朝ドラ「あんぱん」今田美桜、師範学校に合格したが、待っているのは厳しい寮生活…第4週あらすじと第5週予告

のぶ(今田美桜)は合格したものの、嵩(北村匠海)は不合格。母・登美子(松嶋菜々子)を喜ばすことができず、“何のために生きる”のかに悩む。そんな嵩をのぶや寛(竹野内豊)は全力で励ます。NHK朝ドラ「あんぱん」の第5週「人生は喜ばせごっこ」(4月28日~5月2日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第4週が4月21日から放送された。
千代子(戸田菜穂)と登美子(松嶋菜々子)の関係に注目
嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)の産みの母親である登美子と、二人を育てている千代子だが、バッチバチの関係なのだ。自身の再婚のために出て行き、8年間も子どものことを置き去りしていた登美子は経済的にも寛(竹野内豊)と千代子夫婦に面倒を見てもらっているのだが、まったくそんなことを気にしているようにも見えない。演じている松嶋菜々子も戸田菜穂もどちらも朝ドラのヒロイン経験者と関係もあり、演技派の二人の“バチバチ”を視聴者も楽しんでみていられる。そんな中、松嶋菜々子からのコメントが到着した。⇒“捨てたつもりはなかった”松嶋菜々子が語る、“母”登美子の葛藤と愛情…
名言の嵐だった第4週
のぶにとっても、嵩にとっても中学を卒業し、自分の人生を深く考え、未来にむかって突き進むことになった第4週はこれまでの週にもまして、やなせたかしが遺した多くの名言が登場した。タイトルにもなっている「何のために生まれて、何のために生きる」や「勇気100倍」など、朝から勇気をもらった視聴者も多かった。
一直線ののぶ(今田美桜)にとって、千尋(中沢元紀)はしょくぱんまん?
のぶがモデルになっているドキンちゃんはしょくぱんまんのことが大好きなのだが、第3週で、のぶが参加したパン食い競争でのぶを助けてくれ、ラジオもゆずってくれた千尋はしょくぱんまんのような存在なのか?第4週でも、のぶは千尋の思いをきき、毅然と嵩に立ち向かったりする姿が見られた。
やっと自分の夢を口にする嵩(北村匠海)
嵩は、母親の登美子(松嶋菜々子)に“捨てられ”て、子どもの頃に伯父・寛(竹野内豊)のもとに預けられ、母にも伯父にも遠慮があり自分が本当に何をやりたいのかを口に出来ないで居たが、28日から始まる第5週で、その思いをやっと口にすることができた。寛の助言も得て、“絵を描いて生きてゆく”ことを決意する。美術学校に受かることはできるのか?そして、女子師範学校に受かったのぶだが、現実の厳しい。それでも前を向いて力強く生きてゆく。
【第4週(2025/4/21-4/25)ネタバレあらすじ】
教師になりたいという夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。
同じく嵩(北村匠海)も、通知簿を見た千代子(戸田菜穂)にたしなめられる。小学校の頃は成績抜群だった嵩だが、数学だ大の苦手で、甲乙丙丁の“丁”をつけられるほどだった。そんな嵩をかばった登美子(松嶋菜々子)だったが、実際に成績表をみて少しひるんでしまう。
羽多子(江口のりこ)からのぶに勉強を教えてほしいと頼み込まれた嵩は、断り切れず引き受けてしまう。しかし、のぶから数学の問題を質問されると、全く答えられない。通りかかった千尋(中沢元紀)が二人に数学の問題を解くこつを教える始末だ。
夜、苦手な数学に悪戦苦闘する嵩が廊下に出ていくと、寛(竹野内豊)の書斎から話し声が聞こえてきた。寛は千尋に「嵩がこの家で気まずい思いをしないために、嵩にこの病院をつぐように気を遣ったのではないか」と寛は千尋に尋ねていた。
のぶが勉強のため柳井家にやってくると、嵩の姿が見当たらない。嵩は線路沿いを歩きながら、昨晩聞こえてきた会話を思い出していた。そして、草吉(阿部サダヲ)に子どものころの千尋との思い出を語る。子どもの頃は千尋のことを守ってあげなくてはいけないと思っていたが、いつのまにか、立場が逆転していると感じ始めていた。
同じころ、部屋で嵩を待っていたのぶは、千尋から嵩への思いを聞いていた。千尋は幼いころに寛夫婦に養子にだされ、母親がいなくなった後、嵩までまたいなくなるのではといつも不安だったのだ。夕方、嵩は戻ってきた。どこに行っていたのかと問う千尋に嵩は自嘲めいた物言いで答え、ついには取っ組み合いになってしまう。二人ともこれまで心の中に秘めていたことを吐き出す。そこに駆けつけたのぶは千尋の思いを考え、嵩の頬を叩いてしまった。
けんかした嵩と千尋に、寛は改めて後継ぎはいらないと告げる。千尋は兄のために医師の道を譲ったのではなく、実は“血”が苦手だと打ち明けた。そして、何をしながら生きるのか、見つかるまで必死でもがけと言い聞かせる。寛の前で兄弟で思っていることが言えて、すっきりとした気持ちで嵩は受験勉強に臨む。母・登美子が喜ぶ顔が見たいと高知第一高等学校を受験するのだ。
