朝ドラ「あんぱん」今田美桜が務める新聞社に北村匠海が入社する…第14週あらすじと第15週予告

08時55分ドラマ
©NHK

“絶望の隣は希望”という言葉を胸に、のぶ(今田美桜)は新聞社での仕事に邁進する。そんなのぶは嵩(北村匠海)と再会。二人の仲が幼なじみから一気に恋人に?NHK朝ドラ「あんぱん」の第15週「いざ!東京」(7月7日~7月11日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第14週が7月7日から放送された。

のぶ(今田美桜)の新聞記者としての一歩が始まる

高知新報に採用してもらったのぶ(今田美桜)は、東海林(津田健次郎)の実践的な指導のもと、記事に挑戦する。闇市で知り合った孤児のことを書くが、「日本中に孤児が溢れている」「お涙ちょうだいの記事は要らない」「長すぎる」と指摘を受けまくるが、根性でついていき、入社早々に朝刊に載る記事を一本書き上げる。がんばるのぶは次郎の写真に向かって「大丈夫」と話しかけていて、次郎がみまもっていることがわかるシーンもふんだんだった。

絶望の隣は希望

夕刊の発行が中止になり、東海林(津田健次郎)も岩清水(倉悠貴)の落胆してしまうが、のぶだけは変わらずに闇市にでかけては取材し、記事を書く。どうしてそんなに前向きなんだといぶかしがる東海林に「絶望の隣は希望」と、寛(竹野内豊)からの言葉を嵩(北村匠海)から聞いて、のぶの胸にも響いていた言葉を発する。「こんなの絶望でもありませんよ」と笑うのぶに、東海林も岩清水も笑顔になった。そして、夕刊ではなく、月刊誌の発行を勝ち取った。

嵩(北村匠海)も新聞社へ

7日から放送される第15週では、のぶが務める高知新報に嵩が入社する。史実でものぶと嵩の出会いは新聞社となっているので、二人の関係はここからが史実をクロスしてゆく。

アンパンマンの声を担当する戸田恵子登場

「あんぱん」では多くの声優たちが出演してきた。第15週からは、なんとアンパンマンの声をずっと担当している戸田恵子が出演する。正式な発表は6月だったが、それまでの間に“秘密”がもれないように、台本に戸田恵子の名前を記載しないで進めていたという。のぶや嵩にどんな影響を与えてゆくのか?

【第14週(2025/6/30-7/4)ネタバレあらすじ】

高知新報に戦後初の女性記者として入社したのぶ(今田美桜)。さっそく現場に出かけ、社会部の記者たちの後ろで必死に速記でメモを取るが、初日から圧倒される。翌日には一人で闇市に出かけ、取材した孤児の記事を書くも東海林(津田健次郎)に突き返される。“お涙ちょうだい”な記事は要らない、長すぎると指摘を受け続ける。それでも何度も書き直し、初めての記事が朝刊に載ることが決まる。東海林も同僚の岩清水(倉悠貴)の笑顔を見せてくれた。

一区切りついたのぶに、おしとやかな雰囲気が漂う同期・小田琴子(鳴海唯)が声をかけてきた。琴子は社員の前では猫をかぶっているといい、豪快に酒を飲む。のぶが次郎をなくしていることを知ると、「いろいろあったんだね」と涙を見せた。

高知新報が夕刊発行の申請をし、のぶは編集長を任された東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水と共に夕刊の担当となる。東海林も岩清水ものぶも夕刊発行に向けて意欲を燃やしていた。これまで遊軍記者として、社会部記者や政治部の記者からは下にみられていただけに、一矢報いたいという気持ちもあった。ただ、東海林は戦時中、新聞に“嘘”を書いたと反省していた。のぶもその気持ちはわかった。

一方、嵩(北村匠海)は健太郎(高橋文哉)と一緒に進駐軍から廃品回収した雑貨を売って生活をしていた。ある日、ガラクタの中にあったアメリカの雑誌を手にした嵩は、そこに書かれている漫画をみて久しぶりに心が躍る。

夕刊の発刊に向け張りきるのぶ。しかし、東海林から中止になったことが伝えられる。それでものぶは取材に出かけて原稿を書き続ける。東海林と岩清水は落胆しきるが、のぶは前を向く。その姿に東海林も岩清水も触発された。

