「モーテル・カリフォルニア」ナ・イヌ誤解が解け、初恋のイ・セヨンにバックハグとキス【第5−6話あらすじ】
イ・セヨンとナ・イヌ主演で社会に葛藤を感じながらも初恋の相手との再会を描いたMBC金土ドラマ「モーテル・カリフォルニア」。
次回予告はYouTubeにて公開している。
第5話と第6話でお互いへの気持ちを確信しながらも互いに恋人がいるという誤解からすれ違い続けていたガンヒ(イ・セヨン)とヨンス(ナ・イヌ)の誤解が遂に解けて、ここまで続いたもどかしいすれ違いの展開に終止符が打たれた。ヨンスのバックハグや、ガンヒの部屋でのキスシーンなど二人の急接近を象徴する名場面が続く最新エピソードの気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。
「モーテル・カリフォルニア」は、田舎のモーテルで生まれ育ったチ・ガンヒ(イ・セヨン)が、12年前に去った故郷で初恋の相手チョン・ヨンス(ナ・イヌ)と再会し、繰り広げられる波乱万丈な恋愛ドラマ。2019年に出版されたシム・ユンソの人気小説『ホーム、ビター・ホーム』が原作。
■キャスト
チ・ガンヒ役:イ・セヨン
チャン・ヨンス役:ナ・イヌ
チ・チュンピル役:チェ・ミンス
クム・ソッキョン役:キム・テヒョン
ユン・ナヌ役:チェ・ヒジン
エスター・パク役:ソ・イェファ
ファン・ジョング役:ウ・ミファ
ほか
■第5話あらすじ
故郷での仕事を引き受けたガンヒ(イ・セヨン)は
ヨンス(ナ・イヌ)とナヌ(チェ・ヒジン)の様子を見て昔の約束を思い出す。実家のモーテルで痴情のもつれから警察騒ぎになり、周囲から後ろ指をさされるたびにアイスクリームやに連れてきてくれたヨンス。あの時、他の人とアイスクリームを食べないと約束したのにナヌと店にやって来た彼を見たガンヒは涙を流し、現れたヨンスを突き放すが、それでもヨンスは彼女を心配で追いかけるが、ソッキョン(キム・テヒョン)が彼女にサングラスを渡してあげる場面を遠くから見て、二人の関係を誤解してしまう。モーテルに戻ったヨンスはチュンピル(チェ・ミンス)の発案でガンヒを歓迎するサプライズイベントに参加させられる。
仕事が終わるまでの期間、モーテルで暮らすことにしたガンヒだが、噂を聞きつけた住民が彼女に会おうとモーテル前に集まっていた。戻ってきた彼女が屋上に向かうとそこには彼女の帰りを心待ちにしていた幼馴染たち。彼女に笑顔が戻るが、幼い頃から一緒だった仲間たちがちゃんと暮らしているのを見て、街を逃げ出した自分に自身が持てなくなってしまう。そんな彼女に、逃走ではなく挑戦だったと励ましたのはソッキョンだった。
ある日、ヨンスの不在中に牛の治療をしなければならなくなったナヌ。彼女を見たガンヒは彼女を勇気づけ、ヨンスが到着する前にナヌは一人で牛を救った。村で行われる催事のために工期が遅れることを危惧したガンヒ。彼女がソウルに帰りたがっているのを聞いてしまったヨンスは村の人々を説得し始めた。ガンヒも事態を解決しようと牧場へ向かうが、そこの主は昔からガンヒを差別的に扱ってきた馬の合わない男だった。相変わらず高圧的に接する男に対して、大人しく言いなりになろうとするガンヒを見たヨンスは彼女を止めるが、彼女は再びお節介なヨンスを突き放してしまう。結局、幼馴染とソッキョンの尽力で交通規制の問題は解かれるが、ガンヒは頼れる仲間に感謝をできていなかったことに自己嫌悪を抱く。
祭当日、会場でナヌがヨンスの母親に気に入られているのを見て、ソッキョンの腕を掴んでその場を去る。過去に大人たちから受けたひどい言葉は忘れるべきだというヨンスに、そうするつもりだと言い、距離を置こうとするガンヒだが、すっかり彼女を気に入ったナヌの登場で調子が狂い、更にヨンスの母親と新しい父親が騒ぎに。ヨンスとナヌは恋人でも何でもなく、ただ周囲の大人からの圧力を避けるために噂を利用しているに過ぎなかった。それを知らないガンヒだが、モーテルに戻り、彼の優しさを感じて夜の街を探し回り、好きだから助けたのかと気持ちを確かめる。しかしヨンスはただ彼女を忘れるために時間が欲しいとだけ答えて立ち去ってしまう。
■第6話あらすじ