そして迎えた受験の日。のぶが家族に見送られていると、突然登美子(松嶋菜々子)が現れる。なんと、嵩の受験票を登美子が神棚に供えていたのをしらずに、持ち物の中にあると思った嵩が受験票を忘れて入試に向かっていたのだ。状況を把握したのぶは意を決して走り出す。なんとか受験強と草吉が作ってくれたあんパンを嵩に届けて、のぶも自分の受験のために走ってゆく。
ハプニングを乗り越え、無事試験を終えたのぶと嵩。表情が明るい嵩とは対照的に、肩を落とすのぶ。その様子に、羽多子(江口のりこ)たちは明るく励ます。柳井家では、合格の前祝いにと登美子と千代子(戸田菜穂)が赤飯が用意し、嵩は困惑する。寛から「今日ぐらいしたいことだけすればいい」と言われた嵩は、夢中で漫画を描く。そして、ついに合格発表の日がやってくる。
受験したのぶと嵩の明暗が分かれる。嵩の不合格を聞き、静まり返った柳井家で嵩は寛たちに頭を下げる。そこに、のぶと草吉があんぱんを届けに来る。朝田家はうれしいときもしんどいときもあんぱんを食べると話すのぶに、登美子はのぶが合格したからそんなことが言えるといい、嵩の勉強の邪魔をしたとまで言ってしまう。それを聞いて千尋が“最低”と反論する。
翌朝、御免与町を去ろうとする登美子を嵩は追いかける。登美子は、嵩に好きに生きろといって去って行った。そして、草吉に自分は何のために生まれて来たのかと尋ねた嵩は、その夜、家に帰らず、千尋たちが心配をする。千尋、のぶ、草吉、寛で町中を探すが、嵩はいない。草吉が嵩が以前線路にいたことを思い出して行ってみると、嵩はそこにいた。どれだけ心配したかをみなが話す。そこに朝陽が昇ってきた。寛は「絶望の隣には希望がある」といって、嵩にほほえんだ。
【第5週(2025/4/28-5/2)あらすじ】
■第21話(月)
昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公美)や、先輩たちの厳しさにたじろぐのぶとうさ子(志田彩良)。こうして、のぶたちの生活は一変した。一方、浪人生の嵩は、千尋(中沢元紀)から将来についての熱い思いを聞く。すると突然、自分の心の内を叫ぶ嵩。千尋に触発されて、嵩はようやく自分がどうしたいのか、本当の思いを吐き出す。
■第22話(火)
寛(竹野内豊)に背中を押され、嵩(北村匠海)は美術の学校を受験することを決意する。しかし、苦手な数学の試験もあると知り頭を抱える。同じ頃、弱音を吐いて泣き出すうさ子(志田彩良)を励ましながら、せっせと先輩の洗濯物を洗うのぶ(今田美桜)。そこに現れた担任の黒井(瀧内公美)は、「御国のために強くなりなさい」と言い放つ。そんな中、ひと月ぶりに朝田家に帰ってきたのぶに、嵩は絵を描いて生きていくと伝える。
■第23話(水)
蘭子(河合優実)がある男から結婚を申し込まれる。ひとり作業する豪(細田佳央太)に、蘭子は縁談についてどう思うか尋ねる。豪の返答に蘭子は…。女子師範学校では、薙刀の授業中にのぶ(今田美桜)がうさ子(志田彩良)を助け、黒井(瀧内公美)と対峙。黒井に圧倒されたのぶとうさ子は、一緒に強くなろうと約束する。そのころ、数学の問題に苦戦する嵩(北村匠海)は、寛(竹野内豊)に問題を解くためのコツを教わる。
■第24話(木)
縁談の返事をするため出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。秋になり、うさ子(志田彩良)は薙刀の腕を上げていた。週末も稽古をしていたという彼女に、のぶは圧倒される。年が明け、嵩の受験の日。家族の応援と草吉(阿部サダヲ)の合格あんぱんを受け取った嵩は、夢に向かって出発する。二校のうち一校が呆気なく散った嵩は、一縷の望みをかけ、東京高等芸術学校の試験に臨む!
■第25話(金)
東京高等芸術学校合格発表の日。嵩(北村匠海)は結果を見る勇気が出ず、ひとりベンチに座っていた。そこに寛(竹野内豊)が現れる。嵩の表情に、「絶望の隣は希望や」と励ます寛だったが、まだ結果を見ていなかった。寛は嵩の腕を掴み急いで掲示板に向かう。その頃、のぶ(今田美桜)は嵩の合否が気になって薙刀の稽古に身が入らずにいた。うさ子(志田彩良)に試合をして負けたのぶに、黒井は信念のない己に負けたのだと言う。
■スタッフ他
脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,細田佳央太,中沢元紀,志田彩良,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,竹野内豊,阿部サダヲ, 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk
【2025年春ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】