「優しい女 プ・セミ」ジニョンの最後の告白に視聴者の心を掴む―出演者のご褒美も話題に【第11話・最終回ネタバレ】
U-NEXTにて配信中、韓国ではENA月火ドラマ「優しい女 プ・セミ」(착한여자 부세미!) 第11話と第12話(最終回)では、死んだはずの会長が生きていた。そして、彼の死さえも“最後の罠”だった。会長の衝撃の策略とソンヨンの破滅、ヨンランの選択が描かれ、復讐劇はついに終幕へ。連日、自己最高視聴率を更新したこの最終章のネタバレあらすじと見どころを紹介する。
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「優しい女 プ・セミ」は、人生の一発逆転を夢見て、余命わずかな財閥会長と契約結婚をしたボディカードの女性が、偽りの身分で3ヶ月を生き抜くスリル&ロマンスドラマ。➡【関連記事・全話あらすじ】
■キャスト
キム・ヨンラン/プ・セミ役:チョン·ヨビンチョン・ドンミン役:ジニョン(B1A4出身)
カ・ソンヨン役:チャン·ユンジュ
ペク・ヘジ役:チュ·ヒョンヨン
イ・ドン役:ソ·ヒョヌ
など
■第11話あらすじ
会長は財産と会長職をヨンランに譲るため、遺言状を修正する。彼はモルヒネで命をつなぎながら認知症も進行していた。ソンヨンはドンミン(ジニョン(B1A4出身)を犯人に仕立て上げるため、メディア操作を始める。イ・ドンは遺言状を公開すればドンミンを救えるとヨンランを説得する。ドンミンに会いに行くことはできないが、「迎えに行く」との手紙を託す。しかしソンヨンが先に動き、ホセ(ヤン・ギョンウォン)の遺体を隠し、ドンミンには緊急逮捕状が出る。
そして、ヨンランはカ・ソヌ(イ・チャンミン)の葬儀に真っ赤な服で登場する。悲しみに沈むべき場面での挑発的な姿に、参列者たちは驚く。ヨンランは弟の葬儀で“悲しむ姉”を演じるソンヨンに皮肉をぶつけ、遺言状が公開されて財産と会長職がヨンランのものになる。
ソンヨンは理事たちを抑え込もうとするが、ホセを無縁者として火葬しようとした計画は、ヨンランが遠縁の親戚を連れてきて失敗する。解剖も阻止され、ソンヨンは怒り狂う。
会長がヨンランを「イェリム(亡き実の娘)」と呼び、彼女を認識できない様子にヨンランは衝撃を受ける。ムチャン村の人たちはホセの顔は覚えていたが、ヨンランを殺そうとした決定的な場面を見た者はいなかった。そのとき、ヘジが目撃者として登場する。
ヨンランは証拠を集め、「実の姉が弟を殺した」とメディア操作を開始する。ソンヨンは人脈を総動員しようとするが、誰も電話に出ない。ホセ殺害の出頭要請が出されると、ソンヨンの秘書が「ホセと最後に会ったのは自分だ」と庇うように自白する。
その瞬間、正気を失った会長が秘密の部屋から出てきて、盗みに入ったチェ執事(キム・ジェファ)が彼を見て驚き、気絶する。ヨンランに金をせびろうとメッセージを送ろうとした瞬間、ソンヨンから電話がかかってくる。チェ執事はソンヨンに情報を売ろうとするが連絡が取れず、ギリギリのタイミングでソンヨンが会長の電話を受ける。チェ執事は指示通り防犯カメラを切って屋敷を出る。
一方、ヨンランは釈放されるドンミンを迎えたかったが、「ソンヨンが来た」と聞き、急いでその場を後にする。
ラストでは、認知症が進行し記憶を失った会長が、ソンヨンを「イェリム」と呼びながら「どうしてこんなに遅く来たんだ…お父さん、どれだけ待ったと思ってるんだ…」と切なく語りかける。会長が自分を勘違いしていることに気づきながらも、どこか不気味な笑みを浮かべる。
次回いよいよ最終回。ヨンランの選択と結末が、どんな形で描かれるのか。最後まで目が離せない展開となる。
■第11話見どころ
ムン・ソングン演じる会長・カ・ソンホが“死んだふり”をしていた衝撃の真相が明かされる場面だ。この“死んだふり”の真相は、物語の流れを根底から覆すと同時に、最終回へ向けての緊張感を一気に高める重要な転換点となっている。視聴率は全国平均で6.3%を記録し、「今週一番面白かった」「最終回が待ちきれない」と盛り上がりを見せている。
