NHK大河「べらぼう」古川雄大が美声を披露、視聴者が歌声に酔いしれる 第40話ネタバレ第41話予告

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)10月19(日)放送の第40話「尽きぬは欲の泉」山東京伝ファンミーティング開催で、京伝役古川雄大が美声を披露。10月26日(日)放送の第41話「歌麿筆美人大首絵」では歌麿の代表作が誕生する。予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。
大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の人生を描く。
10月19日放送の第40話では、津田健次郎演じる後の滝沢馬琴こと滝沢瑣吉や、野生爆弾のくっきー!が演じる後の葛飾北斎・勝川春朗らが登場し、蔦重の元を離れた歌麿(染谷将太)が新たに美人画の大首絵に挑む姿が描かれた。
また、物語後半では「真人間になる」と宣言する演政に対し、彼の新作が欲しい蔦重と鶴屋(風間俊介)がご贔屓たちを集め書画会を開催。政演が襖を開けると「京伝先生~!」とファンからのモテのスコールに、政演がカムバックを決意する姿が話題を呼んだ。
そして10月26日放送の第41話では、蔦重たちを苦しめた定信(井上結貴)が、将軍補佐と奥務め、勝手掛の辞職を願い出る。そして、喜多川歌麿の代表作『婦人総学十躰・婦女人相十品』が誕生する。
■“政演”古川雄大の美声に視聴者感激
第40話で描かれた政演を囲む書画会で、政演が自作の「すがほ」を披露し、そこに集まったファンのみならず、視聴者からも称賛の声が集まっている。政演を演じる古川雄大は『モーツァルト!』をはじめミュージカル界でも人気の俳優。撮影時は、古川のミュージカル慣らしの美声に、エキストラや共演者もほれぼれして聞いていたというほど、圧巻の歌声を披露した。
また、隣で三味線を弾く妻・菊役の望海風斗は、元宝塚歌劇団、雪組のトップスターで、古川と『エリザーべート』で共演した経歴を持つ。さらに望海は三味線に触れた経験があり、稽古から見事な腕前だったという。望海の三味線で古川が歌う『すがほ』に酔いしれた視聴者からSNSでは「エリザベートコンビが見られるなんて!」「なんて贅沢!」「2人のスペックがなせる技よね~」と感激する声が多く寄せられた。
■第40話ネタバレ
身上半減の処罰を受けた蔦屋の物珍しさからくる一時のブームが去り、蔦重は商売のために再印本という古い版木を使った復刻版を企画する。そんな中、山東京伝(政演)を訪ね新刊を依頼するも、「真人間になるから」という理由で断られるが、政演の妻・菊から滝沢瑣吉(津田健次郎)を手代として預かって欲しいと頼まれる。瑣吉は横柄で変わり者だが、蔦重は彼の才能に賭け、耕書堂に迎い入れた。
そして、勝川春章が連れて来た春朗(後の葛飾北斎)と瑣吉を組ませようとする蔦重だが、2人は馬が合わず衝突することもしばしば。しかし蔦重は「仲が悪けりゃ競い合う」と言って、2人に期待を寄せた。
厳しい出版統制のもと、世の中には相撲絵や教本などが出版される中、蔦重は歌麿が描いた「きよ」の絵に心を奪われる。女性の顔を大胆に大きく描き、「美人大首絵」を出したら売れるのではないか。これを機会に歌麿は当代一の絵師になると確信した蔦重は、歌麿を訪ねることにする。
その頃、栃木に身を寄せる歌麿は依頼されていた肉筆画を完成させていた。つよ(高岡早紀)と穏やかな生活を送っていると、突然蔦重が訪ねて来る。蔦重は、きよを亡くし落ち込む歌麿に「鬼の子」と言ったことを詫び、次なる出版の構想を話し始めた。蔦重の熱意に乗ってみることにした歌麿は、その後江戸に戻り、蔦重と共に美人絵図を書きまくる日々を送る。
こうして蔦重のダメ出しに向き合う歌麿は、背景を削ぎ落し、視線や口元の表情で心情を表現する「美人画」を完成させた。かたや、歌麿の新たな挑戦を耳にした政演の心は揺れていた。そこへ、煙草入れの店を開きたいという政演のために、蔦重と鶴屋は資金集めのため「書画会」を開くことに。「一度だけ」という約束で会場に現れた政演だったが、彼を迎えたのは山東京伝ファンたちの黄色い声援だった。
元来モテたい性格の政演は気分よく席に着くと、隣に控えていた菊が、政演自作の唄「すがほ」を三味線で奏で始めた。その音色と観客からの期待の眼差しにすっかり乗せられた政演は皆がほれぼれする歌声で「すがほ」を披露。こうして、煙草屋と作家、二足の草鞋を履くことを決意するのだった。
■第41話あらすじ
蔦重と歌麿は『婦人総学十躰』の売り出し方を思案する一方で、江戸の政局にも大きな変化が生じる。将軍の嫡男・竹千代が誕生し、祝宴が開かれる最中、老中・松平定信が突然、将軍補佐や憶勤め、勝手掛の辞職を願い出る・・・。
NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、古川雄大、井上祐貴、又吉直樹、生田斗真、高岡早紀、風間俊介、里見浩太朗ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第41話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
◇大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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