「新東京水上警察」佐藤隆太、水恐怖症の理由が明らかに―38年前の飛行機事故(第3話ネタバレ)

10月21日(火)に放送された、佐藤隆太主演「新東京水上警察」(フジテレビ/毎週火曜21時)の第3話では、碇(佐藤隆太)の水恐怖症の理由が明かされた。第3話あらすじ、見どころを紹介しよう。第4話予告動画は番組公式サイトで公開中だ。(ネタバレあり)
ドラマ「新東京水上警察」の原作は、人気ミステリー作家・吉川英梨の同名シリーズ。日本連ドラ史上初の「水上警察」をテーマに、東京の海や川を駆け巡りあらゆるジャンルの事件に挑んでいく。今までになかった、船×海×刑事という新ジャンルで描かれ、大迫力のマリン×クライムエンタテーメントが誕生した。
■第3話あらすじ:田淵を追う碇と日下部、有馬を無事救出
警備艇「あかつき」を奪った田淵(山崎裕太)を追い、碇(佐藤隆太)と日下部(加藤シゲアキ〈NEWS〉)は別艇で出動。「田淵!東京水上警察だ!」──波間に響く声とともに、緊迫の追走劇が始まる。碇は危険を顧みず「あかつき」に飛び移り、有馬(山下美月)を救出。観閲式の会場が騒然とする中、黒木(柿澤勇人)は「特等席で楽しませてもらいますよ」と不敵に笑う。
碇は田淵と激しく争い、有馬(山下美月)を救う。操船に入った有馬は停止が間に合わず、急旋回する。そして海へ落下した碇を助け「大丈夫!何度落水しても、私が必ず引き上げます!」と言う。有馬の力強い言葉に、碇は「頼もしいな」と返す。
藤沢(中尾明慶)が観閲式の参加者名簿を調べたところ、黒木は、上条という名前になっていた。湾岸海洋ヒューマンキャリアの代表であり、田淵の登録していた人材派遣会社だった。碇は「裏では湾岸ウォリアーズを続けてるってわけか」と言い、藤沢は「おそらく」と答える。
田淵は薬物と同時に毒物も売り捌いていた。そして毒物の取引相手として「エンジェルとよす保育園」の園長・高崎の名前を見つける。高崎は6年前に高齢者が運転する事故で恋人を失っていた。ようやく立ち直ってやり直そうとしているときに、今度は「キズナオーシャン豊洲」の入居者からのクレームによる園庭トラブル。高齢者への憎しみを膨らませてもおかしくはなかった。
高崎は入居者・宇部を殺そうとする。「人の笑顔を奪ってまで、子供の笑顔を奪ってまで、老害は減らさないと」と主張する高崎。碇は「自分の主張ばかりじゃなく、相手の言葉も聞いたらどうだ?」と告げる。宇部は涙を流し「ごめんね…生きててごめんね…」と高崎を見つめる。高崎は泣き出し、突きつけていた注射器を落とす。日下部は彼女に手錠をかけた。
湾岸署に拘束されていた三上(松本怜生)は水上署で預かることになった。日下部は「三上、話してくれて助かった。行くぞ」と声をかける。三上は嬉しそうに「はい」と頷く。
碇と日下部は署内で黒木とすれ違う。署長・玉虫(椎名桔平)にお詫びに向かうところだと話す黒木。碇は「東京の海はもう無法地帯じゃない。好き勝手やれると思うな」と警告する。「碇さん、機会があればまたどこかで」と笑みを浮かべる黒木に、碇は「近いうち必ずな」と返す。
日下部は、碇に飲み会の席で忘れていったスマホを届ける。「出世したいわけでもないのに、何やってんすか?あっ、向こう見ずな自分に酔っているとか?」と碇に絡む日下部。「そんなに体張りたきゃ1人で張れよ!こんな署じゃいつか溺れ死ぬのがオチだけどな!」と言ったところに有馬が現れる。
有馬は「俊!よくないよ、何も知らずにそういうこと」と日下部に言う。そして「38年前、羽田沖の事故…碇さんはあの飛行機に乗っていたんですよね」と碇に話す。「何も知らずにひどいことを…ごめんなさい」と謝る。
「俺は…飛び移れなかった…礼子が危なかったのに…足がすくんで動けなかった」と話す日下部。「まるでヒーローだ。だけど、みんながみんな、あんたみたいに勇敢なわけじゃないんだよ」と悔しそうに言う。
碇は「違う!」と否定する。そして「俺は…あの飛行機には乗っていなかったんだ」と話し始める。飛行機に乗る直前に両親が喧嘩を始め、自分と母親は搭乗をキャンセル。父親だけが乗った飛行機が墜落したのだ。空港で父親を見送る際に、自分の代わりに乗ることになった少年と母親がいたと話す碇。その少年は碇の父親とフライト中に仲良くなったそうだが、飛行機事故で亡くなり、碇の父親は泣いていた。
「あの子は俺の代わりに死んだ」と碇は話す。そして「誰かの代わりに死ぬことを恐れる資格がないだけだ。命を惜しむ資格がないだけだ」と言う。有馬が「死んでもいいってことですか」と聞くと、「水上署への内示を受けた時に順番がきたと思った。覚悟はできてる」と告げ、碇は部屋を出て行く―。
■第3話の見どころ:碇の水恐怖症のトラウマの理由が明かされる
第3話では、田淵を捕まえ有馬を無事救出。海へ落下してしまった碇を引き上げた時の有馬の頼もしいセリフが光る。38年前の飛行機事故が、碇の水恐怖症のトラウマのきっかけとなったことが明かされ、「あの子を犠牲にして生き残ってよかったのか」と葛藤し続けている碇の心情が描かれていた。
次回は藤沢にピンチが訪れる。第4話は、10月28日(火)21:00より放送予定。お見逃しなく。
■第4話予告
碇の水恐怖症は38年前の飛行機事故が原因だった。有馬は、事故の時に救助活動にあたった海技職員OB・大沢(小林隆)に話を聞こうとする。碇のためにできることがあるのではと考える有馬だが、日下部からそこまでする必要はないと言われ…。
家族に職場見学をさせていた藤沢は、警備艇「あかつき」に乗ろうとする。だが、上原(小須田康人)が現れ、藤沢は脇腹をナイフで刺されてしまい…。
■放送情報
『新東京水上警察』
フジテレビ系
2025年10月7日(火)スタート
毎週火曜 21:00〜21:54(初回15分拡大)
■キャスト
佐藤隆太、加藤シゲアキ(NEWS)、山下美月、中尾明慶、齋藤璃佑、松本怜生、山口紗弥加、柿澤勇人、長谷川純、谷田歩、小林隆、皆川猿時、椎名桔平 ほか
■スタッフ
原作:吉川英梨
『新東京水上警察』シリーズ(講談社文庫)
脚本:我人祥太
音楽:得田真裕
プロデュース:大野公紀、山崎淳子
演出:西岡和宏、柳沢凌介、土方政人、朝比奈陽子
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