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■最終回 第12話あらすじ
認知症が進行した会長は、ソンヨンを亡くなった娘イェリムと勘違いしながら、「この家ではソンヨンを警戒しろ」「でもソンヨンもかわいそうな子だ」と語る。そして、ソンヨンの母親が財産目的で夫を殺したという過去を明かす。
その“同情”の言葉に激しく反応したソンヨンは、「イェリムは私が殺した!」と叫び、ついに会長をナイフで刺して殺害する。だが、血を流しながら息絶えようとする会長は、ソンヨンに向かって不気味な笑みを浮かべ、「ソンヨン、ありがとう」と言い残す。
この一言は、すべてが会長の計画だったことを示していた。彼は自らの死を“餌”にして、ソンヨンの本性を世間に暴こうとしていたのだ。ソンヨンは会長の血のついた手で偽の遺言状に印を押し、翌日堂々と株主総会に現れる。
遅れて到着したヨンランは、血まみれの会長を発見するが、彼はすでに“死亡届”が出された人物であるため、警察に通報すらできない。その間にソンヨンは新たな遺言状を持ち出し、株主総会で代表取締役の選出を強行しようとする。
しかし、会長就任直前、スクリーンに流れたのはまったく別の映像。彫像に仕込まれた防犯カメラに映っていた、ソンヨンの犯行の瞬間だった。これはヨンランが隠しカメラを発見し、警察に提出したことで実現したもの。すべての真実が明かされ、ソンヨンはその場で逮捕される。
裁判では、殺人教唆・証拠操作・弟ソヌの事件などがすべて明るみに出て、最高刑が求刑される。刑務所では、ソンヨンは偶然ヨンランの実母と再会し、かつて自分が利用し踏みにじった人々からの復讐を受け、ソンヨンは“悪役の最期”を迎える。
一方、ヨンランは屋敷を整理する中で、会長からの映像メッセージを発見する。
彼は「最初は復讐の道具として利用しようとしたが、不運な人生を耐え抜いた君に、娘イェリムの姿を見た」と語り、「これからは復讐ではなく、幸せを探して生きてほしい」と語る会長の言葉にヨンランは涙する。
ヨンランは会長職を譲り、腐敗した理事会を解体。ムチャンのイソン幼稚園の土地をカソン財団名義で寄付し、子どもたちのための空間として再生させる。彼女は“財閥の戦い”ではなく、“誰かの日常を守る道”を選んだのだった。
そして6か月後。ムチャン村では、ペク・ヘジとソ・テミンの結婚式が開かれる。
ヘジはヨンランからバレエ衣装をプレゼントされ、涙を流しながら新しい人生を迎える。その場に現れたヨンランはブーケを受け取り、ドンミンは「10年待つと言ったけど、もう待てない」と告白。二人は海辺でキスを交わし、互いの気持ちを確かめ合いながら、美しいハッピーエンドを迎える。
復讐の炎から生まれたヨンランの物語は、最後に“優しさ”と“再生”で幕を閉じる。
■第12話見どころ
会長の“最後の罠”によってソンヨンの本性が暴かれ、すべての復讐が完結する衝撃の展開を見せた。「“善良さ”とは何かを問いかける作品だった」「最終回でタイトルの意味が腑に落ちた」と、深いテーマ性に感動する声が広がった。また「#착한여자부세미」「#ソンヨンありがとう」「#ヨンラン最高」などのハッシュタグがトレンド入りし、“神回”として語り継がれる最終回となった。視聴率は全国平均で7.1%を記録し、自己最高記録を更新。
ENA月火ドラマの中では『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に次ぐ歴代2位の記録を成し遂げた。主演のチョン・ヨビンとジニョンは「7%を超えたらバリ島へご褒美旅行」と語っており、実現の可能性も報じられた。
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◇YouTube|스튜디오지니「착한여자 부세미!」EP12(第12話予告)
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