「ばけばけ」教師ではなかったヘブンの気持ちを髙石あかりはしっかり理解していた…第5週ネタバレと第6話予告

09時49分ドラマ
©NHK

トキ(髙石あかり)や錦織(吉沢亮)の説得で、やっと日本語教師として働き始めるヘブン(トミー・バストウ)だが、今度は花田旅館の平太(生瀬勝久)と衝突してしまう。NHK朝ドラ「ばけばけ」の第6週「ドコ、モ、ジゴク。」(11月3日~11月7日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「ばけばけ」とは
「ばけばけ」松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。その第5週が10月27日から放送された。

借金返済のために働きづめのトキ(髙石あかり)

以前は実の父・傳(堤真一)の紡績工場で働いていたが、工場がつぶれ、銀二郎(寛一郎)も出ていった。しかし、借金を返さなくてはいけない事に変わりはない。トキは休むことなくシジミを売り歩き、夜や休みの日にも内職を続ける生活を続けている。ただ、遊郭に売られることがなかったことは視聴者も“ほっと”できたことだ。トキの服が何年たってもずっと同じ服というのが、せつない。朝ドラヒロインの中でも“大人になっても”ほぼ1ヶ月服が替わらないというのは珍しい。

ヘブン(トミー・バストウ)登場

トキの運命をかえるヘブンがついに日本にやってくる。ドラマがスタートして第4週で、幼少期、最初の結婚と離婚までを描き、第5週からは運命の人との出会いがスタートして、テンポの速い展開となっている。二人はヘブンが松江にやってきて、大勢の人に囲まれ、群衆に押される形でヘブンの前にやってきたトキが握手をしてもらうところから始まる。握手でトキは何を感じたのか?そして、なぜだか錦織(吉沢亮)から逃げ回るヘブンなのだが…。

初対面の時の違和感は……

なぜか錦織から逃げ回り、学校の教師としての仕事に行こうとしないヘブン。トキは初対面のトキにヘブンから感じた違和感の正体がわかる。それはヘブンが抱いていた“恐怖”だ。実は教師の資格がないヘブンは教師として呼ばれていて、期待されていることが怖かったのだ。トキはヘブンの気持ちに気がついて、錦織に伝えることが出来た。

落ちぶれてしまった雨清水家

11月3日から始まる第6週では、名家だった雨清水家の様子が久しぶりに登場する。格の高い武士で、明治になってもしばらくは安泰だった雨清水家だが、不況で機織り工場が倒産して、松江を去っていた。第6週で登場するが、それはかなり厳しい状態だ。なんとお嬢様として女中に全て行ってもらっていたタエ(北川景子)は物乞いとなっているのだ。“実の母”の窮状をみたトキはどうするのか?

【第5週(2025/10/27-10/31)ネタバレあらすじ】

銀二郎(寛一郎)との別れから4年。トキ(髙石あかり)はいまだ貧乏借金暮らしから抜け出せずにいた。シジミ売りで生計をたてるトキは、お得意様である花田旅館の花田平太(生瀬勝久)、ツル(池谷のぶえ)夫妻から松江に外国人英語教師がやってくることを知らされる。

遊女のなみ(さとうほなみ)は日本にやってくる外国人が日本人を妾にして多額の金を与えているという情報を得て、サワ(円井わん)に英語を教えてくれるように頼んでいた。なみから外国人をみてくるように言われたトキも船着き場に行っていた。そこで通訳をしている錦織(吉沢亮)と再会する。話をしようとしても、錦織は江藤知事(佐野史郎)に連れられていってしまう。残念に思っていると、そこに舟が現れたという声がした。

知事らに連れられて移動するヘブン(トミー・バストウ)だったが、初めて訪れた日本に興味津々で、錦織の話も聞かず、勝手に興味がある方へと歩き出してしまうのだった。ヘブンは憧れの“神々の国の首都”・松江で迎える幻想的な朝景色にヘブンは感動を覚える。

一方、帰宅中のトキとサワはひょんなことからヘブンと話すことになった。ヘブンが三味線の音に惹かれ、遊郭をのぞき込んでしまう。潔癖な錦織は遊郭の一角に入ることが出来ず、トキにヘブンを連れ戻すようにいう。しかし、ヘブンは自由に歩き回り、トキの祖父・勘右衛門(小日向文世)をみて武士だと感激する。ヘブンは日本の一般的な旅館である花田旅館での逗留を決めた。

トキは遊女のなみから、ヘブンへのお使いを頼まれ、宿泊する花田旅館に向かっていた。そこでトキは、ヘブンの生活の様子を垣間見る。その頃、錦織は江藤知事からヘブンの世話をしっかりするよう重圧をかけられていた。江藤も錦織も気ままなヘブンに手を焼いていたのだ。

