NHK大河「べらぼう」“てい”橋本愛が強烈一言、“蔦重”横浜流星を拒絶 第23話ネタバレ第24話予告

10時04分ドラマ
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NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)6月15日(日)放送の第23話「我こそは江戸一利者な」のラストに“てい”橋本愛登場、辛辣な一言に不穏な空気。6月22日(日)放送の第24話「げにつれなきは日本橋」で“忘八アベンジャーズ”日本橋に降臨。予告動画は番組公式ホームページで公開中、なお第24話の放送は、都議会選挙開票速報のため、19時14分~前倒し放送になります。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。

6月15日放送の第23話では、日本橋進出に揺れる蔦重(横浜流星)が、いつまでも差別される吉原のためにも、日本橋に出店することを決意。駿河屋(高橋克実)から階段落としを食らうも立ちあがり、お抱え作家の名を連ね、“俺に足りないのは日本橋だけ”と覚悟を見せつけた。血を流しながら口上を披露する横浜流星の熱演に、視聴者から「蔦重かっけぇ」「階段昇ってくるシーンは鳥肌。」などSNSで盛り上がりを見せた。

また、ラストでは丸屋の娘・てい役の橋本愛が登場。蔦重の妻となる役どころだが、「吉原の・・・耕書堂だけは一万両つまれようともお避けいただきたく」と売ることを拒否。強烈な一言が発せられる登場シーンとなった。

そして6月22日(日)放送の第24話では、吉原の親父たちの支援のもと、日本橋に出店する準備を始める蔦重たちの奮闘が描かれる。予告では「明日乗り込むぞ」と威勢の良いセリフに加え“日本橋を買いたたけ”というテロップも被され「忘八アベンジャーズ」が颯爽と日本橋を歩く姿が映し出され、視聴者の期待を高めている。なお、第24話は、都議会選挙開票速報のため、19時14分~前倒し放送となる。

■蔦重の妻・ていが登場
後に蔦重の妻となるていが初登場した第23話。野暮ったい黒ぶちメガネが強いインパクトだ。「蔦重だけには売りたくない」と売却を拒否する理由として、蔦屋の往来物が丸屋の息の根を止め、ていの亭主が吉原の遊女に入れあげたことが、店が傾くきっかけとなったという。

史実では、蔦重の妻が丸屋の人間であったという記録はないが、丸屋のモデルはあり、蔦重は日本橋の通油町で地本問屋を営む丸谷小兵衛から、地元問屋の株を売却。株を得た蔦重は、天明3年(1783年)に通油町へ移転したとある。史実とドラマがうまく絡み合いながら、今後のドラマがどのように紡がれていくか。水と油の蔦重とていの絡みがどう描かれるのか、今後の展開に期待したい。

■第23話ネタバレ
蝦夷地獲得のため松前藩からの上知を企む意知(宮沢氷魚)から声を掛けられた蔦重は、翌朝さっそく誰袖(福原遥)に何で“抜荷”なんて言葉を出したか詰め寄った。青本のネタを考えていただけとうそぶく誰袖だが、そこへ大文字屋(伊藤淳史)が「ぬクけケにキ」についていい案を思いついたとやって来る。それは抜荷を意味する隠語で、それを察した蔦重は“きな臭いから”とその企てに首を突っ込むことに忠告するが、誰袖も大文字屋も意に介さない様子。

その頃、狂歌の人気が爆発し、南畝(桐谷健太)と蔦重は一躍「江戸一の利き者」として時の人となる。ある日、須原屋(里見浩太朗)のもとで、蝦夷地の絵図を見ていた蔦重はある印に気づく。聞くとそれは抜荷に関わる情報だと聞き、蔦重の心は凍り付く。

酔月楼で開かれた宴で、意知と土山(柳俊太郎)が蔦重を日本橋に誘い込み、吉原の人気本屋を蝦夷貿易に取り込む策略を練る。土山はさっそく、蔦重に日本橋に本屋を出さないかと打診。歌麿(染谷将太)は吉原の方が粋だと言うが、蔦重の心は迷っていた。一方、誰袖は松前藩主の弟・廣年(ひょうろく)に琥珀を買いたいと言い寄るが、それは廣年に抜荷をさせようとする罠だった。

そんな中、蔦重は日本橋の呉服屋から西村屋の『雛型若菜』が人気になるよう協力して欲しいと要請される。蔦重の『青楼名君自筆集』が評価されなかったことに腹を立てる蔦樹だが、江戸の外では売れていないことを指摘されぐうの音も出なかった。蔦重は江戸の外でも売っていくことを約束するが、それが駿河屋と対立することに。

蔦重が須原屋の元で錦絵を日本中に広めたいと話していると、須原屋は日本橋に出ることを勧め「俺は日本橋に出てほしいけどな。源内さんのためにも。」と背中を押す。やがて丸屋という本屋が売りにだされると話しが舞い込む。蔦重に日本橋に店を構えるチャンスが巡って来る。そんな折、蔦重もお世話になった和泉屋の隠居が亡くなり、葬儀に出向いた吉原の親父たちは、世間の冷たい視線にさらされ、立派な着物で参列したにも関わらず、席を外すよう促される。吉原者の差別に現実を痛感させられることになる。

「吉原を変えるには、俺が動かなければならない」という使命感もあり、蔦重は日本橋出店の承諾をもらいに駿河屋に頭を下げた。殴られ、階段から落とされても、蔦重の覚悟は変わらなかった。その姿に親父たちも心を動かされていく。その頃、丸屋の娘・てい(橋本愛)は、鶴屋(風間俊介)から買い手の条件を聞かれ「吉原の、蔦屋耕書堂だけは一万両つまれようともお避けいただきたく」と告げるのだった。



■第24話あらすじ
日本橋進出を目指す蔦重は、茶屋問屋・亀屋の若旦那を立てて丸屋買収を仕掛ける。かたや、通油町の住人たちは「吉原者お断り」の立て札で強く抗議し、吉原と日本橋の誇りを懸けた攻防戦が幕を開ける。一方、意知は蝦夷地を巡る抜荷工作を進めるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、宮沢氷魚、高橋克実、生田斗真、冨永愛、安達祐実、水野美紀、風間俊介、尾美としのり、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第24話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト

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