「緊急取調室」山の神・戸次重幸が名声を守るためろくでなし部下を始末してしまった【第3話ネタバレと第4話予告】

09時59分ドラマ
©テレビ朝日

山岳救助隊の隊長・布施正義(戸次重幸)の自供に対して、真壁有希子(天海祐希)と意見が分かれる梶山(田中哲司)。“神”とうい名声が布施の判断を狂わせた。「緊急取調室」(毎週木曜、21時、テレビ朝日)2025年11月13日第4話を放送する。正式に発足した取調班が活躍する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「緊急取調室」とは「緊急取調室」は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。その第3話が、日本シリーズ最終戦の放送のための休止を挟んで、11月6日に放送された。

第3話で取調を受けた山岳救助隊の隊長・布施正義役は、ゲストの戸次重幸

第3話のゲストとして出演した戸次重幸は、主演の天海祐希とは認識はあったものの共演は初めてだったという。そして天海の“圧倒的存在感”を感じたという。さらに、取調室でキントリメンバーと対峙したことは、とてつもない緊張感が続いたが、役者冥利につきる時間だったと振り返った。

山岳救助隊にも、動画配信者にも“くず”がいた

山岳救助隊が救助に向かったのは動画配信者の樋口結花(清水くるみ)だ。しかし、救助の途中で山岳救助隊員・土門翔(羽谷勝太)が命を落とした。土門は事故と思われたが、実は殺人。土門のことを他の救助隊員たちは誰もよく言わない。救助活動を通じて知り合った女性をナンパしたり、救助活動で知り得た情報を使ったりしていたのだ。さらに、結花と一緒に動画配信をしていた近藤春斗(永田崇人)はなんと結花を殺そうとしていたのだ。“山を愛する人に悪い人はいない”というが、第3話では山で“悪い人”が出没してしまった。

第4話の“死のパパ活女子”役に大原櫻子

13日に放送される第4話にはゲストで、大原櫻子、高岡早紀が登場する。大原櫻子の役は金銭トラブルから放火し、パパ活の客とその家族を殺害した罪で死刑を宣告されている佐藤礼奈役だ。“死のパパ活女子”と異名までついている。さらに、礼奈がもう一人殺人を犯していると弁護士(高岡早紀)に言い出し、白骨化した遺体が出てくるが、供述があいまいなのだ。真壁有希子(天海祐希)たちキントリチームはどうやって礼奈の供述を、確定させてゆくのか?

木村拓哉がサプライズ訪問「Believe -君にかける橋-」で天海祐希を夫婦役

真壁有希子役の天海祐希とは「Believe -君にかける橋-」で夫婦役で共演したことのある木村拓哉がキントリのセットにやってきた。木村拓哉は映画『TOKYOタクシー』の宣伝のためにテレビ朝日にやってきた木村は「緊急取調室」のセットがあることを尻、天海祐希たちを訪問したという。公式Instagramにはその時の記念撮影が載っているが、みな、打ち解けたいい笑顔で映っている。
テレビ朝日「緊急取調室」番組公式Instagram

■第3話ネタバレあらすじ

動画配信者・樋口結花(清水くるみ)が軽装で山に登った上に、同行していた恋人・近藤春斗(永田崇人)とはぐれて遭難してしまう。彼女は奇跡的に救出されるが、現場近くには捜索活動中に滑落死したと思われる山岳救助隊員・土門翔(羽谷勝太)の遺体があった。 しかも司法解剖の結果、この不幸な事故は“殺人事件”だった可能性が浮上する。死亡する前に殴打されたような跡が見付かったのだ。

重要参考人として捜査線上に浮かび上がったのは、山岳救助隊の隊長・布施正義(戸次重幸)だ。しかし、これまで数多くの人命を救ってきた布施は「山の神」の異名を取り、消防総監賞も受賞した立派な人物だ。真壁有希子(天海祐希)はすぐさま聴取に乗り出すが、布施の態度は至って誠実で供述にも疑わしい点が一つもなかった。

時を同じくして――ようやく意識を取り戻した結花が、どういうわけか震えだした。かたや、梶山(田中哲司)は有希子らに布施の取調べを託し、“事件”現場の山へ向かう。実は取調を受けている布施は梶山の大学の後輩にあたる。梶山も山岳部だったが、警察官になってからはOB会などに出席していないため、布施は知らなかった。梶山の頼みもあり、布施は翌日の聴取にも応じる。

梶山とともに現場には剣持(鈴木浩介)が向かった。そこにいたのは布施の部下たちだった。滑車を手にしていた。梶山が話しを聞き始めると、部下達はなくなった土門のことをよく言わない。救助した女性をナンパしたり、救助の過程で手に入れた連絡先を使ったりしていたという。

山岳救助で神のように言われている布施が、結花の回復のニュースに喜ばしい顔をしなかったことが気にかかる有希子達。話を聞くと『喜んだ』という。有希子は部下たちが率先して山に向かっていたのは、なくなった土門の携帯を探していたからではと疑う。携帯になにか問題なものが入っていると部下たちが考えたのだろうと。そのころ、渡辺(速水もこみち)たちの捜査で、近藤が結花を突き落としていたことがわかる。動画配信のお金の分け前をめぐってもめていたのだ。さらに近藤にはオンラインカジノでの借金もあったため、結花を突き落としたのだ。近藤は“その様子を撮っておけば、バズったか?”と不謹慎なことまで言っていた。

梶山は結花から話を聞いたと、布施に話す。布施は観念して、当日、午前にも救助要請があり、疲れ果てていて、結花の救助の途中で少しだけ眠ってしまったという。その様子を土門が携帯で撮り、揶揄ってきて、動画をアップしたら”神“ではなくなると言われたのだ…かっとなって土門を殴り、突き落とした。そして携帯も山中に投げ捨てたのだ。

実は結花は布施と土門の争いなど見ていなかった。自分が突き落とされて空を見て、飛ぶ鳥を眺めていたのだ。そのことを聞き、布施は『その鳥はトラツグミです』と言った。

■第4話あらすじ

金銭トラブルから放火し、パパ活の客とその家族を殺害した罪で収監された日本最年少の女性死刑囚・佐藤礼奈(大原櫻子)は「死のパパ活女子」と呼ばれ世間を騒がせた。礼奈は弁護士・清原美香(高岡早紀)にもう一人殺していると話した。

真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」と美香は聴取の場所を巡ってもめてしまう。

一方、礼奈への取調べも、序盤から膠着状態に陥る。礼奈は、終始のらりくらりとした態度で、供述も曖昧だ。その矢先、礼奈が突然、被害者の名前を思い出した。供述によれば、彼女は「アキヤマ」という名の歯科医をダムに突き落としたという。なぜか菱本進(でんでん)だけは肩入れするような姿勢を見せる。

そんな中、供述通りの場所から白骨遺体の一部が見つかった。しかし、2回目の取調べが始まるや、有希子は礼奈の言動に違和感を覚えることになる。真相につながる突破口を開くため、ついに清原の立会いを許可する。

テレビ朝日 2025年10月16日スタート。毎週木曜日21時放送「緊急取調室」。出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kintori_tvasahi」、ハッシュタグは「#キントリ」。

テレビ朝日「緊急取調室」番組公式サイト

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