「特捜9 final」深川麻衣の大活躍で、村の子どもを犯罪から救った【第4話ネタバレ・5話予告】

2025年4月30日に「特捜9 final season」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)第4話が放送された。村興しに来たと思われた移住者(尾関伸次)が村おこしを装って大麻を販売しているとしった村人たちが移住者を撃退。直樹(井ノ原快彦)たちとは別行動をした高尾由真(深川麻衣)が大活躍した。5月7日に第5話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「特捜9」とは
「特捜9 final season」は井ノ原快彦演じる特捜班の班長・浅輪直樹を中心に、特捜班メンバーがそれぞれの方針で捜査をして真実に迫る。背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。その最終シーズンとなる「特捜9 final season」の第4話が4月30日に放送された。
■第4話ネタバレあらすじ
遠くに富士山の見える自然豊かなある村で休暇を楽しむ高尾由真(深川麻衣)は、出張帰りの青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)とばったり遭遇する。なんと、宿泊先まで同じだった。
翌朝、青柳と矢沢は温泉に向かうが、そこでクラウドファンディングで村おこしを行っている東京からの移住者・福元正志郎(尾関伸次)の遺体を発見する。福元は有毒な硫化水素が発生しやすい場所である浴槽の中で溺死体となり見つかったため、村の駐在・鶴見(星田英利)らは事故ではないかと言うが…。青柳と矢沢が刑事だと知った村人たちは警戒して非協力的となったことで、二人は由真に観光客のふりをして捜査するよう頼むのだった。
一方で、東京の浅輪直樹(井ノ原快彦)班長と村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)も事件現場へと向かっていた。首に刺し傷のある鬼頭晃(阿部遼哉)の遺体が海からあがったのだ。所持品から麻薬関係のトラブルに巻き込まれた可能性が浮上する。
やがて、由真は村に住む唯一の子どもである小林芳雄(森優理斗)と出会う。芳雄の案内で警戒する村人からいろいろなことを聞くことが出来た。探偵を自称する彼は《怪人のアジト》と呼ぶ空き家に由真を案内するが、そこで由真は驚くべき光景を目にする。そこでは大麻草が栽培されていたのだ。芳雄は一旦、行方がわからなくなるが、自分の秘密基地にいた。そしてトランシーバーだといって、ガス検知器を使っていた。
そして鬼頭の事件を追う直樹と志保は被害者の家に向かう。屋根裏に大量の大麻と共に隠されていたファイルの中に、なぜか由真の名前があった。由真に聞くと、村のクラウドファンディングの名簿ではないかという。直樹と志保は、鬼頭たちが大麻の受け渡しに村のクラウドファンディングを使っていたと予想する。屋根裏にあった大麻はクラウドファンディングの返礼品のポーチの中に入れられていたのだ。そして写真から、鬼頭、村で殺された福元、旅館の女将・山下奈緒子(西原亜希)、ほか数名の村人がクラウドファンディングに関わっていたことがわかった。
直樹と志保も村にいき、青柳、矢沢、由真と一緒に、クラウドファンディングに関連していた村人達を集めた。青柳たちの捜査で、村人達が分担して、少しずつ細工を行い、硫化水素がたまった風呂に福元を誘導して殺したことがわかった。奈緒子は直接的には誰も何もしていないと言い張るが、奈緒子がガス検知器を正常なものから動かないものに変えるために、芳雄を使ったことを由真が責める。犯罪に小学生の芳雄を巻き込んだのだ。
奈緒子たちは、福元と鬼頭が村を利用して、大麻の売買を行い、村を壊すことを恐れたのだ。しかし、直樹の調査で、鬼頭は福元とは違い、なんとか福元の行動を阻止しようとしていた。結果的に鬼頭は大麻の売買を続けたい福元に殺され、福元は村人達に殺されたのだった。
自然豊かな現場が登場
休暇で出かけた場所で事件に巻き込まれると刑事ドラマや2時間サスペンスではおなじみの舞台設定だが、「特捜9」ではあまり見られなかった。今回、自然豊かな現場に向かったのは、休暇を取りに行った高尾由真(深川麻衣)と、出張帰りにガス欠で帰れなくなった青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)コンビだった。休暇をとったはずの高尾が二人を同じ宿泊施設で泊まることになり「休暇を楽しめない」と心底がっかりとするが、さらに事件に巻き込まれてゆく。
「オリエント急行殺人事件」のような展開
今回、村で起きた殺人は直接的にだれかが殺したのでは無く、殺意をもつ複数の人間が少しずつ犯罪を分担して一人の人間を殺した。アガサクリスティの代表作「オリエント急行殺人事件」のようだと連想した視聴者も多かったようだ。
ピンチに陥った矢沢英明(田口浩正)
温厚な性格で、売れっ子漫画家の妻・早苗(畑野ひろ子)を支え、仕事では個性が超つよい青柳靖(吹越満)を支えている。その矢沢に5月7日放送の第5話でスポットがあたる。第4話のラストで、久しぶりに早苗が画面にも登場した。しかし、そこで矢沢に話した内容は視聴者にも衝撃だった。高校生の息子・福太郎が彼女を妊娠させてしまったという。
第5話で矢沢のそっくりさんが特捜班に潜入
プライベートでピンチの矢沢だが、なんとそっくりさんが特捜に入り込んで、捜査まで行ってしまうという第ピンチもまっている。田口浩正が、刑事と空き巣犯を演じ、どんな2役を見せるのか?
■第5話あらすじ
とあるアパートに空き巣に入っていた男・小澤晃一(田口浩正/二役)は、自宅に戻った際に犯行現場に手袋を忘れてきてしまったことに気付く。手袋を回収するべく、昨夜忍び込んだアパートに出向いたところ、たまたま青柳靖(吹越満)と遭遇する。容姿が矢沢とソックリだったため、彼と勘違いした青柳は、忘れ物の矢沢の警察手帳をあろうことか小澤に渡してしまった。さらに、事件発生をきき、小澤を矢沢だと思って一緒に現場に向かってしまう。
事件現場で班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)、村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)らと合流した青柳、そして落ち着かない小澤。被害者は服飾専門学校生の紙谷栞(内海誠子)で、財布の中の現金とスマホを盗まれていた。青柳と一緒に捜査にむかうも、小澤は逃げ出してしまった。
やがて、事件後に聞き込みをしていた栞の同級生・熊谷文香(優希美青)から緊急のSOSをもらった直樹は、彼女のアパートに向かう。なんとそこは、昨夜、小澤が空き巣に入った部屋で、手袋を取りに戻った小澤もそこに居合わしてしまう。
テレビ朝日 2025年4月9日スタート。毎週水曜日21時放送「特捜9 final season」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、向井康二(Snow Man)、中越典子、原沙知絵 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@5drama9tokusou」。
◇テレビ朝日「特捜9 final season」番組公式サイト
【2025年春ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】