「餌【ミッキ】」第8-11話:次々に明かされる真実…チャン・グンソクとホ・ソンテの対峙まであと少し|BS12(全15話)

15時00分ドラマ
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いよいよパート2に突入!BS12(土曜アジアドラマ)枠で無料BS初放送の「餌【ミッキ】」は、チャン・グンソク5年目のドラマ復帰作である社会派クライムサスペンス。8月9日・16日放送の第8話~第11話のあらすじと見どころを紹介する。番組HPで予告動画が公開中だ。



「餌【ミッキ】」(監督キム・ホンソン)は、実際に起きた韓国史上最大の詐欺事件をモチーフに、犯人が死亡してから8年後、その人物が殺人事件の容疑者に挙がる中、これをめぐる秘密を探る。
【「餌【ミッキ】シリーズを2倍楽しむ】では全話の完全ネタバレあらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。

■キャスト

【押さえておくべきキャスト8名を徹底紹介】
ク・ドハン役:チャン・グンソク
ノ・サンチョン役:ホ・ソンテ
チョン・ナヨン役:イ・エリヤ
カン・ジョンフン役:イ・ソンウク
イ・ビョンジュン役:イ・スンジュン
ソン・ヨンジン役:パク・ミョンフン
チョン・ソラム役:オ・ヨナ
ユ・オクナム役:ソ・ジョンヨン
 ほか

■第8話

このまま捜査が終了することに納得のいかないナヨンは、一人でハン・ダジョンに会うという。仕方なく同行したドハンは、そこに現れたダジョンを見てハッとする。もともとダジョンも詐欺被害者の一人だったが、その後失った自分の金を取り戻すため、ノ・サンチョンと同じくネズミ講で金儲けをするようになった。次々とありもしない嘘を並べるダジョンに憤怒したドハンは、珍しく感情をあらわにする。結局、ダジョンからはそれ以上ジェファンの話を聞くことはできなかった。

ドハンとナヨンが帰った後、ダジョンはどこかへ電話をかける。自分は言われた通りにやっただけだと主張するダジョン。一方、ドハンもまた、ダジョンと過去に深いかかわりがあった。7年前、ドハンの妹が殺され、その犯人がダジョンと関係のある人物だったと、ナヨンに明かす。

2011年、ビョンジュンとジェファンのおかげで警察の追跡を逃れたチョン・ソラムだったが、そこへビョンジュンとダジョンがやってきた。ソラムのそばにいるのがサンチョンのボディーガードだと気づいたビョンジュたちは、彼女を捕まえようとする。ボディーガードがビョンジュたちを殴りつけ、ソラムは一人で外に逃げ出す。そこへ駆け付けたジェファンが、近くにあった刃物でボディーガードの首に斬りかかる。結局、男はその場で死亡し、ジェファンは殺人犯となってしまったのだった。

ジェファンは殺人犯となってしまった理由が明らかになった。ジェファンの犠牲で助かったダジョン。サンチョンの詐欺による被害者だった彼女が、詐欺加害者になってしまったやり切れない事実。そしてそんな彼女のせいで、ドハンの妹が殺害された。ドハン役のチャン・グンソクの怒りの演技が胸に響く。
この回の完全ネタバレあらすじは【6話/全12話版】ラスト~【7話/全12話版】まで。



■第9話

ミッキ© 2023 Coupang Play All Rights Reservedカン・ジョンフン次長は、思い通りに動かないドハンに憤りを隠せない。改めて捜査を再開しようとするドハンだったが、再び懲戒処分となる。

同じ頃、被害者たちのもとへ一斉にメールが送信される。同じく住所の書かれたメールを受け取ったナヨンは、慌てて車を引き返す。一方、事故現場に遭遇したジョンフンは、車を停めて中を覗き込む。しかし、ジョンフンの呼びかけに全く反応は見られず。つづいてもう1台の車が現れ、覆面を被った人物がジョンフンに近寄る。男は詐欺事件の被害者ジェファンだった。ジョンフンはジェファンの言葉通り、1000まで数え、なんとか助かった。

―2008年、ノ・サンチョンが販売した端末機器‘ナウフリー’が問題となり、世間を騒がせていた。サンチョンは開発者に責任転嫁する始末。一方、議員のキム・ソンデ(を裏切った元秘書のチョン・ソラムは、サンチョンの側についたのだった。

懲戒処分を受けたドハンは過去の妹殺害事件を思い返す。犯人は、「ハン・チュンジャ(ダジョンの過去の名前)に言われた通りなら楽に稼げる」と語り、ダジョンが関連していた。

ドハンは、ダジョンが開催するマルチ商法のオリエンテーションへ向かった。突然前方のスクリーンに表示された“ノ・サンチョンは生きている”という文章。手に刃物を持ったイ・ビョンジュンが現れダジョンを攻襲撃。遅れて現場に駆けつけたナヨンは、ナヨンは搬送されるダジョンと逮捕されたビョンジュンを目の当たりにする。そしてドハンに向かって、自らが殺人者になってでもサンチョンを引きずり出したかったのだろうと語る。

一連の事件がノ・サンチョンと関連していたという情報をマスコミ各社に送りつけたナヨンは、インタビューに応じる。ナヨンの思惑通り、世間はノ・サンチョンに対する大きな関心を見せた。