しじみ売りに花田旅館を訪れたトキは、主人の平太やツル、女中のウメ(野内まる)と共に、滞在するヘブンと徐々に交流を深めていた。しかし、ウメの目の腫れがきっかけでヘブンの態度が一変する。実はヘブンは幼い頃にいじめられて怪我をしたのがきっかけで片目を失明していた。そのことを思うと、女中の怪我を軽く見る平太に怒りをぶつけてしまう。

一方、世話役である錦織はなぜかヘブンに避けられ、中学校での授業内容を話せずにいた。錦織が尋ねて行くと、裏口から逃げてしまう。ある日、困っている錦織を見かけたトキは、ヘブン探しを協力することになる。

ヘブンの初登校前日。いまだヘブンとコミュニケーションがとれず焦る錦織は、知事からヘブンのとある秘密を知らされる。

迎えた登校日。花田旅館にしじみを売りに来たトキは、平太らとヘブンの登校を応援しようとするが、そのヘブンが部屋から出てこない。錦織が迎えに駆けつける中、トキはヘブンとの出会った時の違和感を思い出す。ヘブンは震えていたのだ。錦織が知事から教えられた秘密は、ヘブンが教師ではなく、新聞社の記者であるということだ。実はヘブンは部屋にこもって日本語の勉強を続けていたのだ。教師ではない自分が生徒の前に立つことに恐怖を感じていた。そんなヘブンに錦織はトキの助言もあり“人間対人間”として会話する。

そして、ようやくヘブンは学校に向かうために立ち上がった。

【第5週(2025/10/27-10/31)あらすじ】


■第26話(月)

トキ(髙石あかり)や花田旅館の人々に見送られ、ヘブン(トミー・バストウ)は錦織(吉沢亮)と松江中学校へ初登校する。果たしてヘブンの授業は生徒たちに受け入れられるのか。一方、トキは小学校で授業を教えることになったサワ(円井わん)を祝う準備中。そこへ、借金取り・森山の息子、森山銭太郎(前原瑞樹)が松野家に乗り込む。さらに、家の外には松野家をのぞき見る怪しい影も。

■第27話(火)

トキ(髙石あかり)はフミ(池脇千鶴)と花田旅館にしじみを売りに来たところ、ヘブン(トミー・バストウ)と平太(生瀬勝久)がケンカ中だと知る。登校したヘブンから旅館を出ていきたいと家探しを依頼された錦織(吉沢亮)は、さらに知事(佐野史郎)からヘブンの世話をする女中も見つけるよう難題を突き付けられる。ヘブンの女中を探しているとうわさを聞きつけ、なみ(さとうほなみ)が候補として名乗り出る。

■第28話(水)

平太(生瀬勝久)とのケンカから、旅館を出て家を借りて暮らしたいヘブン(トミー・バストウ)。その世話をする女中探しを任された錦織(吉沢亮)は、武家の娘を女中にしたいというヘブンの注文に一致するトキ(髙石あかり)に仕事を依頼する。高額報酬の女中、つまり洋妾(ラシャメン)になるのではと疑ったトキは、その誘いを断るのだった。その数日後、トキは街中で思いもがけない人物の姿を目にする。

■第29話(木)

物乞いとなったタエ(北川景子)を見かけてしまったトキ(髙石あかり)だったが、声をかけることができず逃げ帰る。その夜、ヘブン(トミー・バストウ)の女中が決まらず焦る錦織(吉沢亮)が、再びトキを訪ねるのだった。そんなある日、司之介(岡部たかし)が働く牛乳屋に、三之丞(板垣李光人)が仕事を求めて訪ねてくる。その様子を司之介から聞いて、タエと三之丞を心配する松野家だが、トキはタエのことを告げずにいた。

■第30話(金)

ヘブン(トミー・バストウ)は錦織(吉沢亮)と一緒に借家へ引っ越しをしていた。新居に満足気なヘブンだったが、いまだ女中が決まらないことに、いらだちをおぼえる。一方、三之丞(板垣李光人)と再会したトキ(髙石あかり)は、松江を離れたはずのタエ(北川景子)と三之丞が再び戻ってきた経緯を聞くことになる。トキはその帰り道に再び、物乞いをするタエの姿を目にするのだった。

■スタッフ他


作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌: ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
出演:髙石あかり,トミー・バストウ,吉沢亮,小日向文世,岡部たかし,池脇千鶴,生瀬勝久,佐野史郎,池脇千鶴,池谷のぶえ,板垣李光人,円井わん,岩崎う大,前原瑞樹,野内まる,渡辺江里子,木村美穂,シャーロット・ケイト・フォックス,杉田雷麟,日高由起刀,下川恭平,他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式サイト
NHK朝ドラ「ばけばけ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk

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