「対岸の家事」“礼子”江口のりこ新人研修で“ロールモデル”についてアドバイス第6話ネタバレ第7話予告

5月6日に放送されたTBS火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜、22時)第6話で礼子(江口のりこ)が新人に“ロールモデル”としての言葉を贈り、5月13日放送の第7話では美村里江が本格参戦する。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。
「対岸の家事」とは
誰かがやらなければいけない“お仕事”、それは“家事”。主人公の詩織は過去の出来事から 「家族のために“家事”をすることを“仕事”にしたい」と専業主婦を選んだが、今の時代に専業主婦は珍しく・・・夫が帰ってくる間、長い昼間を2歳になる娘と過ごす中、ひょんなことから、働くママや育休中のエリート官僚パパと出会う。生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかり合いながら、終わりなき家事というお仕事をテーマにしたヒューマンドラマ。朱野帰子による同名の小説が原作(講談社文庫)。⇒【全話あらすじと見どころ】
第6話ネタバレ
詩織(多部未華子)の家に「あなたのような専業主婦はお荷物です」と書かれた手紙が届いた。誤って開封してしまった礼子(江口のりこ)は、詩穂のためを思い、このことは自分の中に留めようと決意する。そんな中、詩織は中谷(ディーン・フジオカ)に連れられ、結婚や出産・介護と仕事の両立や復職を支援する「仕事カムバックプロジェクト」のヒアリングを受けるために霞が関の厚生労働省へ向かう。共働きを推進する職員から「手に職があるのに復職しないなんてもったいない」と言われた詩穂は、社会貢献のために職場復帰した方がいいのか考えてしまう。
礼子は、社内で行われる講演会の登壇者探しを頼まれ、会社のロールモデルとなる人物として、営業部時代の憧れの先輩で、社内で初めて女性管理職になった陽子(片岡礼子)に声をかけることにする。始めは登壇を断っていた陽子だったが、熱心な礼子の説得で引き受けてくれることに。一方、坂上(田中美佐子)は父親との確執を持つ詩織に、「気になるなら一度会ってみたら」と声をかける。それは結婚をせず仕事に邁進する娘に、結婚と出産を勧めたことで傷つけてしまったことを後悔する思いからだった。また、中谷は自分の育休中に同期が出世し焦る中、妻・樹里(島袋寛子)に“第二子出産計画”を提案しても、“大事なことなのになぜ1人で決めるのか”と反発される。
陽子からせっかく承諾を得た礼子だったが、上司から、陽子は子育てをしていないなどの理由で“ロールモデル”にそぐわないと言われてしまい、さらに会社のロールモデルは礼子だから、後援会に登壇して欲しいと言われる羽目に。さらに陽子は子会社への出向が決まっていることを聞かされた礼子は、腑に落ちない思いを抱える。キャリアのために男性の何倍も努力して、ハンデを乗り越え女性初の管理職となった陽子だが、「時代遅れ」という一言で片づけられる。かたや礼子は、本人のキャリアプランはすっかり狂い、日々のタスクをこなすだけなのに「今っぽいロールモデル」として持てはやされる。
そんなモヤモヤを抱える礼子だが、詩織と中谷と一緒に“自宅ビュッフェ”楽しんでいる時、陽子が人生をビュッフェと例えた話しから、詩織がふと「誰かにこれもおいしいから食べろって自分のお皿に勝手にのせられたら嫌じゃないですか。ロールモデルもそれと同じじゃないですか?」と言う。詩織は、ロールモデルという言い方で、誰かにその役割を押し付けられている気がすると話す。
この言葉にハッとさせられた礼子は、講演会で率直な言葉を新人に送った。まず憧れの先輩、陽子について「先輩はもう1人の私。キャリアを中断せず階段を登っていくもう1の私。だから眩しかった」と話し、「私はロールモデルになるつもりはない。私は自分の選んだ道を進んでいるだけです。一人ひとりが自分だけのロールモデルを見つければいい。」そして、陽子から教わった営業の極意「うまくいかない時こそ、最後は笑顔で終わらす」という言葉を贈り、締めくくった。講演後、礼子の言葉を会場で聞いていた陽子から数年越しの「おめでとう」と言葉をかけられる。陽子は、結婚する礼子に心から“おめでとう”を言えなかったと明かし、笑顔で去って行った。
■問題多発のラストに不穏な空気
新しいロールモデルとなろうとする中谷、思いがけず会社からロールモデルとして講演会に登壇することを依頼された礼子、そして時代が求めるロールモデルにあてはめられようとする詩織。それぞれの“ロールモデル”に対する思いが描かれた第6話。「ビュッフェと人生は似ている。たくさんの選択肢があって、どれを自分の皿に乗せるか悩むけど、全部は乗せられない」。陽子の言葉には、これまで取捨選択した人生の重みがにじみ出た。
「刺さる言葉が多い」と視聴者の共感を呼ぶ物語も後半戦に突入する中、第6話では様々な問題が浮かび上がった。詩織と確執を持つ父親が第6話でも詩織が住むマンションをこっそり訪ねるシーンがあり、坂上からは「会ってみては」という提案も上がった。そんな坂上は、まだストックがあるのに醤油を買ってしまい、認知症の症状が詩織を不安にさせた。また中谷は、樹里の職場のSNS画像から、樹里の腰に手を回す同僚男性の姿を発見。第二子計画について後ろ向きになる樹里に不信感が募る。そして礼子は、夫・量平(川西賢志郎)の転勤が決まり、新たな問題が発生するなど、登場人物たちに新たな火種がくすぶり始めた。
■第7話あらすじ
いつものように坂上の家を訪れた詩織は、調味棚に何本も醤油を見つけて驚く。“うっかり特売で買ってしまった”と話す坂上だが詩織は違和感を覚える。そんなある日、詩織は中谷と立ち寄ったスーパーで万引き疑惑をかけられる坂上と遭遇。声を荒げる坂上を心配する詩織たちは、坂上を家まで届けることに。同じことを繰り返し話す坂上に困惑していると、一人娘の里美(美村里江)が訪ねてくる。
坂上の症状から認知症を疑い病院へ連れて行くべきだと提案する中谷に、他人に介入されることを嫌がる里美から“もう家に来ないで欲しい”と言われてしまう。頑なに拒否する詩織に中谷は疑問を抱く。
TBS 2025年4月1日スタート。毎週火曜日22時放送「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」。出演:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、島袋寛子、田辺桃子、松本怜生、川西賢志郎、永井花奈、寿昌麿、吉玉帆花、五十嵐美桜、中井友望、萩原護、西野凪沙、緒方直人、田中美佐子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@taigan_tbs」。
◇TBS「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」番組公式サイト
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