NHK大河「べらぼう」“源内まだ生きてる?”謎追う蔦重に、あの男が接近 第44話ネタバレ第45話予告

10時14分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)11月16(日)放送の第44話「空飛ぶ源内」、敵だった定信(井上裕貴)が蔦重(横浜流星)の味方に?“宿怨を超えた同盟”という胸アツ展開にファンも歓喜。11月23日(日)放送の第45話「その名は写楽」ついにあの有名絵師が誕生する。予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の人生を描く。

11月16日放送の第44話では、平賀源内生存説が浮上し、子供を亡くし、気落ちする蔦重とてい(橋本愛)が再び動き出す姿が描かれた。新キャラ、のちの十返舎一九こと重田貞一(井上芳雄)が登場により、源内の痕跡を追うことになった蔦重。杉田玄白(山中聡)や、南畝(桐谷健太)、そして隠居したはずの喜三二(尾美としのり)ら懐かしい顔ぶれも登場し、ファンを喜ばせた。

さらに衝撃だったのは、ラストシーン。源内の謎を追う蔦重の前に現れたのは、失脚した定信(井上裕貴)をはじめ、高岳(冨永愛)、三浦(原田泰造)ら幕府の権力者たち。そうそうたる顔ぶれが集まり、蔦重に共闘を申しこんだ。彼らは一橋治済(生田斗真)への恨みを共有しており、定信の“共闘宣言”にSNSでは「敵だった定信が味方に!?」「共闘は胸アツ展開。」など盛り上がりを見せた。

そして11月23日放送の第45話では、定信からの誘いに慎重になる蔦重だが、芝居町で行われる「曽我祭」を利用し、定信に言われた通り源内生存説を広めることに。治済への復讐、そして芝居町での賑わいを背景に、あの天才絵師“写楽”が誕生する。予告では喜三二の「しゃらくさい・・・しゃらく!」と命名の瞬間が映し出され、来週への期待が高まっている。

■主演者もワクワクする“共闘”
第44話のラストでは、定信の“共闘宣言”で集まった幕内のそうそうたる顔ぶれが集まり、視聴者に衝撃を与えたが、演じる側にもこれは驚きの展開だったようだ。三浦演じる原田泰造は番組公式Xで「びっくりしたでしょ!我々もびっくりしました」と語り、高岳役の冨永愛は「まさかこういう展開になるとは」と笑顔を見せた。

さらに原田泰造が「もっとすごい展開になって・・・本当に驚くと思う」と興奮気味。確かに、今まで大奥を取り仕切り、江戸城から出なかった高岳が蔦重と同じ絵に治まっているのは、ここまでべらぼうを見て来たファンにはワクワクする展開だった。残すところあとわずかになったNHK大河「べらぼう」だが、まだ回収しきれていない因縁との決着が見られるのか、“べらぼう”な展開を期待したい。

■第44話ネタバレ
ていは子供を早産で亡くし、食事も喉を通らず衰弱していた。蔦重も斬力を失い、店内に重い空気が立ち込める。歌麿が他の本屋と手を組むことを良しとするのか、駿河屋(高橋克実)やりつ(安達祐実)、鶴屋(風間俊介)も心配するが、蔦重は何もやる気が起きなかった。歌麿(染谷将太)は吉原で豪遊し、蔦重との溝は埋まることはなかった。

そんな折、駿府出身の青年・重田貞一が「蔦屋で本を書きたい」とやって来る。原稿を見た蔦重は、「よそでも通用する」と断ったが、貞一は“源内が作った相良凧”を持ち出し、「源内は死んでおらず、相良にいる」と語るので、蔦重はその話に引き込まれていく。

真相を確かめるため、蔦重は蘭学者・杉田玄白の元を訪れる。玄白から源内の死の翌年に源内の弟子・小田野直武が不審死を遂げたと聞かされ、何者かに殺害されたと推理する。小田野が秋田出身であることから、蔦重とていは、隠居して秋田に住む喜三二に手紙を送ることに。すると、面白そうな話に飛びついた喜三二は江戸にやってきて、源内と小田野は深く関わっていたため、国元に帰され、その直後に不審死を遂げていると語った。

さらに源内の足跡を辿る蔦重は、南畝から源内の遺した絵だと「西洋婦人図」を手に入れる。これを見た蔦重は、源内は絵師となったのではないかと芝居町へ向かうのだった。手がかりは見つからなかったが、道で長谷川平蔵(中村隼人)に偶然出くわすが、平蔵は何やら隠密で何かを調査しているようだった。その後、蔦重は田沼意次の家臣だった三浦の屋敷を訪ねるが、来客があると言って追い帰されてしまう。

きっと源内は絵師になって生きている。そんな思いが蔦重とていを明るい方向へ導きだした頃、耕書堂の店先にある草稿が置かれる。内容は、かつて源内が書いた「七つ星の龍」の続編。蔦重は、「これを書けるのは源内先生しかいない」と確信し、指定された寺へ向かった。

指定場所の安徳寺では、定信、三浦、高岳、柴野栗山()、平蔵といった、そうそうたる顔ぶれが待ち構えていた。そして高岳は蔦重に、先代将軍の長男・家基が毒殺された時に身に着けていた手袋を見せ、「この事件の真犯人を追っている」と言い、定信は「我らの敵は同じだ。宿怨を超え、共に戦おう」と告げ、蔦重に協力を仰ぐのだった。

■第45話あらすじ
定信に呼び出された蔦重は、傀儡好きの大名への仇討ちの手助けをして欲しいと請われる。芝居町に出向いた蔦重は、今年は役者が通りで総祭りをする「曽我祭」をやると聞き、役者の素の顔を写した役者絵を出すことを思いつく。蔦重が、南畝や喜三二らとともに、その準備を進める一方、歌麿は自分の絵に何も言わない本屋に苛立ちを感じる始める。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、古川雄大、井上祐貴、又吉直樹、生田斗真、風間俊介、尾美としのり、高橋克実ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第45話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
【2025年秋ドラマ紹介】【関連記事・全話のあらすじ】