【誘拐犯×天才少女】まさかのバディ誕生 「誘拐の日」初回から衝撃の連続…韓ドラ版との違いは?(テレ朝)

00時00分ドラマ
画像出典:テレビ朝日「誘拐の日」

斎藤工と永尾柚乃が異色バディを組むドラマ「誘拐の日」(テレビ朝日、火曜21時)が初回拡大版で7月8日放送された。第1話のあらすじと韓国版との違いなどを紹介する。次回予告は番組サイトで公開中だ。



本作は、韓国で2023年に話題となった「유괴의 날」を原作とするリメイクで、「ちょっと間抜けな誘拐犯」と「記憶喪失の天才少女」が織りなす、ヒューマンミステリーだ。

■キャスト

日韓メインキャスト比較(画像付き)
誘拐犯・新庄政宗役:斎藤工
天才少女・七瀬凛役:永尾柚乃
新庄の妻・新庄汐里役:安達祐実
刑事・須之内司役:江口洋介
弁護士・山崎忠役:深澤辰哉/Snow Man)
医学博士・水原由紀子役:内田有紀
 ほか

■第1話らすじ(※ネタバレあり)

2025年7月8日夜、心臓病の娘・芽生の手術費を用意するため、元・善人の新庄(斎藤工)は、妻・汐里(安達祐実)の指示で裕福な病院長の娘・七瀬凛(永尾柚乃)を誘拐しようとする。ところが現場付近で偶然出会った凛は、突如倒れて記憶を失っており、自分の名前すら分からない。

新庄はとっさに自分が父親、凛が娘だと嘘をつき、疑似“父娘生活”が始まる。凛は多言語を操る天才児で、新庄はその賢さに驚かされる。身代金目的で病院長・七瀬守(半田周平)に連絡を試みるもつながらず、不審に思った新庄が院長宅を訪れると、そこはすでに殺人現場だった。警察が到着し、父は日本刀、母はペーパーナイフで別々に殺され、防犯カメラも外されていた。現場の地下室は秘密の診療室のようで、須之内刑事(江口洋介)は凛の誘拐を推理する。

一方、新庄が外出中に正体不明の男が凛を襲撃。危険を察した彼女は家から逃げるも、結局捕まってしまう。帰宅した新庄が凜の窮地を察し、「孫の手」のヒントで無事救出。

危険を感じた新庄は家を出て凜を警察に引き渡そうと考える。最後にご馳走をしてやろうと外食することに。ところが凛が卵アレルギーでショックを起こし病院に運ぶ。治療中に腕のあざを見た医師が警察に通報。警察が駆けつけた時には、凛は自ら新庄の手を取って病院から脱走していた。

同時に、病院長夫妻殺害のニュースを知った凛の親族である病院副理事・七瀬富雄(長谷川初範)は、顧問弁護士・山崎忠(深澤辰哉/Snow Man)に「凛が死ねば財産は自分のもの」と発言。凛を巡る陰謀と家族の秘密が少しずつ明らかになりつつある。

■第1話考察と韓ドラ版との比較

この回冒頭で1995年の事件が描かれる。30年前の事件と2025年に起きた誘拐や殺人事件にどんな因果関係があるのか?

日本版は韓国版のストーリーを忠実に再現しているが、第2話までの内容を1話で一気に描く構成となっている。そのため、誘拐に使った車の処分方法や両親殺害現場発見シーンなど、緊張感のある描写がやや簡略化されている。医学博士役の内田有紀の登場など、今後のミステリアスな要素も早めに提示されている。彼女の取り乱しようは何だったのか?

一方、韓国版で笑いを誘った“尿パック事件”などリアルなシーンは日本版ではカットされている。凛の語学力の見せ方も、ネットで外国語の記事を読めることで明らかになる韓国版に対し、日本版では工場で困っている外国人労働者を助ける人情エピソードに変更されている。

キャストについては、斎藤工が原作のイメージに合った存在感を見せている。凛役の永尾柚乃は、韓国版より年齢が低い設定だが、多言語を駆使した演技力が光る。一方で、永尾柚乃は愛らしさが強く、韓国版ヒロインの大人びた印象とは異なる。韓国版では主人公とヒロインが対等な関係性を築いていた。だからこそ、眠った時など時折見せるヒロインの子供らしさのギャップが面白さにつながった。一方、日本版ではどうしても子供らしさが前面に出ている。

脇役の江口洋介や深澤辰哉も好演しており、今後の展開に期待が高まる。次回は新庄が真実を明かし、凛が記憶の断片を取り戻す展開が予告されている。複雑な人間関係や謎が絡み合い、今後のストーリーから目が離せない。

ドラマの先が気になる方は、【「誘拐の日」を2倍楽しむ】で韓ドラ版全話のネタバレあらすじと見どころ、韓国での評判や視聴率などまとめているので参考にどうぞ。

TVerでリアルタイム配信、TELASAで全話一興配信する。

テレ朝「誘拐の日」HP

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