絶妙のキャスティングに韓ドラファンも納得?「誘拐の日」日・韓キャスト比較とリメイクへの期待

2023年に韓国で話題を呼んだヒューマン・ミステリー「誘拐の日」が、日本版として再構築され、7月8日よりテレビ朝日系で放送開始。主演は斎藤工、ヒロイン役に永尾柚乃という異色のコンビ。原作の緊張感と人間味あふれるストーリーに、日本独自の演出とキャスティングがどう融合するのか、期待が高まっている。番組HPに予告動画も公開中だ。(一部ネタバレあり)
本記事では、日本版と韓国版それぞれのキャストを画像付きで比較しつつ、SNSの反響やリメイクへの注目ポイントもあわせて紹介する。
「誘拐の日」は、少し抜けた気弱な誘拐犯と天才少女の特別な協力関係を描いたヒューマン・ミステリー。原作はチョン・ヘヨンのミステリー小説。韓国版は2023年9月13日~10月19日に韓国ENAにて放送され、同年9月23日からPrime Videoで独演配信中だ。【「誘拐の日」を2倍楽しむ】では韓国版の全話あらすじと見どころ、キャスト、評判などドラマの深掘りをしている。
韓国版と日本版のメインキャスト比較(画像付き)
役名:日本版キャスト/韓国版キャスト(役名)※役柄
■ 誘拐犯:新庄政宗(斎藤工) vs キム・ミョンジュン(ユン・ゲサン)

■ 天才少女:七瀬凛(永尾柚乃) vs チェ・ロヒ(ユナ

■新庄汐里役:安達祐実/ソ・ヘウン役:キム・シンロク

■須之内司役:江口洋介/パク・サンユン役:パク・ソンフン

■山崎忠役:深澤辰哉/チェ・テッキュン役:ウ・ジヒョン

■水原役:内田有紀/モ・ウンソン役:ソ・ジェヒ

*日本版に関しては番組HPを参考にしているので、日韓比較の認識に違いがある場合は放送後訂正します。
絶妙なキャスティング
韓国版では、映画『犯罪都市』でノワール俳優としての知名度を上げたユン・ゲサンが誘拐犯をとぼけた演技で魅せ、天才少女役のユナの演技も高く評価された。日本版では斎藤工と永尾柚乃の新コンビがどのような化学反応を見せるかが注目ポイントだ。
また誘拐計画の発案者である妻役を演じるのは日韓共に憑依型の演技で魅せる安達祐実とキム・シンロク(「地獄が呼んでいる」「財閥家の末息子〜Reborn Rich〜」「隠し味にはロマンス」)。特に安達祐実は、近年「3000万」や「夫よ、死んでくれないか」などの衝撃作での怪演に注目が集まっているだけに、「さらにすごいことになるのでは」と期待の声が上がっている。
韓国版の疑似親子を執拗に追う刑事役には「イカゲーム」のジェンダーレス参加者(120番)や「涙の女王」ユン・ウンソンを演じたパク・ソンフン。日本版では江口洋介。この刑事も重要なキーパーンとなるはず。
また、“栄進記念病院”の顧問弁護士で凛の元家庭教師役のSnow Manの深澤辰哉、ミステリアスな博士に「最後から二度目の恋」シリーズや「医龍2」の内田有紀まで、演技力はもちろん、イメージも原作を損なわない最高のキャスティングとなっている。
リメイクへの期待と評判
韓国版「誘拐の日」は、サスペンスとヒューマンドラマが絶妙に融合した作品として高い評価を受けた。特に、主人公の妻の存在は中盤まで明かされておらず、ミステリー色が強い。日本版も演技・個性派を配したキャスティングへの期待も大きい。SNSでは「斎藤工と永尾柚乃のバディにワクワクする」「日本ならではの演出や人間関係に期待」「オリジナルキャストに負けない演技が見たい」といった声が多く上がっている。
一方で、「韓国版の完成度が高かっただけに日本版がどうアレンジされるか不安」「原作の良さを壊してほしくない」といった慎重な意見も見受けられる。