「相棒24」寺脇康文が住んでいたサルウィンで発生したヒ素中毒を隠すために殺人が起きた【第5話ネタバレと第6話予告】

10時40分ドラマ
©テレビ朝日

右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は大学事務局長の殺人事件から、通りサルウィン共和国で起きていたヒ素中毒を発見した。前理事長の若松寛(堀内正美)が大学を守るためにした行動は結局大学を滅亡に追いやる。「相棒24」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)2025年11月19日、第6話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「相棒24」とは
「相棒24」とは、捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。すでに20年以上の間、シリーズは続き、変わらぬ人気を誇っている。24シーズン目となる「相棒24」の第5話は11月12日に放送された。

懐かしい“サルウィン共和国”も影の舞台として登場

“サルウィン共和国”は「相棒」では度々登場する“幻の国”だ。実在はしない国だが、これほどまでに登場するとまるで実際にある国のような気分になる。地下に眠る天然資源は豊富でありながらも政治の腐敗などもあり、不安定な情勢が続いている国だが、亀山薫(寺脇康文)と妻も美和子(鈴木砂羽)がしばらくNPOとして暮していた国でもある。これまでに数回登場し、今回はサルウィン共和国での資源開発により、ヒ素中毒が発生したことを大学が隠そうとしたことが発端になった殺人事件だった。

犯人役の堀内正美は10年ぶりの「相棒」出演

大学を守るためにと殺人まで犯してしまった前理事長役を演じた堀内正美は10年ぶりの「相棒」の出演を喜び、自らのSNSに「10年ぶりに「相棒」に呼ばれた。撮影現場では豊ちゃんとむかし話に華が咲いた」と掲載していた。前回は2016年11月9日に放送されたシーズン15の「ブルーピカソ」になる。さらに二人は1977年の「赤い激流」でも共演をしている。

第6話は殺人の痕跡を完全に消去する“事件師”との対決

特命係に“仕事”がやってきた。刑事部長の内村(片桐竜次)からの正式な依頼だが、膨大なSNSから事件性の有無を見つけるというものだ。たった二人でやるには多すぎる情報と思われるが、そこは特命係。きっちりと“謎多き”事件を見つけ出す。その事件には殺人の痕跡を完全に消去する“事件師”(矢島健一)が絡んでいるが、右京たちはどう戦ってゆくのか?

「相棒 season23」ノベライズ本プレゼント企画スタート

2024年度下期に放送された「相棒 season23」のノベライズ本の上中下巻を10名にプレゼントする企画が始まった。詳細については番組公式サイトに掲載されている。

■第5話ネタバレあらすじ

名門大学・榮明大学の事務局長・平久保の遺体が発見された。かたわらには『昭和百年の同志へ』と書かれた手紙が残されていた。捜査に乗り出した右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、昭和元年に起きた殺人事件について調べ始める。手紙の署名は100年前の被害者の名と一致していたのだ。昭和になって初めておきた殺人事件で未解決だった。

問題の手紙には、『私に代わり真実を告発してほしい』との旨が書かれていた。右京と薫は、榮明大学の現理事長・若松元徳(髙橋洋)から事情を聞くが、手掛かりは得られない。そこで、被害者のデスク周辺で怪しげな動きをしていた若松令華(黒崎レイナ)という学生からも話を聞く。すると、令華は「祖父なら手紙について知っているかも」と、前理事長の若松寛(堀内正美)を特命係と引き合わせる。令華は前理事長の孫、現理事長の娘だった。

薫の妻・美和子(鈴木砂羽)は平久保と知り合いだったという。実は黎明大学ではサルウィン共和国で資源開発のための調査を始めたのだ。薫と美和子はしばらくの間NPO法人の一員としてサルウィン共和国に住んでいたことがある。

殺人事件の現場近くの防犯カメラに令華が映っていたため、取調を受ける。その時、右京は令華にサルウィン共和国での開発が中止になったのは地盤が原因というのは本当かと尋ねる。そうだと答える令華に、本当はヒ素中毒がでたからではないかと薫が問いただす。薫のコネクションを使って開発していた村にヒアリングをしたのだった。昭和元年の開発の時と同じようにサルウィンで問題を起こしていたのではと問い詰める。

右京と薫が最初に大学に行ったとき、令華は平久保の机にあった井戸水を分析した資料をそっと見ていたのだった。平久保は大学がヒ素中毒を隠していることを告発しようとしていたのではと問い詰めるが、弁護士がやってきて、令華を連れて帰る。

教授は井戸水からヒ素が見付かっていることを知っていた。大学の名誉のために隠蔽を命じたのは元徳だった。令華は父親が平久保を殺したと思って、現場に落ちていた百合の花を持ち帰ったのだ。元徳は百合のアレルギーがあり、もしかしたら、アレルギーの症状がでていれば、疑われると考えたのだ。

しかし、犯人は前理事長の寛だった。現場に落ちていた校章が古いついたネクタイピンだったのだ。寛は現場で落としたことに気がついたが、同じようにおちていた平久保のほうを持ち帰ってきてしまっていた。古いものを使っていたのは寛だけだった。昭和元年の時も隠蔽し、そして、100年の間、大学を守ってきた。これまで通りにまもろうとしたのだという寛に右京は「思い上がりも甚だしい」と一喝した。

■第6話あらすじ

右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、刑事部長の内村(片桐竜次)から、SNSに関する通報について、事件性の有無から調べるよう指示を受ける。

父の死を隠し年金を受け取り続けてきた事件を発端に、右京と薫は様々な案件の調査を押し付けられる。そんな中、右京は、不自然なかたちで更新が止まり、一部ファンが騒いでいるダンス動画に注目した。動画をアップしていた男性はすでに殺害されており、秘密裏の後処理に孫崎(矢島健一)という男が乗り出していた。

孫崎は、他人のトラブルに介入し、非合法な手段もいとわず利益を得る“事件師”だ。孫崎たちが被害者の生存偽装を画策するいっぽう、右京と薫は何らかの事件が起きているとみて独自の捜査を続けていた。

テレビ朝日 2025年10月15日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒24」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒24」番組公式サイト

【2025年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】