朝ドラ「あんぱん」張り切る今田美桜を追いかけ続ける北村匠海…第15週あらすじと第16週予告

09時00分ドラマ
©NHK

“アンパンマンついに登場”、声優を長年勤める戸田恵子がやっと姿を表した。のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の将来を変えてゆく重要な役どころだ。NHK朝ドラ「あんぱん」の第16週「面白がって生きえ」(7月14日~7月18日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第15週が7月14日から放送された。

高知新報での再会がのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の運命を変える

嵩(北村匠海)は健太郎(高橋文哉)たちとアメリカ軍払い下げの商品を闇市で売っていたが、そこで見つけた雑誌をみて一念発起して新聞社を受験する。面接の様子はダメダメだったものの、挿絵を描くという特技で無事にのぶと同じ高知新報に採用された。この二人の再会がのちに、恋人へそして夫婦へと発展してゆくきっかけになる。

のぶが初めて嵩に「勇ましかったで」と声をかけた

小学生の時に出会い、これまで“ハチキン”なのぶと“たっすいがー”な嵩という関係だった。ハチキンなところは変わらないが、そんなのぶをかばって、未回収金を回収するために行った質屋の番頭に殴られる。のぶに「勇ましかった」と言われた嵩の表情は明るかった。それでもまだ思いを口にできない嵩だがのぶと同期の琴子(鳴海唯)から、嵩の入社にはのぶのなみなみならない努力があったことを教えられる。

アンパンマン・戸田恵子がついに登場

戸田恵子が演じるのは『ガード下の女王』と呼ばれる婦人代議士・薪鉄子だ。弱気ものを助けるために活躍する。その姿はまさしく“アンパンマン”だ。戸田恵子が演じる薪鉄子がのぶの、嵩の運命を変えてゆく。

第16週、のぶは鉄子(戸田恵子)の秘書になるために東京へ

高知新報で働いていたのぶだが、東京へ取材に行った際に出会った『ガード下の女王』こと薪鉄子(戸田恵子)からスカウトされる。自分の秘書にならないかという話だ。ドラマの舞台は東京へと移ってゆく。さらに、11日に放送された第16週の予告動画には、嵩の戦友役で登場していた妻夫木聡、ヤムおいちゃんこと屋村役で登場していた阿部サダヲの姿が映っていて、視聴者の期待も高まっている。

【第15週(2025/7/7-7/11)ネタバレあらすじ】

高知新報の入社試験を受けた嵩(北村匠海)は緊張のあまり周りの人に心配されるほどだった。面接でもいい感触は得られず「受ける会社を間違えましたね」とまで言われてしまう。帰りに久しぶりに会ったのぶ(今田美桜)に嵩はいつか世界一面白いものを作りたいと話す。

その夜、急に思い立って会社の資料室に駆け込んだのぶは、古新聞の中から嵩が以前入選して掲載された漫画を見つけ出す。すぐに採用者の人選をしていた東海林(津田健次郎)たちのところへ向かうが、話を聞いてもらえない。とその時、社会部の緑川(嘉島陸)が、明日の朝刊に穴が開きそうと慌ててやってきた。取材した会社が倒産してしまい、その社長のインタビュー記事がのれられなくなったという。そこでのぶは嵩なら挿絵を入れることができると主張した。2時間以内に穴を埋めたい人達が嵩を呼び出した。

夜遅くに高知新報に連れてこられた嵩は、言われるがまま記事に合う挿絵を描くことになった。締め切りが迫るなか夢中で絵を描く嵩を、のぶは陰から見守る。無事に描き上げた嵩は、高知新報に採用される。

そしてのぶは、『月刊くじら』創刊号の発刊に向け大忙しの日々を送る。順調に記事が揃っていく中、入稿日にまさかの事態が発生する。なんと小説家が原稿をまるまる飛ばしてしまったのだ。うろたえるのぶたちに対し、東海林の目がきらりと光り、嵩が呼び出された。決められた少ない時間で見事に漫画を書き上げ、『月刊くじら』を無事に発行することができた。

『月刊くじら』創刊号は二日で二千部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。釜次(吉田鋼太郎)やくら(浅田美代子)、羽多子(江口のりこ)らも月刊誌を買ってきてみなでうれしそうに眺める。

嵩は『月刊くじら』編集部に異動にすることになった。さっそくのぶたちと次号の特集について編集会議をする。すると、岩清水(倉悠貴)から東京での取材案が挙がる。そんな中、のぶと嵩は広告費を回収しに質屋へ向かった。質屋の番頭はこんなものは広告でもなんでもないといって、月刊誌の内容まで侮辱する。それに怒ったのぶのもっていたハンドバックがつい番頭にあたってしまう。番号が怒りにまかせてのぶの頬を叩こうとすると、嵩がすっと前にでて、自分が叩かれてくれた。騒ぎに気がついた主人がでてきて、広告費を払っていなかったことに気がつき、無事に費用を回収することができた。

