「暴君のシェフ」イ・ジュアン、繊細かつ力強い演技でドラマの核心に迫る—コンギル役で魅せた存在感

02時02分ドラマ
画像:이주안Instagramより

俳優イ・ジュアンがtvN土日ドラマ「暴君のシェフ」で見せた卓越した演技が、視聴者の心を深く捉えた。ドラマの最終章(11話と12話)でコンギル役を務めた彼は、繊細かつ深みのある内面表現で作品の重心を支え、没入感を大きく高めた。

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「暴君のシェフ」は、現代から過去へタイムスリップした天才シェフが、絶対的な味覚を持つ王と出会い、王宮で繰り広げられる波乱のストーリーを描いたサバイバル・ファンタジー・ラブコメディ。

暴君画像:이주안Instagramより

物語のクライマックスとなった晩餐会の場面では、コンギルが大王大妃(ソ・イスク)の誕生日祝いとして処容舞を披露。その優雅で抑制された踊りは宴席に華を添え、和やかな雰囲気を作り出した。ところが、予期せぬ登場人物によって空気が一変。ヨン・ジヨン(ユナ)が機転を利かせて危機を乗り切ったものの、計画が失敗したジェサンデグン(チェ・グィファ)はすぐに新たな戦略を練り、さらなる緊迫した局面を呼び込んだ。

その後のシーンでコンギルはヨン・ジヨンを死の危機から救い出し、極めて重要な役割を果たす。また、混乱が続く中でも冷静に状況を見据え、彼女が安全を確保できることがイホン(イ・チェミン)の願いであると説得。冷静さと温かい配慮を同時に見せ、リーダーとしての器の大きさを感じさせた。

さらに、コンギルは道化師や王宮の人々を結束させ、王イ・ホン(イ・チェミン)を支援しチェサン大君(チェ・グィファ)との激しい対決に挑む。最終的には宿願であった王の側室カン・モクジュ(カン・ハンナ)の排除に成功し、大切な妹の復讐を果たしてドラマの幕を力強く閉じた。

全体を通じて「暴君のシェフ」は、多彩な料理シーンと斬新な演出が毎話視聴者の目を引き、最後まで安定した高視聴率を記録。イ・ジュアンは初登場から最終回まで一貫して演技の質を保ち、役への深い理解と表現力で強い印象を残した。

■イ・ジュアン(이주안)
1996年1月24日生まれ。「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」でデビュー。「女神降臨」「五月の青春」「王の愛 ウォル~幻想恋歌~」など様々なジャンルで個性豊かな役柄を演じてきたイ・ジュアンは、その幅広い演技力で着実にキャリアを築き上げている。今回のコンギル役も、彼の俳優としての存在感と多才さを改めて示すものとなった。

tvN「폭군의 셰프」HP

kandoratop【作品詳細】【「暴君のシェフ」を2倍楽しむ】