東海林は、闇市で『HOPE』と書かれた雑誌を手にする。それは嵩が夢中で見ていたものだった。健太郎は雑誌が売れたことを嵩に伝え、誕生日プレゼントに廃品の万年筆を渡して漫画を描くよう勧める。いつも嵩は漫画を描いてきたではないかといわれ、嵩もペンを手に勇気をもらう。

夕刊の話がなくなり、時間を持て余すのぶだったが、夕刊の代わりに月刊誌を出せることに。岩清水(倉悠貴)と歓喜するのぶのもとに、メイコ(原菜乃華)が家出したとの連絡が入る。打ち合わせをするも身が入らないのぶ。見かねた東海林は、家出人の取材に行ってこいと言う。高知の駅で来る電車に乗っているメイコを待っていたが、メイコは来ない。メイコはのぶの家の前にいた。そして、東京まで行って自分を試してみたかったと話す。そこへ母・羽多子(江口のりこ)がやってきた。メイコはお金は祖母のくら(浅田美代子)が出してくれたというが、お金をくらに返して欲しいと羽多子に頼む。のぶの家で暮らしながら、働いて東京へ行くお金を貯めたいと言った。メイコは、夢に向かって一歩を踏み出す。

そしてのぶも、月刊誌の刊行に向けて本格的に始動する。創刊号の準備が佳境に入り、のぶは取材や記事の執筆だけでなく広告取りの営業などもこなしていた。ある日、難航していた広告の営業に出かけるのぶを琴子が追いかけてきた。なんと屋台で質屋の主人を知り合いになり、その人に広告を出してもらえそうだというのだ。琴子の案内で質屋に向かうと、広告をしぶる番頭をよそに、「1面、3ヶ月間」の契約をしてくれた。

数日後、入社試験の手伝いに駆り出されたのぶは、思いがけない人物を目にする。それは嵩だった。入社試験にやってきたのだ。



【第15週(2025/7/7-7/11)あらすじ】


■第71話(月)

高知新報の入社試験を受けた嵩(北村匠海)は、久しぶりに会ったのぶ(今田美桜)にいつか世界一面白いものを作りたいと話す。その夜、急に思い立って会社の資料室に駆け込んだのぶは、古新聞の中からあるものを見つけ出す。すぐに採用者の人選をしていた東海林(津田健次郎)たちのところへ向かうが、話を聞いてもらえない。とその時、社会部の緑川(嘉島陸)が、明日の朝刊に穴が開きそうと慌ててやってきて…。

■第72話(火)

夜遅くに高知新報に連れてこられた嵩(北村匠海)は、言われるがまま記事に合う挿絵を描くことに。締め切りが迫るなか夢中で絵を描く嵩を、のぶ(今田美桜)は陰から見守る。無事に描き上げた嵩は、高知新報に採用される。そしてのぶは、『月刊くじら』創刊号の発刊に向け大忙しの日々を送る。順調に記事が揃っていく中、入稿日にまさかの事態が。うろたえるのぶたちに対し、東海林(津田健次郎)の目がきらりと光り…。

■第73話(水)

『月刊くじら』創刊号は二日で二千部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。さっそく次号の特集について編集会議をするのぶ(今田美桜)たち。すると、岩清水(倉悠貴)から東京での取材案が挙がる。そんな中、広告費を回収しに質屋へ向かったのぶと嵩。

■第74話(木)

東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶ(今田美桜)は、岩清水(倉悠貴)が話す『ガード下の女王』と呼ばれる婦人代議士に興味を示す。その夜、健太郎(高橋文哉)と酒を飲みながらのぶについて語っていた嵩は、近くにいた琴子(鳴海唯)に女心がわかっていないと一喝され、ある秘密が明かされる。そんな嵩に、健太郎は東京で長年の思いを伝えるべきと背中を押す。

■第74話(金)

東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが『ガード下の女王』はなかなか見つからない。みんなで屋台のおでんで腹を満たしたが、嵩(北村匠海)は不意に腹を押さえてその場にうずくまってしまう。すると、東海林(津田健次郎)と岩清水(倉悠貴)も腹を押さえて…!慌てるのぶにとある女性が声をかけてくる。

■スタッフ他


脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,原菜乃華,高橋文哉,鳴海唯,倉悠貴,野村万蔵,古河耕史,嘉島陸,若林拓也,阿久津将真,ヒロウエノ,武谷公雄,櫻井健人,浅田美代子,戸田恵子 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk

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