NHK大河「べらぼう」“蔦重”横浜流星が見せた一瞬の色香に視聴者驚がく 第29話ネタバレ第30話予告

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)8月3日(日)放送の第29話「江戸生蔦屋仇討」では横浜流星が妖艶な表情で視聴者を魅了、キャストが総出で大変身の劇中劇が話題に。8月10日(日)放送の第30話「人まね歌麿」で片岡鶴太郎が再登場。予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。
8月3日放送の第29話では、田沼意次が、平秩東作(木村了)が命懸けで持ち帰った松前家の裏帳簿を武器に、蝦夷地の上知実現に向け準備を開始する。一方、蔦重は、意知の死からふさぎ込む誰袖を笑顔にするため、“笑い”での仇討ちを試みた。北尾政演(古川雄大)がスランプを経て書き上げた『江戸生艶気樺焼』では、べらぼうキャスト総出の“蔦屋劇場”を披露し話題を呼んだ。
どうしてもモテている評判が欲しい艶次郎を政演役の古川雄大が演じ、恋川春町(岡山天音)や喜三二(尾美としのり)らもドラマとは違う役どころで登場。バカバカしくて笑える内容に「おもしれぇ!」「総出演のべらぼう劇場最高!」など絶賛する声が寄せられた。
そして8月10日(日)放送の第30話では、蔦重が歌麿(染谷将太)を一気に売り出そうと計画する蔦重と、自分の画風に悩む歌麿の様子が描かれる。かつて歌麿の師匠だった絵師・鳥山石燕役で片岡鶴太郎が再び登場。そして、田沼意次V.S一橋家治の戦いに、意次因縁の相手となる松平定信役で井上祐貴が参戦する。
■横浜流星『国宝』思わせる一瞬の色香に視聴者歓喜
第29話では、政演のスランプから、大ヒット作となる『江戸生艶気樺焼』誕生までが描かれたが、そんな中、注目を集めたのが、蔦重が執筆を続ける政演を訪ねるひとコマだ。
筆を走らせる政演が、蔦重に新たなアイディアを提案。蔦重も笑顔で「いいじゃねぇか!一層くだんねえよ!」と絶賛。喜んだ政演は「じゃ、そう書き直しますね!」と原稿に向かうと、蔦重はゆっくり政演に体を寄せて、うっとりした表情で目をつむる。そして「いい男の背中になったなぁ」とつぶやくと一転、目を見開きアゴを突き出す茶化した表情を見せた。
突然見せた妖艶な表情に、SNSでは「一瞬『国宝』かと思った」「色っぽすぎる!」「今、俊坊がいた!」など視聴者から驚きの声が殺到。現在大ヒット公開中の映画『国宝』で横浜流星が演じた歌舞伎名門の御曹司・大垣俊介を彷彿とさせるワンシーンが話題を呼んでいる。
■第29話ネタバレ
田沼意次(渡辺謙)は、東作(木村了)が持ち帰った松前家の裏帳簿を手に入れた。これは、幕府に黙って私服を肥やしていた証拠となるもの。東作は意知の指示でこの裏帳簿を探し、命懸けで持ち帰ってきたのだ。意次は息子の遺志を継ぎ、土山宗次郎(柳俊太郎)に上知の準備を命じる。
一方、蔦重は、戯作者を集め、あらなた黄表紙を考えていた。手ぬぐいに書かれたひとりの男の絵を差し出し「この顔を主人公に、腹を抱えて笑える黄表紙を作りたいんだ」と語る蔦重に、北尾政演や恋川春町らが話し合う中、鶴屋(風間俊介)が、この男を二代目金々先生とした続編を提案する。さらに「大当たり」を条件に、政演を貸すというが、当の政演は気が進まない。それでも蔦重に推され渋々執筆を始める。
しかし、出来上がった原稿の評価はまちまし。春町は高評価だったが、南畝(桐谷健太)から「まずまず」と言われ、ていは「世間知らずの若者が騙される話は笑えない」と指摘されてしまう。皆の意見を聞いた蔦重は、初めからやり直しすることを提案するも、政演はそれを拒みその場から立ち去ってしまう。
手ぬぐいを見て考え込む蔦重は、鶴屋の「これ、佐野様に似てませんか?」というひと言から、佐野政言のような人物像を真逆にして、甘やかされて育った金持ちの若旦那が、江戸で浮世を流そうと大騒ぎする話を思いつく。そして、再び政演らと集まり、皆が意見を出し合い物語を練っていった。金で女を雇い「モテるふり」をしたり、噂を流してもらったり。誰もが「バカバカしい」と盛り上がると、政演も「書きたい!」と宣言し、執筆を開始。
蔦重は完成した『江戸艶気樺焼』を持って誰袖に会いに行き、「待たせたな。これが俺の“仇討ち”だ」と言って物語を読みきかせた。主人公の艶次郎は、浮名という遊女に恋をして、なんとか浮名の間夫になろうとし、あの手この手でモテている評判を流す。挙句の果てには身請けと駆け落ちを同時にやろうと提案。どこまでも見栄と申そうに生きる男の姿に、誰袖はついに笑い声をもらすのだった。
誰袖は、意知の後を追うとしても死にきれず、「呪って呪われて終われば一挙両得」とすら思っていたと語った。こんな自分を意知は許してくれるだろうかとつぶやく誰袖に、季節外れの桜が咲き、花びらが舞い落ちた。それは空から届いた意知からの返事のようにも思えたのだった。そして年が明けると『江戸生艶気樺焼』は爆発的なヒットを飛ばし、世間の話題は「佐野大明神」から仇屋艶次郎の笑い話へと移って行った。その頃、江戸城では田沼意次らが松前家の不正を暴こうと家治に謁見するのだった。
■第30話あらすじ
蔦重は歌麿に自分ならではの絵を求めるが、歌麿は描き方に苦しむ。一方、江戸城では、松平定信(井上祐貴)が、治済から抗議の政に参画しないかと誘われる。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、宮沢氷魚、高橋克実、生田斗真、冨永愛、安達祐実、水野美紀、風間俊介、尾美としのり、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第30話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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