【最終回ネタバレ】「プライベートバンカー」すべては鈴木保奈美を後継者に育てるためのスキームだった!第9話みどころ

3月6日(木)に唐沢寿明主演のテレビ朝日系「プライベートバンカー」の最終回第9話が放送された。ネタバレとみどころを紹介。見逃し配信はTverとTELASA、Netfrixなどで配信中だ。
「プライベートバンカー」とは?
「プライベートバンカー」 は、凄腕プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)が金融知識を武器に、とある資産家一族の相続争いや愛人問題、裏金疑惑など“金”にまつわる数々の問題を打破していく、これまでにないマネーサスペンスドラマ。
■最終回 ネタバレあらすじ
天宮寺アイナグループ副社長・美琴(夏木マリ)が不正な地上げで数々の土地を奪い取ってきた事実が公となってしまい、天宮寺アイナグループの株価が急落する事態に。
すると、メインバンクである徳川銀行の常務・南野(宇梶剛士)は、企業の信用が失墜したとして、美琴に行ってきた個人融資の一括返済を通告してくる。ほかの銀行に融資を頼めばいいと美琴は平静を装うが、他の銀行も次々と融資の全額返済を要求し、その総額はなんと約1005億にのぼってしまう。
天宮寺家の資産の大半が株のため、美琴が用意できる現金ではとうてい返済額には及ばず、美琴は家族に協力を煽るが、長女・天宮寺沙織(土屋アンナ)をはじめ、長男・努(安井順平)と妻の果澄(MEGUMI)、次男・昴(吉田ウーロン太)は皆、美琴がまいた種だと言って冷ややかな反応をみせる。
しかし、庵野から、美琴が返済できず銀行に会社の株を回収されて市場に出回れば、天宮寺アイナグループは乗っ取られる危機に陥ると知らされると、努は外資系ファンド会社に勤める大学からの友人・鷹崎(中野英雄)ことタカを美琴に引き合わせる。
タカは、ホワイトナイトとして努が保有する株を一旦買い取って1000億を支払い、天宮寺アイナグループが完全復活を遂げた際にその株を買い戻してくれればいいという、この上ない好条件を申し出る。
美琴は警戒するが、この窮地を抜け出すには他に道はなく、またタカの会社は投資実績もあり怪しい企業ではない様子。しかし、念には念をと、庵野の助手・飯田久美子(鈴木保奈美)と御子柴修(上杉柊平)はそれぞれ調査を申し出る。
2人の調べでタカは南野と裏でつながっていたことが判明する。2人は美琴が返済不能になるよう仕向けるつもりだったのだ。美琴は自ら夫・天宮寺丈洋(橋爪功)のもとを訪ね、自分の株を1000億で買い取ってくれるよう頭を下げ、南野の天宮寺アイナグループ乗っ取り計画を打ち破った。
そのあとすぐ、丈洋は自分の財産のほぼ全てをかけて、若い起業家たちを支援する公益財団法人・天宮司記念財団を設立する。庵野は、丈洋が財産のすべてを財団に寄付してしまったため、美琴たちへの遺産相続はなくなったと話す。焦る沙織たちに、美琴は自分が理事長に就任すれば、財団の株を自由にできるといい、財団乗っ取りに動き出す。
ところが、理事会の席で丈洋の理事長解任は決まったものの、次期理事に選出されたのは他でもないプライベートバンカーの庵野だった。さらに庵野は自分が天宮寺アイナグループの株2%を所持していることを明かし、筆頭株主として美琴ら天王寺一族全員にクビを言い渡す。
美琴たちは庵野の裏切りを罵倒するが、すべては丈洋が望んだ「脱同族経営スキーム」のための行動だったと聞かされる。「ひと財産きづいたせいで、際限ない欲望を抱かせてしまった。このままでは争いはどこまでも続く…」と丈洋は告げ、今後グルーブの資産や経営に天宮寺一族が関わらないよう誓約書を書かせる。
誰もが署名を拒否するが、三人の子供と嫁に渡された書類の中には、他の家族に知られたくない秘密が挟まれており、致し方なく署名。美琴は最後まで抵抗するが、「それで、幸せだったか?」と丈洋に諭され、最後にサインする。「私はね、大きな勘違いをしていたんだよ。絶対成功したいと思いながら日々慢心する時間が、幸せがあった。その中にしか幸せはなかった」丈洋の言葉に家族はうなづき、天宮寺一族は解散となった。
グループの後継者に指名されたのは、久美子だった。丈洋はだんご屋を懸命に維持していた久美子を気に入り、庵野に弟子入りさせて「投資」と「経営」について学ばせ、後継者として育てようと考えたのだ。何も知らされていなかった久美子は初め拒否するも、だんご店に来た客に励まされ、庵野にも背中を押され、天宮寺アイナグループの新社長に就任。天宮寺とだんご屋の合併を発表する。
庵野はもう1人の依頼主である京極に、「今ならだんご屋を買収すると天宮寺もついてきますよ」と持ちかける。京極は大ファンのだんご屋が世界に羽ばたけるよう力をつけさせてくれた庵野に感謝し、プライベートバンカーの契約を更新する。
主題は“後継者争い”ではなく“後継者育成”だった
初めは投資の初心者として、時に騙され、オロオロするばかりだった久美子だったが、回を追うごとにたくましくなり、最終回では乗っ取りを計画していた銀行員と互角に闘うまでに成長。最後に明かされた今作の本題「後継者養成スキーム」は大成功!
眼帯の執事の謎
美琴の背後に常に控えていた眼帯をつけた執事の男性。今回のてんまつの全てを見ていた彼が、最後の最後で眼帯を外し、その裏面にICチップが貼られていたことが明かされた。しかし、高笑いする執事の姿を最後に、それがなんだったのかは明かされず…大きな謎が残った。
最後のスキームの名は?
庵野をプライベートバンカーとして雇っていた“だんご屋のファン”は、丈洋だけではなかったことがドラマラストで明かされた。用意周到な庵野のこと、「資産を上手に手放して家族を幸せにしたい」という丈洋からの要望と、「大ファンのだんご屋を存続させたい」という京極の要望をしっかり汲み入れた、今回の大がかりな計画。名付けるならいったい何スキームとなるのだろう?
庵野をプライベートバンカーとして雇っている大富豪が複数いることが判明したことで、続編の可能性も見えてきた。まだまだ知りたい「お金」の話。次回作を期待して待ちたい。
テレビ朝日「プライベートバンカー」は2025年1月9日(木)21時放送スタート。/主題歌:Alexandros『金字塔』(Polydor Records / RX-RECORDS)/出演:唐沢寿明、鈴木保奈美、上杉柊平、土屋アンナ、MEGUMI、安井順平、吉田ウーロン太、夏木マリ、橋爪功 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@pb_tvasahi」。番組公式Instagramアカウントは「@pb_tvasahi」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇「プライベートバンカー」番組公式サイト
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