NHK「舟を編む」“血潮”がない!?池田エライザが重大な問題に気づく【第8話ネタバレ】

8月5日放送のNHK「舟を編む~私、辞書つくります~」(毎週火曜22時)第8話では、いよいよ『大渡海』刊行へ向けてラストスパートへと進んでいく中、みどり(池田エライザ)はある重大な問題に気付いてしまう。また特別ゲストで松田龍平が登場した。NHK+で見逃し配信も開始。
「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」は、2012年に本屋大賞を受賞した『舟を編む』を原作とし、2013年には松田龍平主演で映画化、2016年にはテレビアニメ化もされた人気作品。原作や映画では、辞書編集に情熱を注ぐ馬締光也(まじめ・みつや)が主人公だったが、本ドラマでは、ファッション誌から辞書編集部に異動してきた新入社員・岸辺みどりの視点から物語が描かれる。⇒【キャスト紹介はこちら】、【全話あらすじと見どころ】
■第8話あらすじ(※ネタバレあり)
デジタルとのセット販売が決まり、辞書編集部は『大渡海』刊行へ向けて最終段階に入る。みどり(池田エライザ)は馬締(野田洋次郎)に連れられ、歴代編集者や松本先生(柴田恭兵)が集めてきた100万枚もの用例採集カードが眠る資料室を訪れ、その歴史の重みに圧倒される。
宮本(矢本悠馬)とともに“究極の紙”作りにも挑戦し、2年の歳月が流れる中、刊行は来年2020年となる。装丁担当のハルガスミ(柄本時生)も最高の一作に励み、究極の紙も完成した。
ところが、最後の抄造テスト(試し刷り)の段階で、みどりはある重大な問題に気付いてしまう。矢本との会話の中で出た言葉【血潮・血汐】が抜けていたのだ。もし、自分が黙っていれば…見つけていなければ…みどりは一瞬そう考えるが、馬締に声をかけられ「大渡海に血潮が入っていません」と伝えた。
■第8話見どころ
第8話は、辞書作りの集大成、やり遂げる情熱、そして「言葉を捕まえても飛んでいく。それを追いかけ続ける」という辞書編集者の矜持を胸に、ラストスパートへと進んでいく重要回だった。
その中で、矢本のみどり相手の熱い紙トークは今回も健全。さらには初めて矢本からみどりに食事の誘いがある。何か話もあるようだが…。果たして矢本はみどりに何を話すのか?
この回では、映画版で馬締光也を演じた松田龍平がサプライズで出演し、野田洋次郎演じる馬締と“歴代馬締”の対面が実現した。デジタル版開発者役として登場し、紙とデジタル、それぞれの「言葉」との向き合い方も描かれた。
●ドラマ版と映画版の“馬締”が対面?第8話に松田龍平がデジタル版開発者役で登場
また、正月休みにみどりが実家に帰るシーンでは、父・岸辺慎吾役で二階堂智、再婚相手の若い妻・真帆役で野呂佳代が登場した。慎吾は「お前から母を取り上げて再婚、妊娠したことで、実家に帰りにくくなる」ことを謝り、心配した。しかし辞書作りを通じて前向きになったみどりは、「これからもどんどん変わっていい」と話し、「これからもここが私の家だから」と伝えた。
■次回(第9話)予告
「大渡海」に“あるべき言葉”が入っていないことを見つけてしまったみどり。他にも漏れがないか調べるには、100万枚の用例採集カードを全て見直す必要がある。途方もない作業だが、馬締らの選択はただ一つ『大渡海』を穴のあいた舟にはしない」。西岡(向井理)が刊行発表会の準備を進める中、天童(前田旺志郎)らバイトも結集し地獄の日々が始まる。一方、松本先生(柴田恭兵)に病が見つかり…。
【放送】2025年6月17日(火)スタート<全10話>
総合:毎週火曜22:00~22:45
再放送(総合)毎週木曜24:35〜25:20 (※金曜0:35~1:20)
【原作】三浦しをん 『舟を編む』
【脚本】蛭田直美
【音楽】Face 2 fake
【演出】塚本連平 麻生学 ほか
【出演】池田エライザ 野田洋次郎 矢本悠馬 美村里江 渡辺真起子 前田旺志郎/岩松了 柴田恭兵 ほか
◇NHK「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」HP
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