「僕達はまだその星の校則を知らない」磯村勇斗が父・光石研と向き合う決意をした【第8話ネタバレと第9話予告】

「僕達はまだその星の校則を知らない」(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年9月1日第8話が放送された。父親(神尾佑)との関係に悩む北原(中野有紗)を通して、自分の父(光石研)とちゃんと向き合おうとする健治(磯村勇斗)の姿が描かれた。9月8日、第9話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「僕達はまだその星の校則を知らない」とは「僕達はまだその星の校則を知らない」独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。その第8話が9月1日に放送された。
■第8話ネタバレあらすじ
は高3の元議長団・北原(中野有紗)の様子がどこかおかしいことに気づく。2学期になって学校を欠席することがあり、昼食をとらない日もあるようだ。実は、北原の両親は以前からケンカが絶えず、特に、財力があり学校にも多額の寄付をしている父親(神尾佑)が、母親を侮辱することや、尊厳を傷つけるような発言をするため、我慢の限界に達した北原が母親を説得して、妹と3人で家を出たのだという。
親の離婚に悩む北原は、どうにかならないかと山田(平岩紙)や健治(磯村勇斗)に助けを求める。健治は、本人が拒否している以上、きちんとした根拠さえあれば学校が父親に会わせないと判断することも問題ないと助言するが、学校と在学契約を結び、授業料を支払っている亘平が引き下がるはずもなく、文化祭を目前に控えたある日、弁護士を伴って学校へ乗り込んできた。
その少し前、生徒たちが文化祭の準備を楽しんでいる時、北原と母は健治の所属する久留島法律事務所に離婚の相談に来ていた。夫のモラハラが酷いと良い、自分の尊厳がないがしろにされていると母親はいう。親の問題を北原に告げないように、健治は近くのカフェに北原を連れ出した。
北原の星座から北原が最近誕生日を迎え、18歳になったことを知った健治は北原の相談にのる。成人だからかなえられることもある。
文化祭当日、北原の父や案の定「子どもに会わせろ」といってやってきた。久留島(市川実和子)たちが接見禁止の仮処分をもらっていたので、北原に会わせることは出来ないと山田達がいうと、父親は激高する。しかし、北原はやってきて、これまで育ててもらったお礼をいい、これからは自分が母親を支えたいという。そんな北原を前に父親はどうしていいか困ってしまう。それでも、北原は凜として、その場を去った。
“18歳”で成人
2022年から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、高校3年生は“大人”と“子ども”が同じ教室にいる状況になっている。誕生日がきて成人と認められた“大人”はさまざまな自己決定権が尊重されるようになったと同時に、責任を負う立場にもなる。そんな女子生徒が第8話でフォーカスされた。離婚した両親に悩みながらも、大人として考え、決断してゆく姿が描かれた。最初は憎々しく見えていた父親(神尾佑)だが、娘の決意を前に、感情が崩れてゆくところが描かれた。進みそうで進まない、健治(磯村勇斗)と
まるで中学生の恋愛のような二人の関係は文化祭で少しだけ進む。9月8日に放送される第9話で、プラネタリウムの解説をすることで少し二人の間が変化する。最終回までに二人がそれ以上になるのかが視聴者の気になるところとなる。元・議長団の北原かえでを演じる中野有紗が考える“大人”
俳優として活躍している中野は「演じる北原は第8話の中で18歳の誕生日を迎え、高校3年生で突然大人の仲間入りをします。自身や家族に対するいろいろな重圧や不安、責任が一気にのしかかってきて、すごく葛藤しているのだろうと思いながら演じました。大人になることで選択肢が増え、決断を迫られますが、選択を間違えることができないがために慎重さが求められる難しい立場だと思います。1話での学校を訴えるようなクールで強い女の子の印象は、彼女の家庭環境があっての言動でした。成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、私自身は自分で何かを決められる権利を認められることに対してのワクワク感よりも、一種の怖さ、大人の世界に足を踏み入れる不安の方が強かったです。そんな思いがあったので、北原の心の迷い、葛藤を理解できたのかなと思います。8話で北原は別居中の父親からの抑圧に対して、考え、悩み、18歳になって初めての大きな決断をします。その姿を温かく見守っていただけたら幸いです。磯村さん演じる健治さんとパンケーキを食べに行くシーンでは、初めて大人に対して自分の胸の内を打ち明けました。北原と同じように迷いを抱えながら大人になった健治さんだからこそ、話せたのだろうと想像しています。強さだけじゃない、北原のいい意味での弱さや繊細さ、人間性に注目してもらいたいです」とコメントしている。■第9話あらすじ
可乃子(木野花)と誠司(光石研)が学園祭にやって来る。誠治は健治がちゃんとやっていると半信半疑のまま足を踏み入れた学校で見たのは、生徒たちに囲まれて楽しそうに笑う健治の姿で、思いもよらなかった光景に驚き、同時に心から安堵する。ところが、天文室で誠司と対面した健治は、突然の父の来訪に言葉を失い、思わずその場から逃げ出そうとする。するとそこへ、誠司が来たことを知った尾碕(稲垣吾郎)が現れ、どうやら2人が旧知の仲だと知った健治はますます混乱し、その場に倒れ込んでしまう。
保健室で目を覚ました健治は、尾碕が誠司のかつての同僚だと教えられる。誠司は「(健治が)迷惑をかけているようで申し訳ない」と尾碕に謝罪する。その様子を見た健治の胸には、ある思いが去来する。
1日目の文化祭が終わった天文室では、翌日の文化祭に参加できない珠々(堀田真由)のために、プラネタリウムの特別上映が行われることに。すると、気をきかせた藤村(日向亘)と斎藤(南琴奈)が、解説は健治に任せようと言い出す。やがて2人きりになった健治と珠々は…。
カンテレ・フジテレビ 2025年7月14日スタート。毎週月曜日22時放送「僕達はまだその星の校則を知らない」。出演:磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎、平岩紙、市川実和子、坂井真紀、尾美としのり、木野花、光石研、日高由起刀、南琴奈、日向亘、中野有紗、月島琉衣、近藤華、越山敬達、菊地姫奈、のせりん、北里琉、栄莉弥 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@bokuhoshi_ktv_」、ハッシュタグは「#ぼくほし」。
◇カンテレ・フジテレビ「僕達はまだその星の校則を知らない」番組公式サイト
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