NHK大河「べらぼう」 治済(生田斗真)祭りに紛れた毒饅頭に背筋が凍る 第46話ネタバレ第47話予告

11時43分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)11月30(日)放送の第46話「曽我祭の変」曽我祭当日、“傀儡師”家斉(生田斗真)が仕込んだ毒饅頭に戦慄が走る。12月7日(日)放送の第47話「まんじゅうこわい」定信(井上裕貴)が仕掛けた罠の結末は?予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の人生を描く。

11月30日放送の第46話では、蔦重と歌麿(染谷将太)の和解と、“東洲斎写楽”誕生に向け、久々に絵師や戯作者の活気が戻ったのも束の間、定信が曽我祭に合わせ一橋治済への仇討ちを決行するが、ラストに衝撃のドンデン返しが待っていた。定信が待機する浄瑠璃小屋で、祭りで配られた饅頭を食べた者達が次々死亡、治済を裏切った高崎(映美くらら)も毒殺。祭りの行列には一橋家の刺客・丈右衛門(矢野聖人)の姿もあり、治済の恐るべき先回りに、戦慄が走るラストとなった。

そして12月7日放送の第47話では、定信と治済の対決が最終局面を迎える。一方、蔦重は身の危険を感じ、一時的に店を閉めるも、驚きの策を定信に進言する。ネットでは定信の策が漏れたのは“治済被害者の会”の中にスパイがいるのでは?と憶測も飛び交っているが、どんな着地を見せるか楽しみに待ちたい。

■三浦スパイ疑惑再燃
田沼家の重臣・三浦(原田泰造)に“一橋家のスパイでは?”と疑念が浮上している。過去、佐野政言(矢本悠馬)が田沼家に贈った桜の木を、田沼意次が雑に扱い、植える場所がないから寺にくれてしまったことを丈右衛門が吹き込み・・・という場面。意次、意知、三浦の3人しか知らないことを一橋側が把握していることから、三浦スパイ説が浮上。

さらに今回、治済は、定信が浄瑠璃小屋で罠を張っていることを事前に把握していたことから、視聴者からは「今さら三浦がスパイとかないよね?」「まさかまた三浦スパイ説復活?」と疑心暗鬼の声が。最終回間際で聞けかけた三浦スパイ説が、最大の黒幕説として盛り上がりを見せている。

■第46話ネタバレ
てい(橋本愛)の説得の甲斐あって、歌麿が再び蔦重と手を組むことに。役者の特徴を生かしたもの、そして西洋風であること。“この西洋画は平賀源内が描いたものだ”、“平賀源内が生きている”と噂を流すため、歌麿を筆頭に、絵師や戯作者は一致団結。蔦重が求めた感情まで伝わる“生きた人物像”が形になり始める。

しかし、役者絵を描くには、芝居小屋で稽古を観察する必要がある。歌麿が描いていると知れ渡れば、「写楽=平賀源内」という噂を広める計画が崩れてしまう。そこで、蔦重は歌麿一人ではなく、多くの絵師を連れて芝居町へくり出し、写楽の正体を隠すことを思いつく。

鶴屋(風間俊介)の協力もあり、芝居町の稽古場には政演(古川雄大)ら絵師が集まり、役者の姿を写し取る。蔦重は、春朗(くっきー!)を呼び出し、皆が描いた絵に西洋のエッセンスを加えた。それぞれの絵の特徴をパズルのように組み合わせた作品群は、やがて「東洲斎写楽」の名で世に出すこととなった。一方で、治済に利用され、今は尼寺で身を潜めていた高崎を見つけ出した定信は、身の安全を保障する代わりに、協力を仰ぐ。

そして夏の芝居興行初日。耕書堂は日本橋を抜け出し支店を構え、二十八枚の写楽絵が店先に並ぶと、人々はその独創性や迫力に驚き瞬く間に話題となる。町中では“誰が描いたか”話題になり、杉田玄白まで平賀源内作ではないかと口にしたことで、源内生存説が拡散。それは江戸城中まで噂が広がっていく。そんな中、大崎が治済の元を訪れ、定信作『一人遺傀儡石橋』を見せ、源内が生きているかもしれないから、その目で確かめて欲しいと、曽我祭に誘い出す。

曽我祭の日、定信は浄瑠璃小屋に身を潜め、一橋治済を捕らえる機会をうかがっていた。しかし、祭りで配られた饅頭を食べた周囲の者達が次々に倒れ、定信は治済が定信の罠に気づいたことを察する。さらに治済は毒饅頭で大崎を死に追いやり、定信は追いつめられる。その頃、祭りの喧騒の中、蔦重も配られた饅頭に毒が入っていると知らず食べようとしたところ、平蔵(中村隼人)に止められ命拾いする。その後、平蔵に連れてこられた浄瑠璃小屋で、定信から毒饅頭は治済からの警告だと聞かされる。

■第47話あらすじ
定信たちの仇討ち計画は、治済に気づかれてしまう。治済が配った毒饅頭に危険を感じた蔦重は、一時的に見せを閉めることに。だが、定信の元を訪ね、将軍・家斉を巻き込んだ驚きの策を提案する。仇討ち計画の再始動する中、定信は体調を崩していた、清水重好(落合モトキ)の元を訪ねる。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、古川雄大、井上祐貴、又吉直樹、生田斗真、風間俊介、尾美としのり、高橋克実ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第47話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
【2025年秋ドラマ紹介】【関連記事・全話のあらすじ】