「三国志 秘密の皇帝」第32話:復讐に燃える司馬懿が楊修を追いつめる ネタバレあらすじ(全33話)

04月20日22時00分ドラマ
© Chinese Entertainment Tianjin Ltd.

BSP4Kでは4月27日(日)、BSPでは5月1日(木、深夜)放送予定の「三国志 秘密の皇帝」第32話、曹操(そうそう)の腹心の部下、荀彧(じゅんいく)が自害。孤独の曹操は鄴で都を開く。第32話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。



「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第21回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。



■第32話見どころ

伏寿の父・伏完(ふくかん)の謀反を発端に、司馬懿(しばい)の復讐が始まる。謀反を知っていた父・楊彪(ようひょう)を守るため楊修(ようしゅう)が命を差し出し、そして荀彧まで司馬懿の計画通りに自害へ追い込まれ、曹操の周りから信頼できる者たちが姿を消す。孤立する曹操は、許都を離れ鄴へ。劉平は平和のために曹節と婚姻し、曹操と姻戚関係を結ぶが、許都に平穏が訪れる。復讐に燃える司馬懿が唐瑛の刀を愛しそうに抱く姿が胸を打つ。



■豆知識:果敢に樊城を攻める関羽

曹操と一時は主従関係を結んでいた関羽。劉備の配下だった関羽は、身長200cmを超える大男で、当時の最強レベルに匹敵する武勇の持ち主で、劉備に尽くそうとする忠義心に曹操は惚れこんでいたと言われている。関羽が曹操を裏切り、徐州で独立した後、曹操に攻められ敗北。その時、劉備の妻子を守る形で曹操に一時的降伏した関羽は、いずれ劉備の元へ戻ることを条件に曹操の配下にいた。

第31話で関羽が樊(はん)を攻めたという描写があったが、劉備の元へ戻った関羽は、樊城の戦いで敗北。歴史から姿を消すことになる。関羽は最初こそ、破竹の勢いで勝ち進み、樊城を包囲。この樊城を守っていたのは曹仁。関羽の軍が樊城を包囲すると、そこに魏の于禁(うきん)が兵力を率い援軍に来るが、水害によって壊滅、関羽に降伏する。その後も兵糧攻めで樊城を包囲して戦うが、仲間の救援を得られず、敵を捕虜にしてしまったことで窮地に陥り、さらに呉の裏切りに合い敗北してしまう。

ドラマでは後漢の漢王朝が忠臣に描かれるが、三国志の中でも劉備や関羽、諸葛孔明など有名人の名前が上がるのもこのドラマのダイナミックスさを感じるところ。本編と違うところで壮大な三国志の戦いが行われているが、劉平と漢王朝のドラマはどのようなエンディングが待っているのか、最終回まで気が抜けない。



■第32話ネタバレあらすじ

三国志NHK海外ドラマ『三国志 秘密の皇帝』第32回:劉平(りゅうへい)
© 天津唐人影視股份有限公司

伏完の家で見つかった手紙は司馬懿が唐瑛の敵討のために仕組んだものだった。司馬懿は連行される楊修に「まずは楊殿に死んでもらう」と告げ、去っていく楊修を見つめながら唐瑛の忘れ形見の剣を抱きしめ涙を流した。

荀彧は伏家に関する書類が書けずにいたところへ曹操がやってくる。荀彧は跪いて、伏家の者達への寛大な処置を求めた。かたや曹操は、荀彧の手紙を投げつけ、荀彧が伏完の反乱を隠していたことを責め立てた。すると荀彧は、これまで陛下と曹操の間で奮闘していたが、何をすべきかわからなくなったと涙を流した。曹操と志を同じくしていたと思っていたが、もう曹操にはついていけないと別れを選択。「これでお別れです。曹様、ご自愛ください」と告げて去って行った。曹操は、信頼する者達が自分の元を離れ、劉平に味方することに孤独を感じて膝をついた。そこへ、曹丕が荀彧の自害を報告しにやって来る。曹操は「死なせる気はなかった」と興奮し、激しい頭痛に襲われた。

劉平は、棺の中の伏寿を見つめ、別れを惜しんでいると、司馬懿が遺体を引き取りにやって来る。棺が運び出されると、劉平は司馬懿に「伏完を利用したのだな」とこの一連の騒動を司馬懿が計画いたものだと暴く。司馬懿は伏完に、伏完が死ぬことで曹操を追いつめられると誘導。伏完が死ぬ前に荀彧と楊彪へ文を書くよう頼み、そのことで2人を追いつめれば、曹操が殺すはず。名家の2人を殺せば、皆が曹操から離れるだろう。司馬懿の謀に怒りを覚えた劉平は司馬懿を殴り、お互い進む道が違うことを自覚し、司馬懿に別れを告げた。

孔融が処刑され、盧毓(ろいく)たち儒学生たちは、曹操への反感を強める。そして荀彧の葬儀が行われ、荀彧の息子は、遺骸と共に潁川に帰ることを曹操に告げた。曹操はてっきり荀彧の親族は鄴に行くものだと思っていたが、親族たちは劉平の元へ歩みより、許都に留まることを許して欲しいと申し出た。曹操は信頼していた者たちの裏切りを受け、敗北感を覚える。劉平は曹操に、早く許都を離れるよう促した。曹操は、曹節を陛下に嫁がせることを決意。そうすれば、自分がもう人を殺さずに済むと思ってのことだった。「本当は人を殺したくはなかった」と本音を漏らし号泣した。

曹節との婚姻の申し出に、劉平は曹操が自分と姻戚関係になるため伏寿を殺したのかと言って受け入れなかった。しかし、曹節が本当の夫婦でなくてもいいから、漢王朝と曹操の争いを終わらせるため婚姻をする必要があると説得。劉平も曹節の言葉を受け入れ、2人は婚姻を結んだ。

司馬懿は唐瑛と一緒に住むはずだった家を訪れた。そこには死んだはずの伏寿が住んでいた。実は、伏寿が追い込まれることを見越した劉平が、司馬懿に冷寿光に作らせた仮死状態になる薬を渡し、これで伏寿を助けて欲しいと頼んでいた。伏寿を殺せば、司馬懿が曹操の信頼も得られることも計算していた劉平は、曹操がいる限り伏寿には会えないことが、自分が受ける罰だと思っていた。伏寿は曹節が皇后になったと聞き、次は曹節が犠牲になるのかと悲しい顔を見せた。司馬懿は、唐瑛の親友であった伏寿がこの別邸に住んでくれるのは嬉しいと話し、唐瑛の墓を参ってから鄴へ出発した。

曹操が鄴へ行ってから6年。伏寿が買い物をしていると、八百屋の主人は、陛下が民を大事にしていると嬉しそうに話すのを笑顔で応えた。税は軽く、戦がないから徴兵もされない。戦を逃れてきた民を受け入れてくれる劉平の人気は高かった。許都に、関羽が樊(はん)を攻め、曹仁の于禁軍を全滅したという知らせが入る。関羽は許都まで劉平を迎えにくると言っており、劉備は諸葛孔明と共に蜀を出て許都を攻め込まれるかもしれず、状態は不安定だった。一方、曹操の戦は負け続け、曹軍の状況は悪化していた。さらに曹操の頭痛が悪化していることから、劉平は医学を勉強した自分が診てみることにして、洛陽へ向かうことにする。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※4月3日(木)からBSの放送時間がいかに変わる。
 BS 毎週木曜 23時25分
 BS<再放送> 毎週金曜 17時00分

[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

【華流ドラマ】【作品詳細】【「三国志 最後の皇帝」を2倍楽しむ】