「相棒23」シーズン1から登場している中園参事官(小野了)は実はいい人?【第14話ネタバレ・15話予告】

02月06日10時33分ドラマ
©テレビ朝日

2月5日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)第14話では、中園参事官(小野了)が拉致監禁される目にあう。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が助け出すも、手柄を自分のものにしようとするところは憎めない。第15話「キャスリング」は2月12日(水)21時から放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第14話が5日に放送された。

■第14話ネタバレあらすじ

中園参事官(小野了)が突然、音信不通になった。内村刑事部長(片桐竜次)は、特命係に捜索を指示した。聞き込みから始めた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、中園が最近、老後の趣味を見つけようとしていたという情報を掴む。

そんな中、内村のスマホに、中園が監禁されている動画が送りつけられてきた。犯人の要求は、私人逮捕系動画配信グループのリーダーの解放だった。実は中園は会見で、問題のグループを悪しざまに非難しており、それを逆恨みしての犯行と思われた。

が、右京は別の可能性を視野に、中園が通い始めていた盆栽教室を訪問する。主宰の結城江梨子(西山繭子)に話を聞くと、中園は教室の人気者で、トラブルはなかったという。ただ、さらに捜査を進めると、中園と江梨子の間に不穏な噂があることが分かる。

私人逮捕系動画配信グループの人間を捜査一課の伊丹(川原和久)が捕まえる。野田というメンバーを捕まえて話を聞く。リーダーの永瀬から指示されてはいたが、実行はしていないという。

グループの海老原が単独でやっているのではというが、動画に写っている中園の“瞳”に映り込んでいる人物が覆面をしていることがわかる。すでに顔をさらしている海老原ではありえないと右京は考え、このグループに恨みをもつ人間が実行しているのだと推理した。しかし、中園から届いた動画は海老原のスマホが発進元だったのだ。偽装の可能性もないという。

右京と薫は盆栽教室を訪ねてみる。中園が拉致された場所に盆栽に使う薬品が付いていたためだ。江梨子の家を訪れると、壁を修復したあとなどがあり、右京は江梨子が夫と別れたのは夫のDVが原因ではないかと考える。また、近所の人がみた江梨子と中園が抱き合っている姿も“あえて”そうして、元夫から身を守ったのではと考えた。中園は江梨子にきちんとむきあってカウンセリング窓口を紹介するといっていた。

右京は盆栽教室に中園の後に入会した“加藤”という人物に目をつけた。海老原が撮影した動画の中に“加藤”の姿があった。そして監禁場所を特定すると、右京と薫は中園のもとに向かう。“加藤”と名乗っていた男性は小宮山という人物で、グループによって冤罪をでっちあげられ、警察に3日拘束されたのだという。グループと警察に恨みをもっていた。

小宮山は江梨子のことが好きになっていた。中園と江梨子が抱き合っているところを見てしまい、江梨子に不倫をやめるようにいったが、江梨子は「警察の人しか信頼できない」とその忠告を跳ね返していた。

実は、江梨子は夫を殺して庭に埋めていた。中園が明るく優しくしてくれるので、いつか心を許してしまい、夫のことを話してしまいそうで怖かったのだという。そこで小宮山を使い、この計画を立てた。警察が調べると庭から白骨死体が見付かった。



実はいい人の中園参事官(小野了)

警察官として“どうして”ここまで出世できたのか疑問を持たれている中園だが、プライベートでは実はいい人だった。夫のDVの記憶に悩む盆栽教室の先生に真面目に「カウンセリング窓口におつなぎします。正しく処置すれば傷が治り。元気を取り戻せる。盆栽だってそうじゃありませんか。大丈夫」と声をかける。もっともそれが原因で監禁される事態になってしまったのだが、第14話はいい人中園が見れる回となった。



ずっといいコンビの内村刑事部長(片桐竜次)と中園参事官

中園の上司である内村。二人は相棒シリーズにはなくてはならない人たちで、プレseasonから登場している。内村は手柄は独り占めし、ミスは部下に押しつけるのだが、一時、人がかわったように“正義の人”になっていたが、転落してもとの性格に戻った。そんな内村をうまく支えているのが中園だ。老後の心配を二人でしている第14話で、警察をやめても、そのままの関係が続いていきそうなところが垣間見られた。



第15話は、右京と心理戦を繰り広げる奥田剛(佐野史郎)に注目

イギリス好きな右京の趣味は紅茶だけではなく、チェスもかなりの腕前だ。12日に放送される第15話でそんな右京がチェスを使いながら、頭脳戦を繰り広げる。右京から指示を受けて“足で稼ぐ捜査”をする薫。二人の役割分担がきっちりと見れる第15話となる。



■第15話あらすじ

右京(水谷豊)が山荘でチェスを指している。チェスの相手で山荘の主は、奥田剛(佐野史郎)は、今から15年前に都内で発生し、いまだ解決されていない母子殺害事件の被害者遺族だった。

しかし、奥田自身にも疑わしいところがあり、警察に疑われた過去がある。奥田とチェスを指しながら、そうした事件の概要と現在の捜査状況について淡々と語る右京。そんな中、右京は都心に残っていた薫(寺脇康文)にメッセージを送り、奥田のアリバイ確認を依頼する。右京と奥田は、それを皮切りに、チェスになぞらえた壮絶な頭脳戦に突入していく。



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

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