NHK大河「べらぼう」“春町”岡山天音が褌姿で放屁芸を披露し爆笑を誘う 第22話ネタバレ第23話予告

08時40分ドラマ
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NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)6月8日(日)放送の第22話「小生、酒上不埒(さけのうえのふらち)にて」恋川春町(岡山天音)がスランプを脱却。6月15日(日)放送の第23話「我こそは江戸一利者なり」で蔦重(横浜流星)が日本橋出店を目指す。予告動画は番組公式ホームページで公開中。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。

6月8日放送の第22話では、筆を折った春町と、彼を見守る蔦重、こじらせ春町の心をほぐす歌麿(染谷将太)、喜三二(尾美としのり)の様子が描かれた。蔦重の一言がきっかけとなり“皮肉屋”春町が誕生。最後は殻を破った春町が感情をむき出しに、褌姿で三番叟(さんばそう)を披露した。SNSでは「おかえり!春町先生!」「今日の春町先生かわいすぎ」「こんな春町先生、嫌いになる人いないでしょ」と話題を呼んでいる。

かたや、蝦夷地の上知計画を進める田沼意知(宮沢氷魚)のため、誰袖(福原遥)が松前藩主の弟・廣年(ひょうろく)に接近。抜荷をさせる計画を企てた。そして6月15日(日)放送の第23話では、蔦重をその企みに誘い込もうとする意知らが暗躍する。吉原の人気本屋を蝦夷貿易に取りこむため、日本橋への進出を示唆。いよいよ蔦重が夢の日本橋へ新たな船出を試みる。

■蝦夷地開発のきっかけとなった『赤蝦夷風説考』
老中・田沼意次(渡辺謙)が蝦夷地の開発に乗り出そうとするきっかけとなった『赤蝦夷風説考』は、江戸時代中期の医師であり、経済学者でもあった工藤平助(おかやまはじめ)が書いた日本初のロシア研究書だ。

平助は蘭学者を通じて、海外事情を学び、この本の中で「ロシアが漂流した日本人から日本語を研究し、版図を広げつつある。それならば蝦夷に金山が多くあるから、これを掘り出し、それをロシアとの交易にあててもよい。」と提案。また、ロシアと交易を結べば世界の事情も明らかになり、長崎での中国やオランダ貿易において、彼らに不当な利益をむさぼられることもなくなるだろうとも語っている。

ドラマではこの本がきっかけとなり、意次が蝦夷地開発に乗り込んでいく。蝦夷地にある松前藩の領地を取り上げるため、花魁・誰袖(福原遥)が暗躍し、意次の息子・意知に目をつけられた蔦重が政治に巻き込まれていくのだが、本屋の発展と並行し、幕府パートも見逃せない。

■第22話ネタバレ
蝦夷地の上知計画を進める田沼意知に、誰袖は、松前藩が抜荷を行っている証拠を突き止めることと引き換えに身請けを迫る。一方、耕書堂では蔦重が三和と談笑する中、歌麿は断筆宣言をした春町のことを気にかけていた。「そろそろ声をかけた方がいいと思う」と歌麿に背中を押され、蔦重は春町に会いに行く。しかし、どん底まで落ち込んでいる春町に冷たく突き放された挙句、「俺は、戯けることに向いていない」と怒鳴られ、取り付く島もない。

春町の屋敷から帰宅した蔦重は、喜三二の『長生見度記』の挿絵を「春町風で書いてくれ」と歌麿に託す。打ち合わせと称し、喜三二と共に春町の屋敷を訪れた歌麿は「春町先生に真似したいから許して欲しい」と言いつつ、春町の絵が好きだと語ると、それに心を動かされた春町は政演(古川雄大)の『御存商売物』が面白く、自信を失ったと本音をこぼす。引導を渡されたと話す春町に、喜三二は春町がいないと寂しいと訴え、歌麿も人々が喜三二と春町コンビの復活を待っていると熱弁するのだった。

耕書堂では、春町の名前が上がる中、南畝(桐谷健太)が春町は“皮肉が上手い”と評価するのを聞き、蔦重はあることを閃く。そこへ春町がやって来て創作文字や「屁」と「屍」の字遊びを提案してくる。蔦重はそれを、吉原を舞台にした書にまとめるのはどうかと持ちかける。門構えの中に絵本と書いて「蔦屋」、金を生かすで「通」、金が死ぬと書き「野暮」と読ませる漢字遊びを集め『廊ばかむら費字盡(さとのばかむらむだじづくし)』が完成する。

一方、誰袖は田沼意知に松前藩主の弟・廣年(ひょうろく)に抜荷をわざとやらせ、それを証拠に上知を迫ることを提案。うまくいけば自分を身請けして欲しいと持ちかける。

年の瀬、蔦重は世話になった作家や絵師を集め大宴会を開く。春町は政演に盗人呼ばわりしたことを謝罪するが、当の政演は全く気にしていなかったことがわかり、春町は拍子抜けする。そして皆が楽しく過ごす中、春町が褌一丁で登場し、次郎兵衛(中村蒼)の三味線に合わせ「へっぴり男」として放屁芸を披露。途中から放屁ができず「プッ」と声に出しながら舞う姿があまりに滑稽でその場は爆笑に包まれる。「狂名、酒上不埒!」と叫ぶ春町に拍手が巻き起こる。

蔦重が外へ出ると、田沼意知と鉢合わせる。雪が降る中、意知は「蝦夷地を上知し幕府を立て直す。仲間に加わらないか」と蔦重を誘うのだった。

■第23話あらすじ
蔦重が手掛けた狂歌指南書が売れ、耕書堂は大注目の本屋となる。一方で、誰袖は廣年に抜荷をするよう仕向けるため、オロシャと直接取引するよう口説くのだが・・・。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、宮沢氷魚、高橋克実、生田斗真、冨永愛、安達祐実、水野美紀、風間俊介、尾美としのり、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第23話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト

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