東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶは、岩清水が話す『ガード下の女王』と呼ばれる婦人代議士に興味を示す。その代議士は弱いものを助けるためにガード下などに現れ、救い続ける活動をしている。

その夜、健太郎(高橋文哉)と酒を飲みながらのぶについて語っていた嵩は、近くにいた琴子(鳴海唯)に女心がわかっていないと一喝され、ある秘密が明かされる。それは入社試験の際、のぶの助けがあって、挿絵の仕事も依頼されたのだった。そんな嵩に、健太郎は東京で長年の思いを伝えるべきと背中を押す。

東京に到着したのぶたちは、さっそく聞き込みを始めるが『ガード下の女王』はなかなか見つからない。みんなで屋台のおでんで腹を満たしたが、嵩は不意に腹を押さえてその場にうずくまってしまう。すると、東海林と岩清水も腹を押さえて座り込んでしまう。慌てるのぶにとある女性(戸田恵子)が声をかけてくる。そして3人の様子をみて自分の家に連れて行ってくれて1晩休ませてくれる。その人物こそ、『ガード下の女王』なのだが、その時はまだ誰もそのことを知らなかった。

体調が戻り、他の取材を終えた4人は東京での最終日を迎えた。のぶは3人を助けてくれた女性を取材したいといい、嵩とともに探しに行く。すると、その女性こそが薪鉄子であり、やくざものに麻雀で勝負を挑み、子ども達のために住まいを確保しようとしているところを見つけた。



【第16週(2025/7/14-7/18)あらすじ】


■第76話(月)

東京出張最終日。のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は『ガード下の女王』こと薪鉄子(戸田恵子)を見つける。鉄子が向かった雑居部屋には、助けを求める女性たちが集まっていた。そこに、ガラの悪い男が乗り込んでくる。男らにカメラを向けて果敢に立ち向かうのぶ。間一髪のところで警官が駆けつけ騒ぎは収まる。そんなのぶに、鉄子はあることを言い残して去っていく。

■第77話(火)

嵩(北村匠海)はかつての戦友・八木(妻夫木聡)と思いがけず再会する。改めて八木に取材を申し込むのぶ(今田美桜)と嵩。だが取り合ってもらえず、のぶはギリギリまで周囲の人々に話を聞いてまわる。高知に戻り、さっそく八木の記事を書くのぶ。東海林(津田健次郎)は鉄子(戸田恵子)について触れられていないと声を荒げるが…。そうして、最新号が発売されたその2日後、編集部にのぶの運命を変える一本の電話が!

■第78話(水)

鉄子(戸田恵子)からの電話に出た東海林(津田健次郎)は、ひとり考え込んでいた。鉄子がそんなに怒っていたのかと、慌てて謝罪するのぶ。すると、東海林から意外な返答が。その夜、嵩(北村匠海)たちと屋台で酒を飲んでいた東海林は、鉄子がのぶを引き抜こうとしていることを打ち明け、どうしたものかと考えあぐねる。同じころ、のぶもメイコ(原菜乃華)に鉄子の話をしていた。

■第79話(木)

釜次(吉田鋼太郎)を心配して朝田家に帰ってきたのぶ(今田美桜)たち。元気そうに振る舞う釜次を囲みながら家族に鉄子(戸田恵子)の話をしたのぶは、釜次から本当はどうしたいのかと聞かれて返答に詰まってしまう。そんな中、嵩(北村匠海)が見舞いにやって来る。嵩の漫画は面白いと話す釜次のため、のぶは嵩に漫画を描いてほしいと頼む。

■第80話(金)

釜次(吉田鋼太郎)の葬儀が営まれる中、6年ぶりに草吉(阿部サダヲ)が姿を現す。またあんぱんが食べたいと言うのぶ(今田美桜)たちに、草吉は首を横に振る。その夜、釜次を思いながら窯に触れる草吉。翌朝、彼の姿はなく…。葬儀が済み、出社したのぶは、東海林(津田健次郎)に思いもよらないことを言われてしまう。数日後、のぶは羽多子や嵩(北村匠海)たちにある決意を伝える。

■スタッフ他


脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,原菜乃華,江口のりこ,河合優実,鳴海唯,倉悠貴,妻夫木聡,木原勝利,戸田恵子,番家玖太,中條孝紀,吉田鋼太郎,浅田美代子 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk

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