朝ドラ「あんぱん」中島歩の求婚を受けた今田美桜はその言葉を受け入れた…第8週あらすじと第9週予告

嵩(北村匠海)が東京でのぶ(今田美桜)への思いを募らせている時、のぶの前には亡き父・結太郎(加瀬亮)のことを知る次郎(中島歩)が現れ、プロポーズされる。NHK朝ドラ「あんぱん」の第9週「絶望の隣は希望」(5月26日~5月30日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第8週が5月19日から放送された。
豪(細田佳央太)の戦死に言葉がない
第6週で、出征していった豪(細田佳央太)。あと少しで兵役も満期になり戻ってくるとわかったすぐ後に、戦死の公報が届く。のぶの元に亡き父・結太郎(加瀬亮)を知る男性が現れ、楽しくお見合いするシーンでもりあがった時、知らせが届き、ドラマは急激に暗転し、身近な人の死を前に、愛国教育に熱心なのぶの心も揺らぎ始める。思ったことははっきりという蘭子(河合優実)
「愛国の鏡」として“建前”を話すのぶ、のぶの教えている小さな子どもたちまでが戦争にいって国のために立派に命を捧げたいと話すのを聞くと、蘭子の気持ちが爆発してしまった。戦争のために死ぬことなんて全然立派ではないと、帰ってきて欲しかったと声をあげて泣いた。回想シーンで剛が蘭子の鼻緒を直すシーンに蘭子の幸せな気持ちが詰まっていただけに、悲しいシーンとなった。のぶ(今田美桜)のお相手役は、11年ぶりに朝ドラ出演の中島歩
中島歩は2014年度に放送された朝ドラ「花子とアン」以来の朝ドラ出演となる。「花子とアン」出演には、嘉納蓮子(仲間由紀恵)の駆け落ち相手・宮本龍一役に抜擢され、一躍、全国区の有名人となった。なお、「花子とアン」の脚本は「あんぱん」の脚本を担当している中園ミホが担当していた。また、蓮子の夫役には、「あんぱん」で釜じいこと釜次を演じている吉田鋼太郎が配されていた。のぶに結婚を申し込みに次郎が来た際には、釜次と次郎が向き合い、「花子とアン」での関係性を知っている人からは、二人が対面しているシーンに思わず注目が集まった。屋村(阿部サダヲ)にはどんな過去があるのか?
戦争に対して一環して静かに反対している屋村。26日から放送される第9週では軍からの乾パンの注文を断ろうとしてしまう。屋村の過去にはいったいなにがあったのか?絶望に陥る嵩(北村匠海)
のぶの結婚を知り、「遅かった」と絶望してしまう嵩だが、第9週のタイトルは「絶望の隣は希望」だ。どんな希望をもって立ち上がるのか?【第8週(2025/5/19-5/23)ネタバレあらすじ】
のぶ(今田美桜)が母校の御免与尋常小学校の教師になって一年半。のぶは生徒たちに愛国の心を教え込んでいた。のぶのまっすぐな気持ちが児童にも伝わり、のぶの教えているクラスは校長たちからの評判もいい。ただ、政府が結婚十訓を発表したこと、のぶが20歳になったことで周りから結婚をせっつかれるようになってきた。まだ子どもたちに教えたいと、結婚を考えられないのだが、周りはそれを許さない雰囲気だ。一方、嵩(北村匠海)は卒業制作に精を出すはずが、ため息ばかりの日々を送っていた。見かねた健太郎(高橋文哉)は、のぶのことを忘れるようあえてキツイ言葉をぶつける。
朝田家に上品な婦人・節子(神野三鈴)が訪ねてくる。節子はの夫は船に乗っていて結太郎(加瀬亮)と何度も会ったことがあり、話を良くしていたといい、結太郎に3人の娘がいることを知り、自分の息子が船乗りになったら、ぜひ、“はちきんおのぶ”を嫁に欲しいと頼んでいたというのだ。
後日、のぶは節子の息子の次郎(中島歩)と見合いをする。次郎の口から結太郎のソフト帽の話しが出て、のぶは顔をほころばせる。のぶは、次郎に「父の話が聞きたかったから、結婚する気がないのに見合いした」と素直に話すと、次郎も同じだと笑った。
そのころ嵩は、便せんを前にペンを握りしめるも、なかなか手紙を書くことができないでいた。
