝廷から遠ざけ、平凡でいいから健康に育ててほしいと王ケンに頼む。馬子隆の元へ向かった王ケンに、子隆は宛如の遺言通りに静を都からできるだけ遠くに連れて行くよう頼む。王ケンは誰の仕業なのかと聞くが、子隆は「権力に目がくらんだ」と自らの過ちと話し、母であっても信じられない。信じられるのは王ケンだけだと言い遺す。王ケンに「早く行け」と命じ、入れ替わって部屋に入ってきた皇后に看取られ皇帝が崩御する。
(c) 2021 China International Television Corporation
王ケンは馬車に乗って急いで王宮を出ようとするが門で警備兵に止められてしまう。だが警備していたのが以前から王ケンを知る魏邯(ぎかん)将軍で、機転を利かせて馬車を通してくれる。皇太后に知られる前に静を連れて都を離れるために西門へ向かう途中で遭遇した龐癸(ほうき)から、蕭キが逆賊として死んだと聞いた王ケンは龐癸の先導で皇都を脱出することに。
その頃、温宗慎が皇太后に「悲しみは理解できるが国事を優先してほしい」と願い出る。そして残り少ない禁衛兵の生き残りが帰ってきたと報告し、皇太后はわずか数百人の寧朔軍にここまで大打撃を受けたことに驚くが、蕭キも死んだと聞きほっとする。だがそこに王ケンと静が姿を消したとの連絡を聞き興奮してその場に倒れる。すぐに追手の兵が王ケンを追うが、魏将軍が時間稼ぎをしてくれる。
申太医は皇太后の脳の病が悪化しており、今後度々乱心すると温宗慎に診たてを話す。一夜のうちに皇帝が崩御し、皇后は殉死、皇太后も倒れてしまい、神は国を亡ぼすつもりなのかと嘆く宗慎は、皇太后を見舞い、国の安定のためには即刻君主を立てるべきと言う。皇太后は激昂して「皇帝は馬静でなくてはならない」と叫ぶ。誰に忠誠を尽くしているのかと問う皇太后に、「私は大成に、そして皇帝に忠誠を尽くす」という宗慎を追い出し、以前失態して幽閉していた金全(きんぜん)に馬静を探し出す密命を下す。
■見どころ:皇太后に看取られる場面で皇帝・子隆はどんな夢を見たと話すのか?彼もまた幼少期から皇太子としての重圧に苦しみ、彼なりに先帝を超える良い皇帝になりたかったのだろう。魏将軍は要所要所で力になってくれる将軍だ。他にも蕭キのかつての部下だった者たちが王ケンを助けてくれる。蕭キは傍にいないが王ケンを間接的に守ってくれている。
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■第53話「侍女の裏切り」
金全は命を懸けて報いると、皇太后に誓う。その頃、西門に着いた龐癸は皇后の令牌をみせ城外に出ようとするが、そこに追手が追いつき龐癸たちと戦いになる。龐癸の部下たちが次々に倒れる中、西門を守っていた兵隊は馬車に乗っているのが王ケンだと知り、追手の前に立ちふさがり王ケンを逃がす。彼らもまたかつては蕭キの部下だったのだ。
脱出に成功した王ケンは、徐女官と阿越に馬静を託して江南の王夙を訪ねるよう指示し、自分は龐癸と蕭キを捜しに棟羽山(れんうざん)へ向かうことに。蘇錦児が王ケンのお供をすると名乗りでるが、錦児は王ケンを裏切って賀蘭箴が追跡できるように道に目印を落す。錦児の狙い通り賀蘭箴たちは目印に気づき、賀蘭箴は忽耶鬼に王ケンを見つけて傷つけずにつれて来いと命じる。「王ケンは子澹に渡すはずでは」と問う忽耶鬼を賀蘭箴が睨み付ける。そして賀蘭箴は大成の追手たちを撃退する。
皇太后の密命を受けた金全は分かれ道で、王ケンが兄の王夙を頼るはずと考えて江南に進む。その頃、江南では父・王藺の護衛の青雲が王夙に会う。青雲は王藺が生きており、疫病にかかっていると話す。王夙はすぐに王藺を探し出す。
一方、王ケンたちは棟羽山まであと2日というところまで来ていた。王ケンは何度も助けてくれた龐癸に礼を言い、龐癸も徐女官たちと同じく私の家族だと伝える。だがその頃、水を汲みに行った錦児はその水に薬を入れて王ケンと龐癸を眠らせる。追いついた忽耶鬼(こつやき)は、王ケンを龐癸を部下に連れて行かせると、かねてより目をつけていた錦児を馬車に連れ込んで乱暴する。
皇都では皇帝、馬子隆と皇后、謝宛如の葬儀が行われ、訃報を受けた亡き皇帝の異母弟、馬子澹(ばしたん)がついに動き出していた。
とある農家で目を覚ました蕭キ。農夫は助けたのが蕭キとは思わず「皇帝が豫章王に殺害され、暗殺した豫章王は城壁でさらし首になっている」と話す。さらに、王ケンは皇都から逃げ出してお尋ね者になっていると聞いた蕭キは、王ケンの身を案じ、棟羽山での悪夢のような戦いを振り返り、胡光烈や胡瑶たちのことを想い涙を流す。
王夙の手配で王藺は回復する。青雲は、王夙が治水で成果を上げていると話し、王藺が息子・夙を過小評価していると言う。
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■見どころ:馬車の中から目印を落した蘇錦児が王ケンに抱きついて謝る。錦児の裏切りを知らない王ケンは優しく慰めるが、真実を知ったとき王ケンは錦児をどうするのか?また、薬の入っている水を飲む前、改めて王ケンに礼を言われた錦児の心中は?忽耶鬼に貞操を奪われた錦児は、姉のように慕った王ケンも心から愛した馬子澹(ばしたん)も裏切ってしまった。
◇BS12「上陽賦」番組サイト
2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
◇予告編
【華流ドラマ】【作品詳細】【「上陽賦」を2倍楽しむ】