「三国志 秘密の皇帝」第20話:昏睡状態の唐瑛が郭嘉の治療で意識を回復 ネタバレあらすじ(全33話)

01月19日22時00分ドラマ
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BSP4Kで1月26日(日)、BSPでは30日(木、夜)放送予定の第20話、毒を盛られた唐瑛(とうえい)がついに目覚め、司馬懿(しばい)とついに自由を手にする。第20話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第20話見どころ

戦が終わり、毒を盛られ瀕死の唐瑛(とうえい)は郭嘉(かく)の治療を受け、ついに司馬懿(しばい)と感動の再会を果たす。曹操(そうそう)に見込まれた司馬懿だが、愛する唐瑛と共に温県へ帰郷することを選択。地位より愛を優先した司馬懿だが、劉平は大好きな司馬懿と離れ、漢王朝復興という困難な道を頼もしい妻・伏寿(ふくじゅ)と共に歩み出す。一方、闇落ちした曹丕は父の寵愛を諦め、自分の道を行くことに。それぞれが自分の道を見つけ出し、新たな一歩を踏み出してく。



■豆知識:ダークホース・楊修(ようしゅう)

劉平が皇帝に仕立て上げ、そして漢王朝復興を目指し暗躍してきた楊修だが、官渡に派遣されてからはあまり出番がない。それが第20話では曹植(そうしょく)と接触。酒を酌み交わし、漢王朝の敵側である曹操に味方していくのか、今後の展開が気になる不穏な動きを見せている。

歴史上では自他ともに認める秀才の楊修は、曹操に召し出され、丞相主簿(じょうしょうしゅぼ)を任じられる。すると楊修は曹操の意向を読み取り、彼の思い通りの成果を挙げていき、そんな楊修は人望もあつく、多くの主要人物と交流を深めていく。その中の一人で、その後楊修の運命を左右するのが曹植となる。楊修は曹植と曹丕による曹家の後継者問題 に巻き込まれていき、悲惨な最期を迎えることになるが、それはまだ先の話になる。



三国志

■第20話ネタバレあらすじ

意識を取り戻した郭嘉は、自分を助けてくれた皇帝陛下の恩に報いるため、唐瑛を診ることに。すると以前に蜚(ひ)先生に盛られた毒に似ていることがわかり、既に解毒剤を飲んでいる自分の血を3杯使えば救うことが出きると言う。劉平は、回復していない郭嘉から血を取ることに心配するが、郭嘉はこれまで散々人を殺してきたのでここで恩を返さないのは恥ずかしいと言って、任紅昌(じんこうしょう)の助けをかりてお椀3杯分の血を使い、唐瑛を助ける。

曹操が宴を開いているところに、審配(しんぱい)と審栄(しんえい)が連れてこられる。曹操は帰順を促すが、袁紹に忠義を尽くす審配は、その誘いを断る。曹操に寝返った許攸(きょゆう)は審配に投降するよう勧め、袁紹の命令に従い審配の縄を解く。すると審配は許攸を刀で殺してしまい、曹操は審配親子に処刑を命じる。宴に同席していた司馬懿(しばい)は、「審配は殺しにしても、忠臣の子孫を絶やすべきではない。忠の父を殺し、孝のため子を生かすべきです」と進言し、審栄を助ける。曹操は司馬懿には人心掌握に長けていると感心する。

その後、曹操は司馬懿に出仕する気はないのか訊くが、司馬懿は命令であれば出仕するが、誘いならば、郭嘉と争うことになるので10年は出仕しないつもりだと答える。それを聞いて曹操は笑い、「帰るならば止めぬが、父君は賢明な判断を下すだろう」と言って司馬懿を送り出す。その頃、郭嘉の血のおかげで唐瑛は回復に向かう。郭嘉を見舞った曹操は、彼の手首に傷があることを不審がるが、郭嘉は治療のためだとごまかす。郭嘉は戦に勝ったのは皇帝のおかげだと話し、曹操はこの2年間で皇帝と漢王朝が変わり、それに司馬家が関与していることに不信感を抱く。

一方、曹丕が陣に戻って来る。心配した卞夫人が来ていることを知ると、曹丕は「母上が張繡(ちょうしゅう)に兄上を殺させたのだ」と問い詰める。それが曹操の寵愛を受けられない理由だと卞夫人をなじり、2人は涙を流す。それを聞いていた曹操が現れ、「お前は陛下を救った」と曹丕の功を労った。唐瑛の容態は安定し、司馬懿は安心する。一方で、曹操側についた劉平に激怒し、もう手助けしないと言い放つ。暗躍する楊修(ようしゅう)は曹植(そうしょく)に取り入り、曹植の野心につけこもうとする。

そして唐瑛は治療のおかげで意識を取り戻す。はじめは曹操の陣営にいることに驚き嫌がったが、劉平が曹操にはからい、司馬懿と温県に行けることを知ると喜んだ。司馬懿と唐瑛の出立の日、劉平は今生の別れと思い司馬懿を見送る。その様子を見ていた曹丕は、王越に剣術を教わっている時、王越の弟・王子服を殺したのは皇帝だと嘘を教える。また、任紅昌も、曹操への恨みを晴らすことはできないと、郭嘉に別れを告げ旅立つ。

許都では、荀彧(じゅんいく)が戦勝の知らせを受け歓喜する。そこへ満寵(まんちょう)がやって来て、鄴からの儒学生100人が門に来ていると報告してきたので、荀彧が行ってみると、劉平が助けた儒学生たちが待っていた。柳毅(りゅうき)は荀彧に、袁紹に騙されて鄴に行き殺されそうなところを、皇帝に助けられ、漢王朝に仕えるよう言われたと告げる。荀彧は儒学生に清潔な衣服と住居を用意するよう満寵に命じ、笑顔を見せる。

その頃、袁紹なき鄴に劉平と伏寿(ふくじゅ)、そして曹操らが入城していた。負けた崔琰(さいえん)は鄴の役人と戸籍を差し出し、それを見た曹操は、冀(き)州30万人ほどの兵士がいることを喜んだ。それを聞いた崔琰は、民の苦しみを訴えたので、劉平は、曹操が冀州の税を免じ、人心を掴むだろと間に入ったので、曹操は免税を約束するしかなかった。袁紹は死に、息子たちは逃げていき、城には残された袁紹の娘や袁煕(えんき)の妻・甄宓(しんふく)もいた。

曹丕は甄宓と駆け落ちまでした仲だったが、その関係をうまく説明できないでいると、劉平が助け船を出す。「朕を助けてくれたから2人を認めてやって欲しい」と口添えをしたので、曹操は2人の婚姻を認めた。劉平と伏寿は、苦労して袁紹の元から逃げ出そうとした時を振り返り、劉平は伏寿に、離れている間も伏寿のことを想っていたと抱きしめる。

その後、曹操軍と劉平たちは、許都へ向け出発する。馬車の中で、郭嘉は賈詡(かく)に「時代のために葬りさられる真実もある」と、皇帝が入れ替わっていることは秘密にしておくよう暗に諭される。都へ戻る途中、劉平たちは多くの兵士の死骸を目にする。劉平は自分の不甲斐なさを悔やみ、その中には、曹丕が曹操軍に送った少年の遺体もあった。曹丕は自分が太平の世を作ってみせると決意する。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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