「緊急取調室」10.8%スタート 天海祐希、キャスター山本耕史と妻・若村麻由美を取調室で対決させる【第1話ネタバレと第2話予告】

初回視聴率は10.8%の2桁を記録し、人気の高さを伺わせた。真壁有希子(天海祐希)たちは連続殺人の犯人(角田晃広)を自白に追い込んだ。しかし、もう一つの殺人事件の犯人・利津子(若村麻由美)の“夫(山本耕史)も知っていた”という発言に驚きを隠せない。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年10月23日第2話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「緊急取調室」とは
「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第1話が10月16日に放送された。ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は10.8%、個人視聴率は6.1%と好発進となった。
懐かしいメンバーが集結した
真壁有希子演じる天海祐希を始め、キントリになくてはならないメンバーが全員集結するというファンにはうれしい幕開けだった。映画へ続いて行く道となるべく、15日に放送された第1話には劇場版で真壁有希子(天海祐希)が“最後の敵”として取り調べをする内閣総理大臣・小石川(石丸幹二)も登場した。今後、シーズン5と劇場版がどうかかわってゆくのかも楽しみとなる。主題歌は劇場版と同じく、緑黄色社会が担当
シーズン4に引き続き、シーズン5も主題歌は緑黄色社会が担当する。さらに劇場版も同様だ。シーズン5は「My Answer」、劇場版は「さもなくば誰がやる」となっている。ドラマを盛り上げる主題歌にも注目したい。第1話の事件の真相は第2話まで続く
シーズン5の第1話は総理大臣肝いりの再開発事業に絡んで発生した2つの殺人事件からスタートした。その事件を番組で追っていたキャスターの倉持(山本耕史)の父も殺されるが、第1、第2の事件とは犯人は別だった。そして、第1話のラストで、倉持の妻・利津子(若村麻由美)が殺人を認めるが、“夫も知っていた”という衝撃の告白もする。22日に放送される第2話で、利津子は本当に真犯人なのか、どうやって義父を倉持の部屋で殺すことが出来たのか、二人が気にする“鏡”は?など、多くの謎が取調室で解明されることになる。第1話放送を前にした囲み会見
キントリメンバーを演じる主演の天海祐希、田中哲司、塚地武雅、でんでん、小日向文世、そして初回ゲストの山本耕史、若村麻由美が出席して囲み会見が行われた。天海は「『本当に待っていてくださって、ありがとう。そして、この12年ありがとうございます』という、みんなの感謝の気持ちがこもっています」と話し始め、感謝を込めながらがんばりたいと誓った。田中哲司、塚地武雅、でんでんたちもチームワークの良さを話し、小日向は「まだ続きそう」と本音も話した。第1話ゲストの山本耕史、若村麻由美が演じるのはともに“容疑者”だ。二人とも“取調室”に入るのを楽しみにして演技したという。会見全模様は番組公式サイトに掲載されている。
■第1話ネタバレあらすじ
都心の地下に大規模蓄電施設を作る“政府肝いりの再開発計画”をめぐって、世間からは反対の声が多くあがった。そんな中、工事の中心を担う関係者2名が、ペンチで撲殺される事件が連続発生した。現在は警視庁・特殊犯捜査係に所属する真壁有希子(天海祐希)と捜査一課の管理官・梶山勝利(田中哲司)も、工事を請け負う企業の広報担当社員・辻本裕太(角田晃広)から話を聞くが、犯人の特定には至らなかった。
“日本初の車いすキャスター”として人気を博す倉持真人(山本耕史)は炎上キャスターから一転、悲劇のキャスターとして世間の同情を集めることになる。倉持と同居していた実父・磯貝信吾が自宅で殺害されたばかりか、第一発見者の倉持自身も襲撃される事件が発生したのだ。凶器は第1、第2の事件と同じくペンチだった。磯貝信吾は倉持真人の部屋で寝ていたから襲われたのではと倉持本人が言い出した。
先の事件と同一犯の可能性も浮上する中、警視庁は取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の臨時運用を正式決定した。有希子、梶山、玉垣松夫(塚地武雅)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)――新天地に赴いていたキントリメンバーは再結集し、捜査に乗り出す。捜査一課の渡辺鉄次(速水もこみち)、監物大二郎(鈴木浩介)も加わった。
渡辺と監物の捜査で、倉持家の家政婦・時田史恵(峯村リエ)がその日、倉持から休むように言われていたことがわかった。“被害者”である倉持に対しても疑惑の目を向け始める。やがて、有希子は倉持と別居中の妻・利津子(若村麻由美)のもとへ向かった。利津子は磯貝がどうして倉持の部屋で寝ていたのかなど知らないといい、磯貝とは“よくある舅と嫁”だという。
倉持は史恵はいろいろ勝手に詮索するので辞めたもらおうと思っていたのだという。さらに史恵を調べたところ、以前、芸能人の家に家政婦として上がり込んで得た情報を勝手に流していて逮捕された過去があることもわかった。史恵を取り調べると、自分よりも利津子のほうが怪しいという。磯貝は倉持を支えずに家をでていった利津子のことを口汚く罵っていたという。
倉持の撮影終りに利津子が尋ねてきた。「あの鏡は?」と尋ねると、倉持はひびが入ったことを告げる。前日に磯貝が利津子が働いている店に来たことを告げてもさして驚きもせず、磯貝は最近は炎上ではなく同情されて番組の評価があがっていると話して去って行った。
真壁は、第1、第2の殺人に使われた凶器と第3の殺人に使われた凶器の形状が違うと指摘する小石川の話を聞きながら、最初に辻本から話を聞いた時のことを思い出した。何本もの形状の違うペンチがありながらも、辻本は確実に凶器と同じ形状のペンチを指さしていた。動画にも残っている。“犯人しか知り得ない秘密”だ。真壁達は辻本を呼び出した。
凄まじい取調べの末、ついに辻本から自白を引き出すことに成功した。ところが同時に、捜査は新たな局面を迎えることになる。なんと、辻本は磯貝の殺害についてはキッパリと否認した。辻本は倉持を襲おうとしたけれど、家の前に女性がいたという。その顔は、倉持と別居中の妻・利津子の顔だった。
真壁たちに利津子は「倉持の父親を殺したのは私です。夫もそれを知っています」と言い放った。
■第2話あらすじ
人気キャスター・倉持真人(山本耕史)と別居中の妻・利津子(若村麻由美)の証言が真実ならば、なぜ倉持は妻をかばい、何も知らないふりをしているのか? “特別な理由”があると考えたキントリの面々は一刻も早く、かつ確実に真相をあぶり出すため、“倉持夫婦の同時聴取”に乗り出す。キントリの揺さぶりも巧妙にかわし続ける倉持だが、利津子が犯行を認めたと聞いた途端、本当に何も知らなかったように驚き、戸惑いの表情を浮かべたのだ。一方、利津子は自らの犯行を裏付ける新証拠を提示する。そして、動機についても、思い詰めた様子で語り始めた。
どこまでも二人の証言は食い違う。はたして、嘘をついているのはどちらなのか。出口の見えない取調べが続く中、有希子は目の前の被疑者に“ある提案”を持ちかけることにした。同時聴取は“想像を絶する死闘”へと発展してゆく。
テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。
◇テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト
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