「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」アン・ウンジンの涙を誘う、リャンウムとキム・ユヌの魅力

BSテレ東で放送中の韓国ドラマ「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」。6月3日に放送された第3話(全32話版)では、ギルチェ(アン・ウンジン)がジャンヒョン(ナムグン・ミン)に連れられて訪れた妓楼で、静かに涙を流す印象的なシーンが描かれた。
舞台は朝鮮時代・丙子の乱。激動の時代に翻弄される男女の切ない愛と運命を描いた本作では、時に激しく、時に静かに揺れる感情が丁寧に描かれている。
妓楼でギルチェが耳にしたのは、リャンウムによる心震わせる歌声。その切ないメロディは、ギルチェ自身の叶わぬ恋心と重なり、観る者の胸を打った。劇中で「どうしてこんなにも心を揺さぶるのか」と評されるその歌声は、パンソリ(韓国伝統芸能)専攻の歌手パク・サンフンが担当し、俳優キム・ユヌがその美しい声に合わせてリャンウムを演じている。
リャンウムは“朝鮮最高の歌い手”としてジャンヒョンと行動を共にする人物。美しい容姿と中性的な雰囲気を持ち、内には複雑な感情と孤独を抱える。ジャンヒョンに特別な思いを寄せ、彼のそばで支えながらも、ジャンヒョンとギルチェの関係に思いがけない影響を及ぼしていく。
この難しい役どころを演じたキム・ユヌは、繊細な心情表現としなやかな存在感で注目を集めた。2023年MBC演技大賞では新人賞を受賞し、リャンウム役で一躍人気俳優の仲間入りを果たしている。⇒2023MBC演技大賞「恋人」9冠の快挙
実際には歌手ではないが、パンソリ歌手との見事なシンクロで「歌っているように見える」リアルな演技を披露。視聴者からは「リャンウムのせいで物語がもどかしくなった」との声がある一方で、その切なさや孤独に共感するファンも多い。
歌手パク・サンフンとキム・ユヌのプロフィールや今後の役割については、こちらの別記事で詳しく紹介している(※一部ネタバレありのため注意)。
また、【「恋人」を2倍楽しむ】 では、時代背景や実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識、韓国での視聴率や視聴者の声などまとめている。
「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」は、BSテレ東にて月~金曜10:55-12:00で放送、U-NEXTで全話独占見放題配信中だ。
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◇BSテレ東「恋人」HP
2025年5月30日スタート 月-金 10:55-12:00
◇YouTube予告動画
【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】