「鬼宮」揺れる想い…“カンチョリじゃなかった”キム・ジヨン、祖母の死の真相に涙【第8話ネタバレあり】

Leminoで独占配信中のSBS金土ドラマ「鬼宮(귀궁)」、10日に放送された第8話では、ヨリ(キム・ジヨン/ボナ 宇宙少女)が祖母ノプドク(キル・ヘヨン)の死の真相を知って涙を流す場面が描かれた。
第8話の視聴率は前回(全国9.8%、首都圏9.6%)には届かなかったものの全国で9.5%、首都圏も9.1%で今回も同時間帯1位、週末ミニシリーズ1位を守った。⇒【韓国TV視聴率TOP10】一覧
●【「Lemino」で独占配信の韓国ドラマ】
「鬼宮」は、霊媒としての運命を拒む巫女ヨリと、ヨリの初恋の相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(蛇が龍になる前の韓国伝説の動物)のカンチョリが、王家に恨みを抱く八尺鬼(パルチョッキ)と対峙し、体と魂が複雑に絡み合う肉体争奪ファンタジーロマンス。【「鬼宮」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポや韓国での評判や視聴率、関連動画、妖怪・鬼神、また放送にあわせて全話あらすじと見どころなど紹介する。
※ドラマ視聴の前にどこよりも詳しい!「鬼宮」キャスト、キャラクター徹底紹介を見ておくと、ドラマをもっと楽しめるはず。
■キャスト
⇒【相関図・キャスト一覧】ユン・ガプ/カンチョリ役:ユク・ソンジェ(BTOB ソンジェ)
巫女ヨリ役:キム・ジヨン(宇宙少女 ボナ)
王イ・ジョン役:キム・ジフン
悪神ガンチョリ役:キム・ヨングァン(特別出演)
その他
■第8話「アグジ」
カンチョリと王イ・ジョンは死闘の末、水鬼/水殺鬼マクトル(キム・ジュンウォン)を確保した。そこへ駆けつけたヨリは、崩れ落ちるカンチョリも邪気にやられたと知り、用意した護符と巫具を使って邪気を払った。これにより水鬼の邪気は全て消えた。そしてやっと意識を取り戻したカンチョリに抱きつき「良かった」と涙を流して無事を喜んだ。一方、ヨリは捕えた水鬼マクドルに呪う相手が違うと教え、お前に命じた者を吐けばマクトルの願いを叶えてやると約束する。王命を受けてヨリはカンチョリと護衛のソ軍官(ハン・ミン)と共に彼の故郷へ。願いを叶えて王宮へ急ぎ帰ろうとするヨリ。彼女の体調を案じるカンチョリが雨を降らせてソ軍官だけを先に帰らせる。
その頃、水鬼の邪気が解かれたと知ったアグジことプンサン(キム・サンホ)は、水鬼の自白を恐れて証拠を焼却。王宮に戻ったソ軍官から報告を受けた王は、盲庁(※)の易者たちへの捜査命令を下す。
※盲庁(맹청)徹底紹介
カンチョリとヨリは一緒に休むことになり、ヨリが「なんでそんな目で私を見るの?」と聞く。「俺がどんな目でお前を見てるって?」と返すカンチョリに、「まるで恋しい人を見ているような目をしてる」と、彼の視線に疑問を抱く。
カンチョリは「ユン・ガプが、お前を思っていたのは事実だ。俺の心も体も奴のものだから、お前を見ると混乱する。これは俺が人間の体に閉じ込められているせいなのか、それともただの戯れなのか、俺にもわからない。お前はどうなんだ?」と問いかけ、「お前が今笑っているのは、俺に向けた笑顔なのか、それともユン・ガプへの笑顔なのか、それがずっと気になっていた」と続けた。しかしヨリは答えられなかった。
その後、水鬼が話していた盲目の“アグジ”について確認するため、王イ・ジョンはヨリに、巫女だった祖母ノプトク(キル・ヘヨン)が生前、宮中に来たことがあると話したか聞く。ヨリは「いえ、祖母ノプトクは癸卯年に亡くなりました」と答えた。王が「どうして?」と驚くと、ヨリは「事故でした。祈祷の最中、海に落ちて…」と、カンチョリが母を殺した真相を隠した。
ヨリはカンチョリに向かって「私はあなたを守護神として敬ってお仕えする。あなたが龍になって昇天できるよう祈るわ。でもそこまで。私はそれ以上のことはしない。だから、あなたも私が弱っていくのを気にしないで。そんな目で私を見ないで」と、一線をひくよう告げた。
そして、ヨリは涙を流しながら「おばあちゃん…私、あいつを見て笑ってた。おばあちゃんを殺した奴を見て、笑ってたの。混乱してただけだと思ってた。でも、違った。ごめんなさい、おばあちゃん」と後悔を口にした。
そのとき、ヨリをつけ回していた夜光鬼(パク・ダオン)が「カンチョリが本当にあのノプトクを殺したのか?」と話しかけてきた。祖母を知る夜光鬼に驚くヨリに、「見たからに決まってるだろ。癸卯年の四月のことだよ」と、祖母が亡くなる1か月前のことを話した。「王族の後をつけて行ったら、寺の庭でノプドクと八尺鬼が大騒ぎしてた。ノプトクに力で押さえ込まれた八尺鬼が、殺してやると追いかけてた」と語った。
ヨリはすぐに王イ・ジョンの元に駆け寄り、祖母が亡くなった癸卯年にも八尺鬼が王宮にいたことと確認する。ヨリは「その忌まわしい悪鬼が、私の祖母も殺したようです」と涙を流し、「カンチョリじゃなかった。祖母を殺したのは八尺鬼だった」と衝撃を受けた。
一方、プンサンを動かしていた黒幕が、領議政(宰相)キム・ボンイン(ソン・ビョンホ)であることが明らかになり、物語への興味をさらに高めた。
■第8話見どころ
ヨリとカンチョリが互いへの想いが、ユン・ガプの姿に混乱しているからなのか…と悩む今話。そんな二人の恋心にいち早く気付いた王が、わざとヨリに優しく声掛けしてカンチョリにやきもちを焼かせる一幕もあった。今回のエピソードでは、ヨリの内面の変化と成長も丁寧に描かれた。特にヨリが真犯人がカンチョリではなく八尺鬼だったと知って涙を流す場面は、感情のピーク。カンチョリに対する複雑な想いと祖母への贖罪が交錯し、視聴者の胸を打った。これまでカンチョリへの信頼と疑念の間で揺れていたヨリが、真の敵である八尺鬼への復讐と正義のために一歩踏み出すきっかけとなる重要な回である。
また、前世の記憶を持つカンチョリの葛藤や、王宮を揺るがす陰謀の輪郭が見え始め、物語のスケールが一気に広がった。感情・恋愛・ファンタジー・政治劇のすべてが絶妙に交錯し、今後の展開への期待が高まる内容となっている。
「鬼宮」はSBSにて毎週金・土曜日21:50からスタート、Leminoで23::20から最新話更新。 Prime Video の「Leminoセレクト」でも楽しめる。第9話は5月16日(金)放送する予定だ。
◇日本公式サイト
◇Lemino視聴ページ
◇YouTube「귀궁」EP5予告
◇SBS「귀궁」HP
