BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第5話第6話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

BS朝日で放送中の「太宗イ・バンウォン~龍の国~」(全36話)は、チュ・サンウク主演韓国ドラマの第5話と第6話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)
「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。
※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】と【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第5話と第6話の完全ネタバレは【5-6話(前半)詳細・見どころ・豆知識/全31話版】で。
■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
ほか
■第5話あらすじ
民からの不満の高まりと、息子たちの争う姿を見たイ・ソンゲは、イ・ソンゲは夢を断ち切り開京を去る決断をする。バンウとバンウォンは父を見送ることしかできず、深い失意に沈む。一方、王宮ではイ・ソンゲが王位を狙うことを諦めたと安心するコンヤン王に対し、大妃アン氏は「必ず戻る」と断言する。イ・ソンゲを支持する者たちがいる限り、彼の意思だけでは止まれないと見ていた。
若い儒生たちから非難されたチョン・モンジュは、流刑中のイ・セクを訪ねる。イ・セクは、過ちを認めれば若者の軽蔑も消えると助言し、「イ・ソンゲを止められるのはお前しかいない」と諭す。その言葉でチョン・モンジュは決意を固める。一方、故郷に向かうイ・ソンゲもチョ・ヨンムの説得で高麗の現状を無視できず、開京に戻ることを決意。
その頃イ家ではチョン・ドジョンを中心に、イ・ソンゲを王に推す会合が開かれ、バンウォンは自らの行動で問題を起こしたため謹慎を命じられる。だが「重要な何かに気づけば、すぐ呼び戻す」とチョン・ドジョンは語る。そして、イ・ソンゲがついに帰還。チョン・ドジョンは武臣や文臣の排除を決意し、新政権への布石を打つ。
今回もバンウォンの妻ミン氏が大活躍する。「男は、婚礼の前は母が育て、婚礼の後は妻が育てる」妻ミン氏の台詞だ。夫を大物に育てようと決意した彼女は実家総出でバンウォンを後継者にすべく後押しする。チョン・ドジョンの後を追うように忠言したのもミン氏だ。
バンウォンの妻ミン氏は、夫を後継者に育てるべく実家を巻き込んで後押しを開始。「結婚前は母、結婚後は妻が男を育てる」との信念を語る。チョン・ドジョンにも積極的に忠言する姿が描かれる。
ピョン・アニョル将軍は処刑され、イ・ソンゲは軍権を握る三軍都摠制使に任命される。さらに、イ・セクら文臣には罪がでっちあげられ拷問を受ける。王に頼れる臣下がいなくなったコンヤン王は無力化。次は譲位を迫る段階へと進む。
しかし、チョン・モンジュは急進的なやり方に反発し、チョン・ドジョンを訪ねて対立を露わにする。イ・ソンゲとチョン・ドジョンの道に、明確な壁が立ちはだかろうとしていた。
■第6話あらすじ
政治の場から離され不満を抱くバンウォンに、妻ミン氏は義父ミン・ジェのもとで民や政を学ぶことを勧める。兄バンウに政治への意欲がないと見たミン氏は、夫を後継者にするため、チョン・ドジョンに匹敵する学識を身につけさせようとしていた。ミン・ジェは芸文館提学という王命の記録・整理を担う要職で、王の意図を素早く察する立場にあり、バンウォンにとっても学びの場となる。
ある日、バンウォンに王宮からの召喚が届き、イ家を代表して参内することに。チョン・ドジョンたちはこれは譲位の布石だと読むが、王は逆に「イ家の思い通りにはさせない」と言い放つ。背後にチョン・モンジュがいると知ったバンウォンはその意志をイ・ソンゲたちに報告。イ・セクらの釈放もチョン・モンジュ主導であることを伝える。
イ・ソンゲはチョン・モンジュの覚悟を受け入れ、「絶対に彼を傷つけるな」と命じる。だがチョン・ドジョンは彼を放っておけず、罪人を自白させるために清州へ急ぐ。途中、増水した川に足止めされ、溺れかけたところをバンウォンに救われる。宿で二人は、チョン・モンジュの力と、彼を味方にしようとするイ・ソンゲの姿勢について語り合う。
清州に到着した時にはすでにチョン・モンジュが罪人たちを釈放済み。チョン・ドジョンとチョン・モンジュの口論は激化し、友から敵へと関係は決裂する。
ミン氏は王宮の動向とチョン・モンジュの動きを弟たちに調査させ、市中ではイ・ファサンに情報収集を依頼。内外から動きを見極めていく。
その頃、イ・ソンゲはチョン・モンジュの協力を今も諦めておらず、「必ず彼を戻す」と宣言する。しかしチョン・モンジュはチョン・ドジョンを弾劾する上訴文の準備を進めており、義弟たちから報告を受けたバンウォンは屋敷に赴き、撤回を懇願する。だがチョン・モンジュは聞く耳を持たず、「犠牲を容認する政治は間違っている」と、正義の信念を語る。思想の違いが、決定的な対立の火種となる。
◇BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
◇YouTube|予告動画
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】