一方、カン・ジョンフン次長は、マスコミの前に姿をあらわす。そして、死亡したと思われるノ・サンチョンと今回の事件の関連性を徹底的に捜査することを宣言し、さらにその過程で懲戒処分となったドハンの懲戒を解くと発表。つづいて記者陣から辞職について聞かれると、胸元に忍ばせた辞表を破り、「辞職するつもりはありません」と力強く答えた。

これまで殺害現場に現れて、自分が犯人のように振る舞って「ノ・サンチョンが生きている」と訴え続けてきたビョンジュン。結局、実際にダンジョンを刺す事件を起こしたことで、やっとマスコミが「ノ・サンチョン生存」に感心を持った。なんとも皮肉な展開。両脇を抱えられた状態で連行されるビョンジュンが、ナヨンに告げたた「疲れた。もう休みたい…」の言葉にビョンジュンの奮闘ぶりが伝わる。
この回の完全ネタバレあらすじは【7話/全12話版】で。




■第10話

ミッキ© 2023 Coupang Play All Rights Reserved捜査に復帰したドハンは、この事件は詐欺被害者からカン・ジョンフン次長に至るまで、誰も真実を語っていないと言う。ジョンフンは自身の過去に決着をつけるためパク検事長を訪ね、自分を拉致したのは誰だと迫る。

その後、サンチョンに買収され警察を裏切った昔の部下を訪ねるジョンフン。かつての部下は、「ノ・サンチョンに騙されたんだ」と話す。その夜、車通りの少ない山道を運転していたジョンフンは、事故に遭ったと思われる車両を発見。すぐに車を停めて駆け寄るも、応答はない。しばらくして近くを通ったもう一台の車が停車、2人の男がジョンフンに襲いかかる。

一方、ダジョンの意識が回復し、彼女の口からキム議員の名前が出る。そしておそらくジェファンを自殺に見せかけて殺したのも、議員の仕業だろうと話す。ダジョンの病室にやってきたドハンは、ジェファンの死についていくつかの質問を投げかけるが、ダジョンが急に発作を起こしてしまう。

翌朝、通報を受けて駆けつけたドハンは、車の中で死亡するジョンフンを見て愕然とした。死体解剖の結果、ジョンフンの死は自殺と推定される。何か少しでも不審な点はないかと聞かれ、解剖医は腹部と足元に残るわずかな打撲の痕が気になるが、もし他殺だとすれば完璧に計画されたものだろうと話す。これ以上の解剖は意味がないと解剖医。

荷物をまとめ、次長室をあとにするジョンフン。そんなジョンフンと入れ替わりに、ドハンがチームに復帰する。チーム員から見せられたのは、ジョンフンが拉致された現場のCCTV映像だった。映像に映る犯人と思われる二人組は、どちらも覆面を被っていて顔は見えない。すぐに画像をジョンフンに送り、心当たりはないかと聞くドハンに、ジョンフンは何と答えるのか?
この回の完全ネタバレあらすじは【8話/全12話版】で。



■第11話

ミッキ© 2023 Coupang Play All Rights Reserved中国籍のパスポートを提示して、韓国仁川航空に入国したノ・サンチョン。年を取っているがサンチョンに間違いない。空港では、車の中で遺体で見つかったカン・ジョンフン次長のニュースが取り上げられていた。

ナヨンから連絡を受けたドハンは被害者の会本部へ。ナヨンがジェファンの母親にジェファンの死が自殺ではなく他殺だと明かしたことを知り、憤りを隠せないドハン。「母の病院へ行かないと…」と言って立ち上がるナヨンに向かって、「あなたの母親は死んだだろ!」とドハンが叫ぶ。実は、母親はとっくに自殺していた。ナヨンもまた心を病み、母親の幻影と暮らしていたのだ。ドハンはナヨンに、連続殺人の目的はサンチョンを闇から引きずり出すことだと言うが…。

数日後、改めてナヨンに会いに行ったドハンは、先日の一件を謝罪。そして、次長室の本棚から見つかった一冊の手帳を見せ、それが例のリストに間違いないかと聞いた。おそらくジェファンが殺されたのは、このリストのせいだろう。さらにドハンは、犯人の本当の狙いであるサンチョンが生きていることを伝えた。その上でナヨンに協力を仰ぐドハン。

現検事長のパク・サンドを訪ねたドハンは、例の手帳を取り出す。そして、ノ・サンチョンについて知っていることをすべて教えて欲しいとドハン。次のターゲットは検事長かもしれないと話すドハンの言葉に、サンドは顔をしかめた。つづいてキム議員にも会いに行き、その様子を伺う。同じ頃、ナヨンはドハンに言われた通り、キム議員とサンドにほぼ同時にメールを送信していた。明らかに動揺した様子のキム議員の姿を確認し、部屋を後にするドハン。その後、ドハンはキム議員とサンドに尾行をつけた。

次なるターゲットがまさか自分なのではと不安がるキム議員だったが、事情を知ったサンチョンは、すぐにそれがドハンの投じたエサだと気づく。そして、「真っ向勝負あるのみだ」とサンチョン。

本作は、ドハンがサンチョンを逮捕するまでを描く作品だが、まだ、2人は一度も対面していない。最終章に入り、いよいよドハンとサンチョンが対峙するまであと少し。この回の完全ネタバレあらすじは【9話終盤/全12話版】で。

BS12「餌【ミッキ】」HP
 2025年7月12日スタート 土13:00-15:00(2話連続)無料BS初放送

kandoratop【作品詳細】【「餌(ミッキ)シリーズを2倍楽しむ】