【地上波初放送】心を癒すヒューマン時代劇「朝鮮心医ユ・セプン」キム・ミンジェ主演で6月14日テレ東に登場

12時00分ドラマ

韓国で話題を呼んだヒューマン時代劇「朝鮮心医ユ・セプン」が、2025年6月14日（土）よりテレビ東京で地上波初放送されることが決定した。放送枠は毎週土・日曜日あさ6時〜6時30分。予告映像は現在、YouTubeにて公開中だ。全62話【日本語字幕付二カ国語放送】

心を癒す“新しい医師”の物語

「朝鮮心医ユ・セプン」は、2022年に韓国tvNで放送されたヒューマンドラマ。物語の舞台は李氏朝鮮時代。天才鍼医ユ・セヨプ（ユ・セプン）は、王に仕え鍼医として名を馳せていたが、王の死をきっかけに陰謀に巻き込まれ、心に深い傷を負ってしまう。

鍼が打てなくなったセヨプは都を追われ、地方の村に流れ着く。失意の中で出会ったのは、変わり者の町医者ケ・ジハンと、悲しみを抱える若き女性ソ・ウヌ。彼らとの交流を通じてセヨプは、患者の心に寄り添う“心医（精神科医のような存在）”として再出発していく。

ヒューマンドラマ×医療×時代劇の融合

本作の最大の魅力は、“心のケア”という現代的テーマを、時代劇に巧みに取り入れている点にある。鍼や漢方といった伝統医学だけでなく、患者の心の痛みにも目を向ける姿勢が新鮮で、医療ドラマやラブロマンス、コメディ、サスペンスといった多彩な要素が絶妙に交差している。

村人とのふれあいや葛藤を経て、ユ・セプンが「本当の医師」へと成長していく過程は感動的。朝鮮時代の美しい風景や衣装、医療道具の再現にも注目だ。時代劇ファンはもちろん、心温まるストーリーを求める人にもおすすめしたい。

魅力的なキャスト陣

キャストには、主演のキム・ミンジェがユ・セプン役で繊細な演技を見せ、彼の成長や葛藤をリアルに表現している。ヒロインのソ・ウヌ役には、子役出身で演技派のキム・ヒャンギが抜擢され、初の時代劇とは思えない存在感を放つ。さらに、ケ・ジハン役のキム・サンギョンがベテランらしい安定感で物語を引き締めている。脇を固めるキャストも個性的で、セプンの下男マンボクを演じるアン・チャンファンなど、コミカルなキャラクターが作品に彩りを加えている。

実力派キャスト陣の熱演にも注目

主演のキム・ミンジェは、繊細な表情と存在感でユ・セプンの成長と葛藤をリアルに演じる。ヒロイン・ソ・ウヌを演じるキム・ヒャンギは、本作が初の時代劇ながらも自然体の演技で高く評価されている。

ケ・ジハン役にはベテランのキム・サンギョン。圧倒的な安定感でドラマを支え、ユ・セプンとの師弟関係に深みを与えている。そのほか、セプンの忠実なしもべマンボクを演じるアン・チャンファンなど、個性豊かな脇役たちが作品にユーモアと温かみを添えている。

実力派キャスト陣の熱演にも注目

韓国でも高評価＆シーズン2も制作

韓国放送時には初回から高視聴率を記録し、「心のケアを描いた癒しのドラマ」として多くの視聴者に愛された。キャラクターの絆や成長に共感する声が多く寄せられた一方で、メンタルケアの描写については簡略すぎるという指摘もあったが、総じて温かく感動的な作品として高く評価された。

その人気を受けて続編となるシーズン2も制作され、ユ・セプンの新たな挑戦や仲間たちとの物語が続いていく。

あらすじ

内医院の首席鍼医ユ･セヨプは、吏曹判書を父に持ち、出世街道を突き進んでいた。だがある日、幼なじみである世子に頼まれて王に刺鍼したセヨプは、王を死なせてしまう。陰謀を疑い息子を救おうとしていた父も殺され、セヨプは都を追われることに。絶望の淵に立たされたセヨプだったが、県令の娘ソ・ウヌの言葉に救われるのだった。その後、偶然にも命を絶とうとするウヌに出くわす。しかし、王宮でのトラウマによって刺鍼できないセヨプは、ケス医院のケ・ジハンのもとにウヌを連れていく。ジハンは治療費をセヨプに請求するが、お金のないセヨプは、マンボクと共に“ユ・セプン”としてケス医院で働くことに…。