「僕達はまだその星の校則を知らない」子どもに期待しすぎる教育虐待に磯村勇斗はどう向き合う?【第6話ネタバレと第7話予告】

「僕達はまだその星の校則を知らない」(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年8月18日第6話が放送された。医者である父(池内万作)は息子(栄莉弥)を医学部に入れるために追い詰めすぎた。カンニング問題が発覚しても息子は父をかばう。8月25日、第7話が放送される。健治(磯村勇斗)の理解者でもある同僚の巌谷(淵上泰史)に青少年保護育成条例違反の容疑がかかる。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「僕達はまだその星の校則を知らない」とは「僕達はまだその星の校則を知らない」独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。その第6話が8月18日に放送された。
■第6話ネタバレあらすじ
2学期を迎えた学校では、夏合宿を経て、健治(磯村勇斗)が珠々(堀田真由)を意識するようになった。天文部では、整備が終わった天文ドームで、早速観測会をやろうと盛り上がる。するとそこへ鷹野(日高由起刀)と北原(中野有紗)がやって来て、北原から相談を受ける。聞けば、2人が通う予備校の模試で、有島(栄莉弥)がカンニングするところを目撃したという。有島は優秀な生徒で医学部を目指している。入学当初から優秀だったが、最近は成績が伸び悩んでいた。
健治から報告を受けた井原(尾美としのり)は、信じられない様子だ。しかし、担任の巌谷(淵上泰史)によれば、最近は成績が伸び悩んでいて、さらに、普段から息子の成績に目を光らせている父親(池内万作)から突然、一般入試から推薦に変更を希望する連絡があったという。井原たちは不正の実態を含め、学校推薦にふさわしい生徒かどうか次のテストで見極めようとするが、健治はその前に有島を正しい道へ導くべきだと進言した。
父親は家では子どもの成績に厳しく、特に長男である有島の成績が伸び悩んでいることをこぼしている。有島の実の母親は有島が中学受験に失敗したとき、父親に激しく責められ、母国であるアメリカに帰ってしまった。後妻である義理の母はかばってくれるが、父親はそんな言葉には耳も貸さない。成績が下がっている有島を激しく叱責する。
親子面談の日、父親は推薦が受けられないと聞いて激高する。面談の途中で気分が悪くなった有島は屋上にある天文部に向かう。そこにいた天文部の生徒たちの話を馬鹿にしてしまうと、1年生から「先輩を馬鹿にするな」と言われて、突発的に屋上から飛び降りようとしてしまう。それほど有島は追い詰められていた。
スクールロイヤーとして話を聞こうとする健治だが、有島は最初はまったく相手にしてくれない。有島がバスケをしていたこともあるとしり、周りの人もその表情に驚く。健治は自分の過去も踏まえて、親が子どもに過大な期待をかけることを否定するようにいうと、有島は父親は自分の一番の理解者であり、いつも怒りもしないという。ただ、殴るのは母親が残してくれたぬいぐるみなのだと話した。
健治は事務所に戻り、所長のかおる(市川実和子)に報告するが、所長も学校は福祉の場ではないから難しいという。そして、健治は今日一日でも有島に笑顔があるといいといった。そのころ、有島はみんなとバスケに興じ、一時的に笑顔になっていた。
教育虐待を受ける有島を演じたモデルの栄莉弥
医者の息子である有島は医学部進学を目指し、優秀な成績を収めてきていた生徒だった有島(栄莉弥)だが、実は医師の父親からの強力なプレッシャーに悩まされ教育虐待を受けていたのだ。そんな有島を演じたのはモデルの栄莉弥だ。「父親に怯えがある一方で、父親への尊敬、そして自分のせいで家庭が壊れていると感じている申し訳なさ、全部の感情が混ぜこぜになっているような表情を視聴者の皆さんにどう受け取ってもらえるか、有島の”感情のミックスジュース”ともいえる表情にぜひ注目していただきたい」と演技について語った。そして、放送された第6話、栄莉弥のいくつもの表情を見ることができた。最後にクラスメートたちとバスケに興じるシーンは見ている視聴者もほっとできる笑顔のシーンとなった。池内万作が第6話ゲスト出演
大森美香が脚本を手掛けた大河ドラマ「青天を衝け」や、朝の連続ドラマ小説などに多数出演している池内万作が息子を医者にするために強力なプレッシャーをかける父親役でゲスト出演した。行き過ぎた期待と愛情が交錯する演技が光った。濱ソラリス高校の生徒たちが主題歌のヨルシカ「修羅」を朗読するコラボ動画公開
ヨルシカが書き下ろした最新曲「修羅」の歌詞の一節をドラマに登場する濱ソラリス高校の生役キャストが朗読する動画が公開され、番組公式サイトなどで見ることが出来るようになった。→navicon関連記事
健治(磯村勇斗)の父・誠司(光石研)と学園の理事長・尾碕(稲垣吾郎)は同僚だった
第6話のスタート、二人の関係が明らかになった。妻を亡くした誠司が健治の育て方について尾碕に相談しているシーンが登場する。尾碕は上を目指して昇進試験をうけるつもりでいたところ、健治が学校を訴えたことを聞かされる。そして、誠司の昇進の道は閉ざされた。永遠の問題、先生と生徒の恋愛は罪なのか?
これまで幾多のドラマで取り上げられてきた、先生と生徒の恋愛問題。「僕達はまだその星の校則を知らない」の第7話でその課題を取り上げる。同僚としてこれまで健治(磯村勇斗)にも理解をしてくれた巌谷(淵上泰史)のピンチを健治はどう救うのか?■第7話あらすじ
健治(磯村勇斗)もスクールロイヤーとして真楽されるようになった頃、多忙による知恵熱で保健室に駆け込んだ健治は、2年の島田聖菜(北里琉)から、「先生を好きになるのは、罪ですか?」と尋ねられる。養護教諭の菊池(西野恵未)によると、島田は同年代の男子に嫌悪感があり、教室で授業を受けることが困難らしい。それでも、精神的に不安定な母親がいる自宅よりはマシだと保健室登校を続けていて、1年のときの担任だった巌谷(淵上泰史)はそんな島田を今も気にかけているようだった。その巌谷のもとに、カンニング騒動を起こした有島(栄莉弥)の父親から、今後、息子には受験に関係ない授業を受けさせないと連絡が入る。巌谷と健治は、協力して父親の説得を試みることに。しかしその晩、巌谷は青少年保護育成条例違反の容疑で、警察に任意同行を求められてしまう。深夜に補導された島田が巌谷の家に向かうところだったといい、2人が個人的に連絡を取っていたことを知った教師たちの間には衝撃が走った。
カンテレ・フジテレビ 2025年7月14日スタート。毎週月曜日22時放送「僕達はまだその星の校則を知らない」。出演:磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎、平岩紙、市川実和子、坂井真紀、尾美としのり、木野花、光石研、日高由起刀、南琴奈、日向亘、中野有紗、月島琉衣、近藤華、越山敬達、菊地姫奈、のせりん、北里琉、栄莉弥 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@bokuhoshi_ktv_」、ハッシュタグは「#ぼくほし」。
◇カンテレ・フジテレビ「僕達はまだその星の校則を知らない」番組公式サイト
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