「エマ」イ・ハニ芸能界の闇に堕ちかけたパン・ヒョリンを救う【第3話第4話】

8月22日に配信が開始されたNetflixシリーズ「エマ」第3話第4話では、映画界の裏世界を目の当たりにしたジュエ(パン・ヒョリン)と、そんな彼女を救うヒラン(イ・ハニ)の姿が描かれた。こちらではそのあらすじと見どころを紹介する。【16歳以上(16+)】
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「エマ」は、1980年代を舞台に映画『愛馬夫人』の誕生の過程で、華やかなスポットライトに隠された暗い現実に勇敢に立ち向かうトップスターのヒランと、新人俳優のジュエの物語。【「エマ」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、キャスト徹底紹介、制作発表会などをまとめている。
■キャスト
トップスター/チョン・ヒラン役:イ・ハニ
新進女優/シン・ジュエ役:パン・ヒョリン
映画制作会社社長/ク・ジュンホ役:チン・ソンギュ
新人監督/クァク・イヌ役:チョ・ヒョンチョル
ほか
■第3話あらすじ

事故で大怪我をし、ヒョクの映画主演は絶望的状況に陥る。国からの台本修正指示も重なり、クァク監督(チョ・ヒョンチョル)は発狂。そんな彼の支えとなったのはを自身を信じるジュエ(パン・ヒョリン)だった。
なんとか迎えた撮影当日、クァク監督は付け焼き刃なジュエの演技力に愕然とする。ヒラン(イ・ハニ)は自らが演技する価値もない、と言わんばかりに代役をたて、控え室へと戻った。彼女の態度に憤慨したジュエは直談判に向かうも、ヒランのプロとしての意見にねじ伏せられる。
表現の規制の中で演出方法を模索するクァク監督と、そんな彼が描いた脚本を理解出来ないヒラン。演じる事を放棄した彼女を説得しようとするも、執筆した本人ですら脚本の本質が理解出来ていない。これに呆れ、現場を離れようとしたヒランをジュエは「クソ女」と罵る。ジュエを今一度説き伏せたヒランは、颯爽と現場を後にした。
帰宅したヒランは、荷物に紛れ込んだジュエの台本を見ていた。数多くのメモ書きの中、彼女は「チョ・ヒランのようなクソ女になる」という自身への憧れに目をとめる。
依然、演出に模索するクァク監督は、ジュエの助言で露出しない色っぽさに辿りつく。その後も彼女の発言から多くのヒントを得た彼は、着々と撮影を進めた。そんな中、再び映画撮影に危機が訪れる。文化広報部は彼らが修正指示に背いたとの判断を下し、撮影を中断させたのだ。
撮影を継続させたいク社長(チン・ソンギュ)は上層部の宴会にジュエを差しだす。嫌悪感と共にこれ受け入れたジュエは、指示された場所に向かうや否や服を脱ぐよう指示される。下着から全て着替えさせられ、華美な化粧を施された彼女は宴会で発生した事、全てに対する口止めを受けた。
こみ上げる涙を必死に堪え、宴会会場に向かった彼女の目に飛び込んでくる淫らな光景。その会場の中心部には、スポットライトを浴びながら笑顔で歌うヒランの姿があった。
■第3話見どころ
煌びやかな芸能界の裏部分が描かれた3話。序盤がコミカルな裏側であったが故に、終盤の闇深い裏側の世界が描かれたシーンには、思わず息が詰まりそうになった。この展開に視聴者からは「搾取される事に耐えなければいけない姿が辛い」、「エンタメ業界の供給と需要を押し出すやり方は本当に嫌い」と、胸を痛める声や、今の時代にも残る悪習を批判する声が聞かれている。
また、今回は経歴を積んできたヒランと初々しいジュエが対比的に描かれていた。宴会会場の現実に涙を浮かべるジュエと、そのど真ん中で笑顔を浮かべるヒランは特に印象的で、見る者の心を抉った。
■第4話あらすじ

宴会会場の光景に絶句するジュエは流されるがまま、大統領の隣に座る。彼女の様子を見たヒランは化粧室でその覚悟を問う。これに答えることなく、ジュエは大統領が待つ一室へと向かった。
いきなり触れてくる大統領にたじろぎながらも、ジュエは言い寄ってくる彼を止める。部屋を出るや否や堪えていた涙を流した彼女は、傷つけられた尊厳を引きずるように歩いた。
ジュエが帰る姿を見ていたヒランは、大統領の部屋へ向かい、機嫌を取る。その後、先ほどの笑顔からは想像もつかない程の剣幕でク社長の下に怒鳴り込むヒラン。新人のジュランに体を売らせた怒りをぶつけた彼女は、ク社長の目的だった映画撮影許可書をデスクに投げ置く。
ヒランの家を訪れたジュエは、大切な事に気付かせてくれた彼女に感謝を告げる。そこで母を失ったジュエの不遇な過去を聞いたヒラン。その過去とは別に、彼女が純粋な思いで女優を志したことを知ったヒランは映画撮影への志を新たにする。
クァク監督の元へ向かったヒランは脚本のダメ出しと助言を行う。彼女からヒントを得たクァク監督は、取り憑かれたように再び脚本を書き直した。
大幅に修正した脚本の元、ジュエとヒランは共に撮影に臨む。そこでヒランから演技の称賛を受けたジュエは、内側から沸き立つような喜びを感じた。現場を後にする彼女を追いかけたジュエは、いつでも助けになる、と言う知り合いの記者の名刺を彼女に渡すと共に、何も失って欲しくない、という思いを告げる。
翌日、ジュエはヒランと共にラストシーンを撮る。2人息の合った名演技は、製作陣の涙を誘う。カットがかかった後、ジュエはヒランに感謝を告げるが、彼女は素っ気ない返事を残してその場を去った。
今回の映画撮影終了と共にク社長の元を去る予定だったヒラン。しかしク社長は、契約書の条件を果たしていないとの難癖を付け、彼女の退所を許さない。姑息な彼に憤ったヒランは、部屋にあったトロフィーなどを手当たり次第投げつけた後、ク社長を自らの手で殴る。
■第4話見どころ
ヒランの強さ、そして内に秘められていた優しさにスポットが当たった4話。ジュエを救ったヒランが映画撮影のラストシーンで彼女に放った「何があっても自分を守って」という台詞は非常に重く、女優・ヒラン、そして彼女を演じたイ・ハニの思いも込められているように感じられた。
視聴者からは「自分でも知らないうちに涙が出た・・・」、「女性から女性へのラブレターみたいだった」と、ヒランの言動に感銘を受けたという声が聞かれている。
2025年8月23日にスタートしたドラマ「エマ」は、Netflixで一挙独占配信中だ。
◇애마 | 공식 티저 예고편 | 넷플릭스
