「メリー・キルズ・ピープル」イ・ボヨン緊急逮捕で、過去の殺人容疑の真相が明らかに【第6-7話あらすじ】

カナダで放送された同名ドラマをリメイクし、尊厳死を扱う新ドラマ「メリー・キルズ・ピープル」の第6話と第7話が8月22日と23日に韓国MBC新金土ドラマとして放送された。
第6話と第7話では、主人公ソジョン(イ・ボヨン)が現行犯で緊急逮捕され、取り調べを通じて彼女が10代で経験した母との別れや、安楽死を行うに至ったきっかけとなる2年前の出来事が明らかになっていった。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。
「メリー・キルズ・ピープル」は、治療不可能な患者たちの安楽死を手助けする医師と彼らを追跡する刑事との対立を描くサスペンス。原作は2017年からカナダのGlobalテレビで放送された同名ドラマ。
■キャスト
ウ・スジョン役:イ・ボヨン
チョ・ヒョヌ役:イ・ミンギ
チェ・テヒョン役:カン・ギヨン
ク・グァンチョル役:ペク・ヒョンジン
アン・テソン役:キム・テウ
キム・シヒョン役:オ・ウィシク
チェ・イェナ役:ユン・ガイ
ヤン神父役:クォン・ヘヒョ
ほか
■第6話あらすじ
母子の悲痛な願いを聞いて安楽死を施したソジョン(イ・ボヨン)がジフン(イ・ミンギ)に現行犯逮捕される。ヤン神父(クォン・ヘヒョ)は最後に患者を天国に送り出すまで待って欲しいと説得。過去の母の死について追求されたソジョンは改名の理由は疑われたからだと供述し、母に頼まれて後手を縛ったが直接的な殺害を否定した。ヤン神父も、ソジョンが母の手を縛ったのは自殺を防ぐためだったと証言。結局母は腕を縛られたまま10代のソジョンの目の前で貯水池に身を投げた。
ソジョンと神父が患者の死が持病によるものだったと主張する中、捜査が進まないことに激昂するペク部長(ユ・スンモク)と、裏に潜む組織のボスであるグァンチョル(ペク・ヒョンジン)からソジョンを釈放するよう脅されてしまうテソン(キム・テウ)。
警察は2年前に娘の自殺幇助で服役中の母親を調べ、この事件がソジョンに大きな転機をもたらしたことが明らかになっていく。テヒョン(カン・ギヨン)も取り調べが進み、麻薬によって服役した直後、ソジョンらに支えられていた2年前を思い出す。
2年前、救う手段のない末期患者の少女との出会いや、苦しみから娘を解放して欲しい母親の切実な頼みを聞き入れられず、母親を殺人犯にしてしまったジレンマがソジョンの心を大きく動かした。更に思い入れのある患者が大火傷を負って搬送されてきたことが追い打ちをかける。テヒョンもかつての恋人が余命宣告を受け、死を切望する姿を見て気持ちに変化が訪れた。
イス(ソ・ヨンヒ)は弁護士である自分を通さずに警察がテヒョンを連行したことに激怒するが、テヒョンはソジョンが逮捕されたと知り、警察の調査を受けると言い出す。
警察は捜査を進めるが、周囲の証言からはソジョンが人を救おうとしていたとしか聞き出せず、ヤン神父とテヒョンが彼女を庇って罪を被ろうとしたことで、より深みにはまっていく。一方、グァンチョルも薬を提供する代わりに見せてもらった末期患者の姿が頭から離れずにいた。
■見どころ
光復節や新大統領任命の特番編成で、先週欠番となった第6話が1週遅れで放送された。第6話では冒頭からソジョンが安楽死の現場で緊急逮捕されるというスリリングな展開から幕を開け、第5話で明かされた彼女の過去や、母の死の真相、そしてソジョンとテヒョンがそれぞれ苦しむ患者に安楽死という選択肢を選ばせるに至った2年前の出来事について明かされた。過去の回想では、末期の病や重傷から苦痛に苦しむ人々の切実な願いや、医師として治療を続けなければならないジレンマ、残された苦痛の時間を「拷問」と表現する患者の言葉が登場し、韓国での視聴率は全国1.8%と低めだが、「安楽死」の是非を考えさせられるエピソードとなった(ニールセンコリア調べ)(【8月22日視聴率TOP10】)
■第7話あらすじ

ある日、人気バンドのボーカルのゴンス(カン・ギドン)が倒れて搬送されてくる。彼はイェナ(ユン・ガイ)の双子の兄だった。彼もまた難病を患い、余命宣告を受けたことを打ち明け、安楽死を希望する。それを知ったイェナは受け入れられず猛反発。
ソジョンにこれ以上安楽死を施さないよう説得したヤン神父だが、ソジョンの母が最初に助けを求めたのに神父が相手にしなかったことを責め、聞く耳を持たなかった。
シヒョン(オ・ウィシク)が死んだと知らないジフンらのもとに、新たに麻薬取引の情報が入り込むが、テソンは取り合おうとしない。警察が押収し、紛失した麻薬をシヒョンが売りさばいていたことを含め内部での疑いが強まっていく。
患者が遺した幼い少女を引き取ろうとするソジョン。しかし世間的には殺人事件の容疑者が被害者の娘を引き取る形になるため、ジフンが彼女を説得する。一方、グァンチョルは、ソジョンの薬剤の知識を裏ビジネスに利用できると考えヘリム(クァク・ソニョン)に連絡。
父の暴力に怯え、双子ながら兄に守られてきたイェナは、兄のことを真剣に考え、彼が本当に安楽死を望んでいると知り、思い悩む。
ジフンらは麻薬取引の現場を監視し、現行犯逮捕を試みるが、罠にはまり大勢のチンピラに包囲されてしまう。どうにか難を逃れるも追跡劇も虚しく親玉を逃がしてしまう。しかし、大規模な麻薬取引を上層部が取り合わなかったことから、内通者の存在を確信する。
イェナから兄の安楽死の依頼を受け驚くソジョン。いまだに正しい決断だったのか悩むイェナに、幼い頃に経験した母との別れや、母が実は愛情を注いでくれていたことを伝え、イェナを勇気づけた。その頃、ジフンらは消えた車を追っていくうちに貯水池へたどり着き、シヒョンの遺体を乗せ沈められた車を発見した…。
■見どころ
第6話に続き、ソジョンとテヒョンが安楽死に至った2年前のエピソードが描かれ、もう一人の仲間イェナの双子の兄が次の安楽死希望者として登場するというドラマティックな展開となった。一方、グァンチョルら犯罪組織と警察の癒着も徐々に明らかになっていき、様々な思惑がより絡み合っていきそうな展開を予感させた。韓国での視聴率は全国1.6%だった。(ニールセンコリア調べ)(【8月24日視聴率TOP10】)「メリー・キルズ・ピープル」は、「カジノ」シーズン1が放送されていたMBC金土(22:00)ドラマの枠で、8月1日より放送される。韓国ではWavveとTVINGで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。
◇YouTube|메리 킬즈 피플 하이라이트(ハイライト映像)