そんなある日、朝田家にある報せが届いた。それは、豪(細田佳央太)の戦死の報せだった。知らせをきき悲嘆する朝田家。皆が口々に「豪は立派だった」と言う中、押し黙る蘭子(河合優実)。一晩中眠れない蘭子に、のぶはかける言葉がない。葬儀を朝田家で行うが、蘭子は途中で出て言ってしまう。おいかけたのぶは「豪ちゃんの戦死を誰よりも蘭子が誇りに思っちゃりなさい」というが、蘭子は反発し、羽多子(江口のりこ)にすがりついて号泣した。
嵩のもとに千尋(中沢元紀)から手紙が届く。豪が戦死したこと、そして、のぶに縁談が来ていることが書かれた手紙を読んだ嵩は卒業制作が完了したらのぶに気持ちを直接伝えようと決意する。そんな中、朝田家に次郎が訪ねてきて、のぶと結婚したいと言い出した。のぶは正直に「決心できない」というと、次郎はのぶのことをずっと待つといってくれた。
昭和14年12月、柳井家に嵩から手紙が届く。卒業制作を最高傑作にすると力強く書かれた手紙に、うれしそうに笑う寛(竹野内豊)。嵩は製薬会社への就職も決めていて、なんだか自信に満ちているようで、寛たちも安心していた。
そのころ、のぶには海の上の次郎から、次に陸にあがったら「会いたい」と手紙が届いていた。次郎はずっと待つといってくれたが、けじめをつけるためにもと断りに会いにゆくが、次郎からかけられた将来への言葉が結太郎からの言葉とほとんど同じだと気がつき、のぶは次郎の求婚を受けることにした。
【第9週(2025/5/26-5/30)あらすじ】
■第41話(月)
昭和15年1月、朝田家ではのぶ(今田美桜)の祝言の話が進み、釜次(吉田鋼太郎)たちは胸を弾ませる。同じころ、嵩(北村匠海)は卒業制作を仕上げたらのぶに会って気持ちを伝えようと、作業に没頭していた。そんな嵩のもとにとある電報が届く。■第42話(火)
寛(竹野内豊)が亡くなり、悲しみに暮れる柳井家。千代子(戸田菜穂)はのぶ(今田美桜)と弔問に来た羽多子(江口のりこ)を誘って献杯する。草吉(阿部サダヲ)は、帰って来たのぶに、嵩に持っていくようにとあんぱんを渡す。そのころ嵩は、空き地のシーソーにポツンと座っていた。寛の言葉が次々に浮かび、涙を流す嵩。そんな嵩に、のぶはそっとあんぱんを差し出し、寛への後悔を口にする嵩にそっと寄り添う。■第43話(水)
嵩(北村匠海)はのぶ(今田美桜)に思いを告げられないまま、東京へ戻ることに。帰り際、嵩が朝田家の前を通りかかると、次郎(中島歩)が訪ねてくる。そこで初めてのぶが結婚することを知った嵩は、のぶに精一杯の作り笑顔を向ける。意気消沈して戻って来た嵩を、健太郎(高橋文哉)は銀座へ連れ出す。すると、衝撃の再会が待っていて…。■第44話(木)
朝田パンに軍に納める乾パンの注文が入る。名誉なお役目と、わき立つ釜次(吉田鋼太郎)たち。さっそくのぶ(今田美桜)は草吉(阿部サダヲ)に乾パンを焼いてほしいとお願いするが、断られてしまう。頑なに拒む草吉に釜次らがなぜ断るのかと首をかしげる中、蘭子(河合優実)だけはわかる気がすると言い…。羽多子(江口のりこ)は草吉に無理強いはできないと、依頼を断ることに。しかし、そう簡単に済むことではなかった。■第45話(金)
乾パン作りを断ったことで、朝田パンは陸軍に逆らったという噂が広がってしまう。釜次(吉田鋼太郎)は草吉(阿部サダヲ)に乾パンを焼いてほしいと頭を下げる。翌日、朝田家になぜか乾パンの材料が運ばれてくる。やって来た憲兵に、すぐに乾パンを作るよう命じられ、戸惑う釜次たち。そこに草吉が現れ…。■スタッフ他
脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,高橋文哉,中沢元紀,中島歩,瞳水ひまり,斉藤暁,小倉蒼蛙,戸田菜穂,山寺宏一,浅田美代子,吉田鋼太郎,竹野内豊,阿部サダヲ,松嶋菜々子 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk
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