ヨンスと気持ちがすれ違う中、アルム(イ・ソイ)から同窓会に呼び出されたガンヒ。しかし同級生らはアルムに対しても小馬鹿にした態度を取り始める。ガンヒよりも先にアルムをかばったのは彼女が密かに心を寄せる幼馴染のスンオン(ク・ジャソン)だった。モーテルに戻ると、祭りで騒動を起こしたヨンスの母親を囲んで人々が集まっていて中に入りづらかったガンヒは、玄関前でヨンス、ナヌと鉢合わせするがつれない態度で部屋に戻ってしまう。酔っていたナヌもヨンスの本当の想い人がガンヒだと気づいていて、気持ちを正直にガンヒにぶつければ、二人の関係が噂に過ぎないと弁明すると約束。
ソッキョンと工事の期間だけカップルのフリをして欲しいと頼んでいたガンヒは動物病院を訪れると、ヨンスにナヌが両親に恵まれ幸せに育った子かどうか不可解な質問をした後、祖父の墓参りに付き合って欲しいと頼む。そこでガンヒが渡したのはヨンスの祖父から託された一対の指輪だった。かつてソウルに一緒に行くはずだったヨンスが急に村に残る決意をして、祖父に説得を頼みに行ったガンヒは、祖父の病が原因でヨンスが村に残ろうとしていることを知り、祖父からはヨンスに幸せな家庭で育ったいい相手が現れたら指輪を渡して欲しいと残酷な頼み事をされていたのだ。動揺するヨンスに、村に戻ってきたのはナヌがふさわしい結婚相手か見定めるためだったと明かし、幸せになれとだけ告げて立ち去るガンヒ。知らないところで彼女が抱えていた孤独や、大人からひどい扱いをされたのに村に戻ってきた彼女の決意を感じ取ったヨンスは彼女を追いかけて後ろから抱きしめた。
自分には祖父が望む相手になれないというのが、突き放した理由だと打ち明けるガンヒに、おもむろに指輪を川に投げ捨てたヨンス。ナヌに指輪を渡さなきゃと慌てて川に駆け込んだガンヒに対して遂にナヌは恋人でも婚約者でもないと白状したヨンス。動物病院を二人で開く際にあらぬ噂が立つ前に自分たちで作り上げた設定上の関係だと明かす。ソッキョンについても「自分とは正反対で誰からも嫌われていないと思っている劣等感0人間」と明かしたガンヒにヨンスは安心。互いに核心には触れないもの一番気がかりだった疑問が解けて幸せな気持ちに。
ある日突然やって来た社長ジョング(ウ・ミファ)を歓迎するガンヒだが、父チュンピルと真剣に交際を考えていると聞いて困惑。昔誕生日にもらった巨大なテディベアも彼女の助言だったと知り父への嫌悪感を募らせる。心配するヨンスに、かつて母が第二子の出産直前に容態が急変した時に父チュンピルはヨンスの母を騙した男を捕まえるためにソウルに行っていたと明かし、二人を許すつもりはないと打ち明ける。それは母親を到底捨てることもできないヨンスを再び突き放す発言だった。一時的にソウルに戻ってもその発言が頭をよぎったガンヒはエスター(ソ・イェファ)とソッキョンの関係に触発されて、ヨンスと永遠に変わらない友達としての関係を提案するが、ヨンスはそれを拒んでガンヒにキス。驚いたガンヒだが気持ちが止められず体を任せる。
■見どころ
互いに好き合いながらも、ヨンスにはナヌが、ガンヒにはソッキョンがそばにいるからと悶々とした気持ちですれ違い続けていた二人のもどかしい関係が遂に今回の第5話と6話で急展開を迎えた。お互いに今でも恋人がいないこと、ガンヒはヨンスの祖父との約束を守るためにヨンスとの関係に線を引いていたことが明らかになり、これまで描かれたもどかしいすれ違いに遂に終止符が打たれた。
祖父からヨンスにいい相手が現れたら指輪を渡して欲しいと彼女の気持ちも知らずに残酷な頼み事をされたせいでヨンスの胸に正直に飛び込めなかったガンヒ。そんな彼女の事情を知ったヨンスのバックハグは今回のエピソードの大きな山場になった。かといってそれでハッピーに結ばれるわけにいかないのが本作の見どころのひとつ。
新たにガンヒと父チュンピルの確執の原因となった過去の悲しい事件や、ガンヒがヨンスの母親に対して抱いている嫌悪感の正体が少しずつ明らかになり、再び二人はすれ違い始め、恋人よりもずっと変わらぬ友情を育もうとしたガンヒにヨンスがキスをして、二人の関係に再び火がつきそうな予感。しかし、上述の通り一筋縄でいかない二人の関係を描いたこの作品、次回以降、問題ありなヨンスの母親が絡んで再び二人はすれ違い始めてしまう可能性が高く、再び燃え上がった二人の愛情にどんな展開が待っているのか興味が尽きない。第5話では4.9%、第6話では3.4%の全国視聴率(ニールセンコリア調べ)と安定的に視聴者の注目を集めている。
◇YouTube[모텔 캘리포니아 7회 예고]第7話予告
◇MBC「모텔 캘리포니아」HP
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