【最終回予告】「相棒23」水谷豊と寺脇康文は警視副総監・杉本哲太の制止を振り切る【第18話ネタバレ】

10時41分ドラマ
©テレビ朝日

3月5日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)第18話は、最終回スペシャル・2話連続「怪物と聖剣」の前編となった。右京(水谷豊)、薫(寺脇康文)は勝手に都知事の一岡(片桐仁)に話を聞くが、これが警視副総監・衣笠(杉本哲太)の逆鱗に触れる。最終回・第19話は3月12日(水)21時から放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第18話が3月5日に放送された。第18話は最終回となる第19話との2話連続の前編。謎が大きくなったところでラストを迎えた。

■第18話ネタバレあらすじ

匿名流動型犯罪の統合捜査本部に駆り出された右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、ここ2か月で相次いでいる4件の住居侵入・強盗事件を担当する。4件のうち、最初の3件は金目のものを奪っていた。たいした金額にはなっていないが、数万円程度は取られている。その犯人たちの手口は共通しているようだった。

同じ市内の4件目の被害者である橋迫倫子(愛希れいか)という都議の家だけ、犯行の様態が特殊なことに右京は気がついた。小学生の娘・ほまれ(山中七)が帰宅した時間に犯人二人は押し入り、ほまれをしばり、その後やってきた祖母ともめたときに祖母を突き倒して怪我をさせた。長い時間家にいたものの、すぐに見付かりそうな現金にも手をつけていなかった。さらに、壁やカーテンを真っ黒くペンキで色づけしていた。右京達が話を聞くと、倫子の事務所に都の公共事業や助成金に関する怪文書が送られてきていたことが判明し、都の税金が不可解な形で100億円以上も流出していることを示すものだった。倫子は公文書の公開を求めたが、日付以外のほとんどの部分が“黒塗り”されている“のり弁”の状態だったという。

怪文書には、以前は汚職を暴いた現都知事の一岡(片桐仁)が利権まみれの政治をしていることも書いてある。複数人に怪文書は届いていたが、実際に行動にでたのは倫子だけだったようだ。

右京たちは入院中のほまれに話を聞く。倫子は襲われたショックを思い出すことを恐れていたが、ほまれは思い出した些細なことも全て日記につけていた。そこで、犯人たちは自分たちを「おいら」と名乗ったことやお菓子を食べたこと、腕に“鶏”の入れ墨があったこと、最後に部屋にペンキを撒いた時に「のり弁にしてやる」といったことを覚えていた。

一連の事件が巨大な利権と絡んでいる可能性を感じた右京と薫は、都知事の一岡を直撃する。少しの時間、話すことに成功したが、怪文書は偽造だといいはり、これ以上、警察が介入することを拒む。

その頃、事件と何らかの接点がありそうな木原健二(平山祐介)という男がいた。キッチンカーで働いていて、若い子たちに大盤振る舞いをしていた。その腕には鶏の入れ墨があった。

右京たちは、倫子の娘の証言をもとに、特殊詐欺の実行犯として捕まっている人達に聞き込みをする。誰の腕にも入れ墨はなかったが、特殊詐欺犯たちが使うSNSに「警察は腕に鶏の入れ墨がある人物を探している」と書かれてしまう。

そんな時、浦神鹿(毎熊克哉)が紅茶店にいた右京に話しかけてくる。小説家志望だという浦神は右京のスーツが英国仕立てだといい、二人の話ははずむ。

また、監察官の大河内(神保悟志)は倫子の元に届いた文書と同じ文書が警察から流出していると副総監の衣笠(杉本哲太)に話す。衣笠は決して都知事には触れるなというが、すでに特命の二人は接触を図っていた。

ネットでイヤープレートが出展された。それは倫子の家の前に襲われた家から持ち出されたもので、シリアルナンバーも一致している。出展者のアパートに行ってみると「私がやりました」と書かれたメモがあり、風呂場で自殺していた。腕に鶏の入れ墨があった。右京はその人物はスケープゴートだろうと睨む。

一岡は都政だけでなく、総理になって日本をよくしてゆくと宣言し始めた。そんな一岡が料亭に向かう。そこには一見対立しているようにも見える与党、野党、宗教関係者たちがいて、衣笠や社美彌子(仲間由紀恵)の姿もあった。一岡は総理が顔を出していないことに不満をもらすと、美彌子が外遊準備だと答える。そこに浦神がはいってきた。



細かいところに気がつく娘のほまれ(山中七)

「相棒」で細かいところといったら、右京の18番だが、第18話ではその右京を感心させる人物が現れた。自宅に監禁された小学生の少女・ほまれだ。思い出したことは全て日記に付けていた。犯人たちの特徴や何を言ったか。これを聞いた右京の頭脳を指摘したのは間違いない。



衣笠副長官(杉本哲太)はどんな甘い汁を都知事からもらっているのか?

特命を敵対視している衣笠だが、今回はどうやら一岡都知事(片桐仁)とつながりがあるようだ。都議の橋迫倫子(愛希れいか)に送られた都政の不備をつく内容をすでに知っているようだし、都知事をつつくなと命令する。都知事からなにか優遇してもらっているのか?



謎多き浦神(毎熊克哉)

紅茶店で右京に話しかけ、二人で紅茶を飲むことになる浦神だが、いったい何者なのか?浦神との会話は右京にとって楽しいことだったようで、珍しく声をあげて笑うシーンもあった。友達になってくださいと右京に行ってきた浦上だが、一岡が料亭に集める人の中にも入り込んでいる。12日に放送になる最終回でその正体が暴かれる。



時事ネタ満載の最終回スペシャル

毎話、その時の時事ネタと取り扱うことが多いが、最終回スペシャルの「怪物と聖剣」は特殊詐欺、黒塗りの文書などてんこ盛りだった。怪物となってゆく都知事の一岡を右京たちはどうやって止めるのか?



■最終回・第19話あらすじ

各地で若者の遺体が相次いで見つかり、全員が、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)の追っていた連続強盗事件の実行犯であることが判明した。

いっぽう、都知事の一岡(片桐仁)は、派手なパフォーマンスで熱狂的な支持を集め、総理の椅子に少しずつ近づいていた。そんな中、利権が絡んだ凶悪な事件が発生する。そして、不自然に右京に接近してきた浦神鹿(毎熊克哉)にも動きがあった。さらに、強盗事件の主犯格として木原健二 (平山祐介)という男が浮上してきた。



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

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